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確信犯の使い方をみんな間違っている...(続き3)

自分の信条や思想が正しいという思いからの行動であって、人に申し訳ないなどとは微塵も思いません。

こういったテロ活動を行うテロリストの犯罪が「確信犯」と表現できると思います。

お金と引き換えに何らかの犯罪をする人は、「お金はほしいけれど、そのせいで誰かを傷つけるのは、本当は嫌だ」と思いながら行動するでしょう。

これは、「確信犯」ではない。

過激な思想を掲げたテロリストが、「神は偉大なり」と叫びながら人ごみの中で自爆テロを起こす。

これは「確信犯」。

こんな感じで使います。

「テロリストの行動は確信犯だ」

つまり、筆者が使っていたような「ブリッ子ちゃんが私を陥れるために嘘をつく女」を「確信犯だ」というのは間違いで、「テロリストの行動は確信犯だ」が正しい使い方です。

悪意をもって嘘をつくなどの場合や、不本意ながら行う犯罪などには「確信犯」は使えませんので覚えておきましょう。

確信犯を犯す人の特徴

繰り返して「確信犯」の意味を書いてきました。

ここからは「自分は正しいと信じて行動(犯罪)をする」、つまり「確信犯」を犯す人にはどんな人がいるのか見ていきたいと思います。

1. 不倫・浮気体質の人

これは偏見もあるかもしれませんが(過去の痛い経験も踏まえています)

不倫や浮気をする人には罪悪感というものがありません!!

なぜなら、「奥さんや彼女は大事だけど、浮気相手のことも大事なんだもん。どちらもちゃんと好きだから、どちらにも本気だし」と開き直れるからです!!

と、ここまで言い切るのは多少大げさかもしれません。

不倫や浮気が「一度きりの過ち」ではなく、「何度も繰り返す体質の人」は間違いなく「確信犯」です。

パートナーはいるけれど、好きになってしまったんだもん。

出会う順番が違っただけだもん。

という具合に、自分は間違っていない、自分は本能のままに恋しているだけだ、正しいじゃないか、と思うからです。

自分は何も間違っていないと思いながら不倫や浮気をしているというのは、悪いと思いながらコソコソ行動している、ではないわけですよね。

そういうわけで、不倫や浮気を繰り返す体質の人に「確信犯」という言葉を使えるということになります。

2. 社会的倫理観が欠如している人

社会には、守るべき決まりや、いちいち口にはしなくても「当たり前」だと思われていることなど、いわゆる「社会的倫理」が存在します。

人の悪口は言ってはいけないし、お店のものを盗んでもいけません。

生きていく中で、こういった「常識」めいたものを覚えながら学んでいくわけです。

しかし、こういった「社会的倫理感」が欠如している人は、「確信犯」を犯しやすいと言えます。

人の悪口を言うときに、「なんで?実際アイツ最低じゃん」と思いながら言っている人は、悪口を言っている相手に「悪いなぁ」という感情は持っていません。

お店のものを盗んだ人が「おなかがすいてるけれどお金がないのだから盗りました」と悪びれていなかったら、これも「確信犯」です。

普通に考えて、それはいけないよ、それはマナー違反だよ、と思うことが、自分の中から欠如している人は、「確信犯」を犯しやすいと言えます。

3. 自分が世界の中心にいると思っている人

先ほど書いた、筆者の友人のブリッ子ちゃんは、計算づくでのブリッ子ちゃんだったので「故意犯」が当てはまるります。

しかし、本当に天然の子は「確信犯」を犯しやすいです。

自分は誰よりもかわいくて、誰からも好かれていて、何をするにも優先されるべきだ、と心から思っている人は、悪意なく悪事を働きます。

男子の前で、女友達のことを「こんな子のどこがいいの?ブサイクだし頭も悪いし」などと言って女友達を泣かせても、「え~?本当のことを言っただけなのに何で泣くわけぇ~?」となります。