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空虚さを感じる10個の瞬間(続き4)

2. 恋人と別れた瞬間

恋人というのは、他の人とは違う唯一無二の存在です。

恋人に向ける愛情は心をほっと温め、双方に良い変化を与えてくれたりもするもの。

恋をしている時は、いつも心や頭の片隅に恋人の存在があるものです。

恋人がいるという日常が当たり前のものとなり、生活の一部になります。

そして付き合いが長ければ長いほど恋人との時間や触れ合いは、あなたの一部を構成する要素となっていくのです。

しかし、その恋人と別れてしまうことになると、生活の一部となっていた恋人という要素が丸ごと失われることになります。

共に過ごす時間、会話やメールのやりとり、触れ合うぬくもり、恋人が与えてくれていた全てが一気に無くなってしまうことで、あなたの心だけでなく生活自体にも実質上大きな穴が空くことになります。

相手に対してかけていた愛情も行き場をなくし、宙をさまようことになることで、虚しい気持ちも募るでしょう。

恋人という存在が心や頭を占めていたパーセンテージが高ければ高いほど、無くした時の空虚さというのは計り知れません。

3. 試験に落ちた瞬間

これまで自分が頑張ってきたことが、すべて無駄になってしまう瞬間。

それは、とても虚しいものです。

費やした時間や労力が大きいと大きいだけ虚しさも募ります。

試験勉強など、一つの目標に向けて我武者羅に頑張ってきた人が、その目標を達成できなかったともなれば、それは目を逸らしたくなるような辛く厳しい現実です。

現実が受け止めきれずに、現実逃避に走ったり深く考えることを辞めてしまうと空虚は直ぐにその人の心につけ込んできます。

大きな失敗をした後、空虚感に取り憑かれたことでうまく立ち直れずその後の目標さえも見失ってしまうというケースも少なくありません。

4. 大切な人が亡くなった瞬間

なにか大切なものを失った時の感情を「心にぽっかり穴が空いたようだ」と言い表すことがありますね。

これは正しく空虚と呼べる状態です。

心の一部が抜け落ち大切なものを無くしてしまったかのような感覚こそが、空虚さ。

それはあなたの心の支えとなっていた人を亡くした時など、心の底から実感する感情でしょう。

言葉で言い表すことも難しいような虚しさが押し寄せ、亡くした人と過ごした日々を思い出しては胸が潰されるような苦しさを感じるはず。

人は生きていれば必ず、親や親族など親しい人との永遠の別れを経験します。

これは人が誰しも覚悟し、乗り越えなければいけない試練でもあるのです。

しかし、誰かに依存して生きていた人はその人を亡くした哀しみや喪失感から抜け出すことができず、ズブズブと大きな空虚に飲み込まれてしまうことも。

5. SNSで見知らぬ人と文字だけのやり取りをしている瞬間

最近ではネットワーク社会が広まり、人とのコミュニケーションツールとしてTwitterやInstagramなどSNSサービスが主流となっています。

このサービスは、世界中どこにいても人と繋がりを持つことができる、画期的なものです。

しかしながら、このSNSの繋がりばかりに頼って、リアルな世界での交流を軽んじるような人も増えているのも事実です。

ですがSNSは所詮、実際顔を合わせたこともない、本名も知らぬような相手との繋がりだったりします。

普段交流のある友人同士と、近況を報告しあったり、仲を深めることを主にした使い方をしている人なら良いのですがSNS上のみの交流関係というのは、時に虚しさを引き連れてきます。

リアルの繋がりが充実していなくても、SNSで自分が発言すると、誰かしらが反応を示してくれることで、満足している人も中にはいるでしょう。

しかし実際本当のピンチに陥った時やいざ困ったと言う時、その人たちは助けてはくれません。

SNS上で見えている相手の姿だって、すべてが真実とは言えません。

SNSという架空世界での言葉の繋がりだけでは、本当の意味での絆は築けません。