これは難しいので、そのまま「このお店は自分には分不相応だ」「このお店はレベルが高くて入りづらい」のように、そのままの言葉を当てはめるのがいいようです。
変に「敷居が高い」と誤用しないためにも、思ったままの言葉で表現する方がいいでしょう。
これからは間違えて使わないようにしてくださいね。
【「敷居が高い」については、こちらの記事もチェック!】
8. 気が置けない
「気が置けない」が間違って使われることが多いと聞いて、「え?私は『気が置けない親友が一人だけいる』という使い方をするけれど、これは間違っているの?」と筆者は思いました。
意味はもちろん「気を遣わずに、楽な気持ちで接することができる」という意味で使っていたのですが、これは間違いなのでしょうか。
しかし調べてみると、「気が置けない」は「気を張らずに気楽に付き合える」とありました。
私の理解であっている様子。
はて、誤用する人は一体どういう意味で使っているのだろうか。
ということで調べました。
「気が置けない」を、「油断ができない」という意味で使う人が多いのですね。
「気が置けない」は「気を置くことができない」、つまり「油断することができない」、ということなのですね。
確かに、字の並びや意味を考えると、「気を置くことができない」、つまり「気楽にできない」「油断できない」と思ってもおかしくありませんね。
しかし最初にも書きましたが、「気が置けない」は「気を遣わずに気楽に付き合える」という意味です。
間違っていた人は正しい意味をぜひ覚えてください。
「あなたは気が置けない友人だ」は、警戒されているのではなく気を許しているので、勘違いしないでくださいね。
日本語の正しい意味をきちんと知ろう
いかがでしたでしょうか。
「確信犯」がいかに間違って使われているか、お分かりいただけたでしょうか。
「私以外の女子のことは徹底的に悪く言っちゃおう、てへ♪」のようなブリッ子ちゃんのことを「アイツ、確信犯だわ」と使ってはいけません。
テロリストのように、「自分は正しいことをしている」と信じて起こす犯罪が「確信犯」です。
いろんな例を出して正しい意味が伝わるように解説したつもりですので、ぜひ使い方を覚えてみてください。
また、「確信犯」だけでなく、間違って使われている言葉が多くあることもお分かりいただけたと思います。
「役不足」は間違って使ってしまうと険悪な関係になりかねません。
よく「アイツの考えには失笑しか出ない」と小馬鹿にしたつもりでも、本来の意味ですと「絶賛褒めちぎり!!」みたいになってしまうので注意したいものです。
日本語は難しいですが、美しいと言われる言葉です。
正しい意味を知って、正しく使いましょう。
参考になれば幸いです。