冷静さがあれば仕返しをするということに結びつきませんし、言葉で嫌な思いをしたことを伝えるはずです。
身を持って相手に知らしめるのではないのです。
でも冷静さを失っているときは、された以上のことをしがちです。
暴言をはかれたことで苦しんでいたのに、暴言にプラスして暴力を振るってしまうなんて大問題です。
それにいじめられたからとい理由でされたこと以上のいじめをするのもダメですよね。
だって、あなたはそれをされて嫌だという気持ちを知っているのですから。
それなのにわざわざ相手にも同じ気持ちをさせるのは、あなた自身が子供だと感じませんか?もちろんそれを体験することで、自分自身があんなに悪いことをしていたのだと自覚できることもあるかもしれません。
でもそれって、あなたは相手以上にあなたのレベルを下げてしまうことに繋がるのです。
仕返しをするとき、嫌なことをされたときはやってはいいこと・ダメなことの判断がしにくくなっています。
もしも、仕返しをすると計画されているのであれば、それは人としてやっていいことなのかどうかということをもう一度よく考えましょう。
……といいましても、冷静さを失っている方はWEB検索もしないはずです。
その分、あなたにはまだ自分自身を救えるチャンスがありますよ。
メリット
仕返しをすることでメリットも発生します。
これまでにデメリットについてご紹介してきたので、既に心を入れなおして仕返しはしないと決断を下した方もいらっしゃることでしょう。
しかし、倍返しにしなかったり、執着しすぎないことを前提にすれば、もしかしたらあなたと相手にメリットをもたらすこともあるのです。
仕返しをすることに対してあまり良いイメージを持っていない方もぜひ目を通してみてください。
6.忘れられないからこそするもの
仕返しするのは、あなたの記憶から消すためでもあります。
人に嫌なことをされても、その内容によっては心に深く刻まれてしまうものもあるでしょう。
そうやって心に残ってしまいがちな方もいれば、元から物事に執着する傾向がないためにどんなに嫌なことをされてもすぐに忘れてしまう人がます。
もしも、あなたが嫌なことをされてそのことを忘れられないでいるならば、さぞお辛いことでしょう。
何をしてもそのことがトラウマになってしまったり、それまでに出来ていたことでさえ出来なくなることもあるはずです。
そのような場合は、仕返しをすることで気持ちが晴れることがあります。
あなたの心を守るためにするのですね。
自分との戦いでもある
しかし、これは自分との戦いです。
仕返しをして心をスッキりさせるか?仕返しをせずに自分自身の中にこの嫌な気持ちを溜め込んだままで生きていくのか。
どちらにせよ、自分との戦いになります。
きっとこれまで仕返しをしてこなかったのは、人に仕返しはしてはいけないという考え方やお互いにとってよくないと感じているからでしょう。
嫌なことをしてきた相手はあなたのことを忘れているかもしれません。
そんな相手に仕返しをするのは、新たな仕返しをうむこともあります。
ですから、忘れるために仕返しをするのはちょっとしたあなた自身との戦いにもなるのです。
7.自分が成長できるためにする仕返しもある
仕返しをすることであなた自身が成長できることがあります。
成長とは人と関わりあっていくなかでしていくものです。
相手に自分がされた嫌なことを伝えるにはどうしたらいいか、よく考えることでしょう。
これはあくまでも冷静さを保っている方の仕返しになりますよ。
冷静さを失っているときに行なった仕返しである場合でも、その後に自分の欠点(心の狭さ)を感じることで改善することもあります。
しかし、それは一部の人です。