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心遣いが出来る人がやっている7個のこと(続き4)

そんな状況でご年配の人や妊婦さんが乗車して来たら、さくっと席を譲ってあげるのです。

心遣いが出来る人というのはいつだって、自分の世界に入り込んでしまうことはなく、常に周囲を見ているんです。

これは、自分に心の余裕を持ち合わせていなければ出来ないことなんですよね。

動線を確保してあげたり、席を譲ってあげたりする行動って、簡単なようですが出来ない人の方が圧倒的に多いと思います。

筆者は以前結婚式場で働いていて、動線確保はひとつのテーマでした。

列席者が多くて披露宴会場がギュウギュウになってしまう時は特に、新郎新婦さんが入場して、メインテーブルにたどり着くまでが大変な道のりなんです。

特に新婦さんのウェディングドレスはボリュームがあり、誰よりも道幅が必要になります。

しかも慣れないドレスを着て歩くので、普通に歩くのも一苦労なんです。

そんな新婦さんが歩く動線を確保しなければならないのも、スタッフの仕事のひとつでした。

新郎新婦さんが歩きやすいように考え、列席者の人に椅子を引いてもらうようお願いするのですが、それも新郎新婦さんの大事なお客様。

嫌な思いをさせないようにと、とても神経を使うお声掛けでした。

こんな時、列席者の人達が心遣いが出来る人だったら、椅子を引いてもらうようお願いする必要もなかったでしょうね。

でも、自ら椅子を引いてくれる人はほぼいません。

もちろん、新婦さんのドレスというのは想像以上のボリュームで、分かっていれば椅子を引く優しさを持っている人も多いと思いますが…心遣いが出来る人なら、ドレスのボリュームと通る道幅を見れば、言われる前に行動が出来るんですよね。

心遣いが出来る人というのが、いかに状況判断能力にも優れている事か…。

優しい気持ちはあっても、状況判断が出来なければ、心遣いの行動も出来ないのです。

3.声掛けをする

心遣いが出来る人がやっていることのひとつには、“声掛けをする”という行動もあります。

心遣いが出来る人が声掛けをするのは、それによって相手の気持ちや考えていることを察することが出来るからでもあるのでしょう。

声掛けというのは、人とのコミュニケーションのひとつでもありますよね。

声掛けから会話が始まり、声掛けから関係性も始まっていくものです。

言葉を交わすことなくして、人間関係というのは築けません。

そして声掛けをすることが、心遣い行動のヒントにもなるのです。

返ってくる相手の反応を見たり、声色を聞くことで、表情だけでは読み取れない深い心の奥底も感じ取ることが出来るのです。

心遣いが出来る人というのは、独りよがりな勝手な想像はしません。

相手をよく観察し、また接することで、相手の本質を見抜くのです。

だからこそ、気遣いをしているのにポイントがズレるということもなく、ピンポイントで喜ばれる心遣いが出来るんです。

基本のあいさつ

心遣いが出来る人の声掛けは、基本のあいさつを欠かさないところから始まります。

朝の「おはよう」から始まり、顔をあわせたら「おつかれさま」など何かしら声掛けをすることを忘れません。

挨拶は、それ自体が気持ちの良いものであり、心遣いが出来る人はそれも分かっているのでしょう。

元気で明るい一言で、相手をも気持ちよくしてしまうのです。

もちろん、心遣いが出来る人は状況判断が出来る…つまり空気が読める人なので、その場の空気や相手に合わせて声のトーンも変えているでしょう。

相手にとって今、どんな挨拶が心地よく感じるかを察知して、「おはよう」ひとつとっても何種類ものおはようを使い分けているはずです。

きっと本人も意識せずにやっていることだと思いますけどね。

体調が悪そうな人に

また、視野を広く持っている心遣いが出来る人は、体調が悪そうな人への声掛けも忘れません。

体調が悪い時は、それに気づいて声をかけてくれるだけでも嬉しいものだったりしますよね。

それだけで心が和らいで、ホッとしたりもするものです。

「大丈夫?ちょっと休んだら?」と、声を掛けてくれることで、休むキッカケを与えてくれるのです。