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OBとはどういう意味?会社やサーク...(続き5)

しかしあくまでも非公式の集まりのため、OBの学閥が出来たところでそれで何をするというわけではありません。

しかし、OB同士の仲間意識はとても強いため、いくつかの学閥が出来ている会社では、会社の内部で学閥同士が揉めたり、人間関係に影響したりすることも珍しくはありません。

例えば自分がもし東大のOBだとしたら、慶応大のOBとは親しく出来ない暗黙のルールが出来るなど、学閥には面倒な一面もあります。

とはいえ、もし自分の上司と同じOBだった場合には、思わぬ出世の足掛かりとなるチャンスも隠れていますので、学閥を利用する手段もあります。

3. 先輩風を吹かせたいOBが多い

OBの中には、先輩風を吹かせたがる人もいます。

在校生に対して、ほんの1、2年前に卒業したばかりのOBでさえ先輩風を吹かせたがる人もいますが、卒業して何十年と経つ先輩OBでは、その傾向は強いです。

特に男性OBで、同じ会社の上司などの場合には何かと母校の話を持ち出したり、自分が母校でどんな風に過ごしていたのかを話したがったりします。

会社の上司として能力がある人、またはない人に関わらず、先輩OBとはそれだけ先輩風を吹かせたくなるものなのです。

大抵は聞く側に興味がないことが多いので、あれこれと話をされることを鬱陶しく感じてしまうこともあります。

しかし、そこで大人しく話を聞き、話の合間に相手の気分を持ち上げるような相槌を打っておけば、それだけ相手は上機嫌になり、こちらに対する印象も良くなります。

ただ愛想よく話を聞き、お世辞を聞くことさえ出来れば、上司から気に入ってもらえて何かと目をかけてもらうことも出来ますので、OBの先輩風を鬱陶しく思ったとしても、その場は話を合わせておくようにしましょう。

4. 親身に相談に乗ってくれる

先輩OBに目をかけてもらえれば、もし自分に悩み事がある時などに親身になって相談に乗ってくれることもあります。

普段から後輩として可愛がっている相手から相談されるということは、それだけ自分が頼りにされているのだと思い、きっと先輩OBは少なからず嬉しく思うはずです。

おしゃべり好きで世話好きな性格の人ほど、何かと相談に乗ってくれることが多いので、何か困ったことがあった時には遠慮することなく、先輩OBに甘えてみましょう。

5. 自分の若かりし頃を重ねて見ている

先輩OBの中には、後輩に対して自分の若かりし頃を重ねて見ている人もいます。

例えば同じ学校の出身者である若手社員が、おぼつかないながらも一生懸命に仕事に取り組んでいる姿を見ると、「自分も昔はああだったなぁ」と懐かしく思いやすいです。

そして、後輩と自分の姿とを重ねる先輩OBほど、何かと後輩の世話を焼きたがるものですし、自分の昔話をよく聞かせたり、悩み事に乗ったりします。

後輩の立場の人にとっては、もしかしたら「OBというだけで、何かと先輩風を吹かせて関わってくる面倒な人」に思えるかもしれません。

しかし、もし自分が先輩OBに対して良い印象を抱けない場合には、あくまでも仕事の面で先輩を「利用させてもらおう」という気持ちで接すると良いでしょう。

自分のためだと思えば、面倒に感じるおしゃべりでも愛想良く出来るはずです。

6. 絶対に失礼な態度をとらないこと

例えどんな状況でも、OBに対しては絶対に失礼な態度は取らないように心がけましょう。

もし自分が理不尽なことを言われたり、馬鹿にされたり、責められたりすることがあっても、自分よりも先輩OBに対して嫌な態度を取ったり言い返したりすることは、自分自身を不利な立場にしてしまうだけです。

例えば会社に入社したての自分と、もう十年以上の古株社員になっているOBと揉めた場合に、会社がどちらを取るかは明白でしょう。

同じ会社内で先輩OBと揉めれば、社内での嫌がらせや人事異動などに響くことも珍しくはありません。

先輩OBには気に入ってもらえれば自分の立場は安定になりますが、反対に嫌われてしまっては自分に不利な立場になりやすくなってしまいます。

自分の身を守るためにも、どんなに嫌なOBに対しても失礼な態度は取らないように気をつけましょう。

7. 敬意を表すること

先輩OBに対して失礼な態度を取らないようにすると同時に、出来るだけ敬意を表するようにしましょう。

敬意の表し方は人それぞれですが、基本的にはOBの話を遮らずにきちんと聞く、相槌で相手を褒めたり持ち上げたりする、挨拶などの常識的な部分をしっかりと行うなどすれば、相手はこちらの敬意に気付きます。

敬意を持って接してくる相手のことを誰も不快には思いませんので、しっかりとどんなOBに対しても敬意を表するようにしましょう。

間違っても、OBによって態度を使い分けるような真似は止めましょう。