部活やサークル、会社などで時々OBや、OGといった言葉を耳にする機会があると思います。
自分がそこに所属する以前に所属していた、いわゆる先輩のような存在ですが、このOBと会って話をすることで、普段はあまり得られない所属場所の情報や、自分が知らなかったことなどを教えてもらえることがあります。
OBと会う時にはそれなりに敬意を払い、気を遣わなければなりませんが、その分自分にとってのメリットもたくさんあります。
普段は中々訪れないせっかくの機会ですから、なるべくたくさんの情報を得るためにも、OBとの上手な付き合い方を紹介します。
あなたもOB!OBの意味をおさえよう
部活やサークル、会社などの飲み会や懇親会がある時に、「今度の集まりにはOBも来るから」という状況になることはそう珍しくはないと思います。
OBが来るといった言葉は気軽に耳にすることですが、中々馴染みがない人では言われた直後に「OBってなに?」と思ってしまうでしょう。
そこで誰にも聞かずに当日を迎えてしまうと、集まりの時になって顔も知らない、会ったこともないような年上の人たちが何故か現場にいてさらに首を傾げる、なんてことになってしまいます。
何より、せっかくOBから貴重な情報を得られるかもしれないという機会を、みすみす見逃してしまうことになるのです。
興味のない人からすればOBの存在など、ただ気を遣うだけの面倒な存在に思えてしまうかもしれません。
しかしOBから自分が必要とする情報を聞き出して役に立てたいと考えている人は、この機会を決して逃しはしないでしょう。
OBを上手に自分のために活用するためにも、まずはOBの意味からしっかりとおさえておきましょう。
1. OBとは?
OBとは、現在学校や会社に所属している人から見た、卒業生や退職者のことを指します。
例えば自分が今高校生であれば、自分よりも前に同じ高校を卒業した人がOBとなります。
また、会社に勤めているのであれば、その会社を先に定年退職した人がOBです。
OBとなる相手は、学校やサークル、会社であっても大抵は「最後までそこに所属して、任期を終えた人」です。
学校を途中退学したり、会社を数年で辞めてしまったりしたような人のことは、基本的にはOBとはいいません。
OBは、あくまでもその所属場所に最後まで所属していた人に対して用いる言葉なのです。
そのためOBは正式名称を、「Old Boy」といいます。
直訳すれば「古い男の子」となりますが、自分にとっての「先輩」を意味しています。
また、OBの中には女性も含まれています。
近年では「OG(Old Girl)」という言葉もありますが、OBが男女どちらも指す言葉に対して、OGは女性の卒業生や定年退職者のみを指して用いられています。
2. 在校生から見た言い方
OBという言葉は、在校生から見た言い方です。
自分が今在校生であるのに対して、自分よりも先に同じ学校を卒業した先輩を指してOBという言葉を用います。
例えば在校生が同じ学校の卒業生と初めて会った時に、「あなたが私のOBなんですね」といったように用います。
また、OBの方から在校生に対して自己紹介をする時に、「私はきみのOBだよ」と言うこともあります。
「卒業生」という言い方を用いてももちろん問題はありませんが、「あなたのOBです」という表現方法を用いた方が、在校生も卒業生も親近感や親しみが湧きやすくなります。
OBという言葉の響きには、一瞬で相手と自分との距離を縮めて同じ仲間意識を芽生えさせる不思議な魅力があるのです。
3. 卒業生同士のつながり
OBは何も卒業生と在校生のみで関係しているわけではありません。
同じ学校を卒業した者同士であれば、OB同士ということになり自然と同窓会や学校の集まりなどで出会う機会が増えます。