真珠はどのように作られるか
では、真珠はどのような過程で作られているのでしょうか?
私たちの勝手なイメージとしては、海女さんが海に潜って、海の底にいるようなアコヤ貝をとってきて、そこから真珠を取るようなイメージがあります。
確かに昔はこのようになされていたようですが、アコヤ貝の減少や、その海女さん自体が減ったことによって、そのような天然物を取るようなことが減ってきたようです。
そのかわりに増えてきたのが、人工的な養殖です。
人工的に真珠が取れるような状態にすると言うのです。
気になるこの製造過程ですが、まずは、母貝になるアコヤ貝を探してくることから始まります。
この母貝を選ぶ方法としても、中ができるだけきれいな貝を選ぶなどの工夫がなされています。
そしてその母貝が選ばれたら、アコヤ貝の生態をメスとオスは別ですので、メスとオスに分けます。
ですので、初めはメスとオス同体なのですが、大人の貝になるとメストオスが分かれるようです。
そして、卵子を取り出し、交配をすることで貝の子供を作り出します。
そして、孵化が始まってから大体15日から25日位で浮遊しているような状態から、定住状態に入ると言われています。
そこから、あこや貝を育てていくわけです。
育て方はかごに入れられたあこや貝を筏に吊るしてそれをつりさげるのです。
その期間は約2年間で、ただ放置をすればそれで良しというわけにはいかず、貝の清掃や海には避けられない赤潮、台風などの災害から守るのです。
そしてまた母貝になるものを探すということを繰り返します。
真珠のお手入れ方法
真珠と言うと、メジャーな宝石であるが故に、ついつい管理も適当になりがちです。
それほどに丈夫なものかと思ってしまいがちですが、意外にも真珠はデリケートです。
まず、汗や皮脂に大変弱いところがあります。
ですので、着用した後はすぐに布で拭くことが重要になります。
また、ジュースなどの液体にも弱いですので、濡れたら即拭くようにしてください。
そうでないと、変色や変形の原因になってしまっています。
また、こちらも大変意外だったのですが、アクセサリーだからと他のアクセサリーと一緒に管理しがちですが、他のものと一緒にすることによって、表面が傷つくことがあるために他の宝石等の管理は厳禁だと言われています。
真珠は落としたことによって割れるということが非常に稀なため丈夫な宝石だと勘違いしてしまいますが、意外にも表面はデリケートなのです。
ですので、管理をするときは、他のアクセサリとは別々に管理すること、そして着用したら即拭き取る、何か液体等が壊れた場合もすぐに拭くなどのお手入れが大切なんですね。
オススメの身につけ方
もちろん、冠婚葬祭にも大変役立つ真珠ですので、場所を選ばないところがあります。
ですが、最近は好みも多様化したことにより、いろいろなパールの色のおしゃれが楽しめるようなことができるようになりました。
ですので、ご自分の顔色に合うようなパールを身に付けると良いでしょう。
人には、イエローベースとか、ブルーベース等の生まれ持ったカラーがあります。
ですので、必然的に似合う色と似合わない色があるようです。
ですので、皆さんの顔色に映えるような色のパールをつけると、冠婚葬祭以外にもいろいろな魅力が発掘されることでしょう。
ムーンストーンとは
ムーンストーンは、月の光と言う意味合いもある、落ち着いた色合いの宝石です。
主に、スリランカ、インドやミャンマーなどで生産されている宝石です。
ムーンストーンは、青白い光を放った美しい宝石です。
真珠は日本でもよく作られていますが、こちらのムーンストーンはどちらかと言うと海外産が多いようですね。
ムーンストーンは青白い光を放っていて、神秘的な美しさであることから、女性性を表した宝石だと言われているので、女性のプレゼントには大変最適ですね。
確かに真珠も大変魅力的ではありますが、ムーンストーンもまた非常に魅力的なアクセサリーです。