私は〇回生の〇〇と申します。」と手を差し出せば、相手もすぐに笑顔で握手を返してくれる可能性が高いです。
一般的にはまったく見知らぬ者同士がいきなり挨拶を交わすのは難易度が高いですが、元々同じ学校の卒業生という名目で集まりが開かれていますので、学校に関する話題を振れば、お互いに会話のネタに困らずにすみます。
相手が自分よりも年上ならば、当時の学校の様子を聞けばいいですし、また相手が自分よりも年下であれば、最近の学校の様子を聞けば新しい情報も手に入ります。
OB会では全員が同じ学校の出身者という大きな共通点がありますので、話に困っても何かしら学校に関する話題を持ち出せば、その場の空気が気まずくなることはそうありません。
学校の話から相手の趣味や興味の話に移れば、もっと相手と親しくなることも可能です。
5. 先輩に可愛がってもらえる
OBの中でも、当然先輩後輩の関係は存在しています。
見るからに自分よりも年上だと思う相手であれば、自分よりも何年も前の卒業生ですし、まだ年若い印象のある相手であれば、つい最近学校を卒業したOBかもしれません。
そして、OB会では年若い卒業生は、ほぼ無条件に先輩OBに可愛がってもらえます。
「同じ学校の卒業生」というのは、それだけで年上にとって年下はすべて自分の後輩にあたるのと同じことなのです。
そこには学年も所属していた部活動も関係ありません。
ですがもし、同じ部活動の出身者であれば余計に先輩OBからは可愛がってもらえるでしょう。
先輩OBに気に入ってもらえれば、先にも挙げたように仕事を世話してくれるなど、自分にとってメリットになることがたくさんありますので、積極的に自分から初対面の先輩に話しかけに行きましょう。
就活生は絶対にOBにアプローチすべき
就活生はOB会など、自分の学校やサークルのOBと出会える機会があれば、そのチャンスを絶対に逃さずにOBへアプローチをしていくべきです。
自分からどんどんOBに顔を売っていくことで、自分の存在を覚えてもらえて、さらに気に入ってもらえれば自分にとって有利となる情報を与えてくれることもあります。
また、自分よりも人生経験が豊富なため、困った時には相談に乗ってもらうことも出来ますし、様々なメリットをもたらしてくれるかもしれません。
社会の中で自分が上手く立ち回っていくためには、OB同士という繋がりがあればそれをしっかりと利用することで、今よりも高い地位へと昇りつめていくことだって不可能ではありません。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、例えばたまたまあなたがとある有名企業の社長と同じ学校の出身だった場合に、その社長とはOB会で出会える機会があります。
また、例えば就職先の面接官が同じ学校の卒業生だったとしたら、それだけできっとその面接官からあなたに対する印象は悪くはならないはずです。
同じ学校やサークルの出身ということは、それだけ自分にとっては有利に働くことなのです。
ですから、特にこれから就職活動をするという立場の人ほど、OBを見つけたら積極的に自分からアプローチをしていきましょう。
1. OB達は同じ学校の後輩を非常に可愛がる
OBというのは、無条件で自分の学校の後輩を可愛がるものです。
それはOB達にとって母校の思い出が楽しいものであればあるほどに強く、同じ学校の卒業生というだけで、目に見えて上機嫌に可愛がってくれたり、贔屓してくれたりします。
もしあなたがある上司と同じ学校の出身だった場合に、上司は他の部下の中でもあなたのことは目にかけてくれる可能性が高くなります。
OB同士ということで印象にも残るため、顔や名前を憶えてくれやすく、また何かあるごとに気軽に話しかけてくれることでしょう。
もし飲みに行く機会があれば、他の部下以上にあなたに誘いをかけてくれることだってあり得ます。
他の部下からすれば贔屓だと思われるかもしれませんが、同じ学校出身者というのは、それだけ短期間で一気に親しい仲になりやすいものです。
特に気難しい上司や役職が上の上司と同じ学校出身だった場合には、それを話題にすれば上司にも話しかけやすくなります。
「同じOBだ」と言われて気分を害するような人はそうそういませんので、思い切ってこの機会に自分から話しかけてみましょう。
2. 企業には学閥が存在する
大きな企業になればなるほど、学閥というものが存在します。
学閥とは特定の学歴を構成要因とした、非公式の下位集団をいいます。
分かりやすく例えると、大手会社の中で東大出身者のグループや、京大出身者のグループに分かれているような状態を指します。
要するに、同じ学校のOB達の集まりのことです。
小さな会社の中でほんの数人のOB達が集まることを学閥とは言いませんが、大きな会社の中で数十人規模のOBの集まりが出来ると立派な学閥となります。