いずれも現実に起こり得ないという保証はありません。
そういった有事になった時、果たしてきちんと社長の行動に対して毅然とした意見を言える社員がいるのかどうか、またその社長に人の意見を聞く耳があるかどうか。
なのです。
それはとても大きな間違い!
そうなのです。
やはり社長の周りがイエスマンだらけの組織というのは致命的に欠陥を抱えているのです。
物事の善悪が社長を含め、イエスマンの社員たちにも見えなくなってくるのです。
事なかれ主義の蔓延。
意思決定の出来ない管理職。
部下を動かせないマネージャー。
客観的な思考能力の衰退…。
数え上げたらきりがありません。
いずれにしてもイエスマンだらけの組織というのは土台をシロアリに悔い尽されてスカスカになった組織なのです。
そして当の本人たちはそういう事態も全く気付いていないのです。
あなたの会社も危険かも…
ここまでのお話を聞いてどう思われましたでしょうか?「うちは関係ない」と断定して言えるでしょうか?
よく組織の風通しのいい会社、という事を言ったりしませんか?
風通しのいい組織というのは上司も部下も分け隔てなく活発な意見を言い合える組織の事です。
そういった場で喧々諤々言い合うからこそ、新しい社風が育まれていくのです。
もしあなたの会社にも、意見が通らずに硬直化を思わせるような気配を感じるのであれば、十分、イエスマンだらけの会社の可能性がある、という事も考えられる訳ですね。
イエスマンのはびこる会社は危険の温床なのです。
️イエスマンばかりの会社の未来
さあそれではイエスマンばかりがはびこっている会社の未来はどうなるのでしょうか?
もうある程度の予想がつきそうですが、考えてみましょう。
会社の売り上げ・業績の悪化
イエスマンばかりがはびこっている会社の売り上げや業績は間違いなく悪化していくことでしょう。
会社の経営方針の最終権限者は勿論、社長です。
社長が右と言えば右に、左と言えば左に向かって進ませるのが社長の役割です。
この役割は社長以外の何者も出来ません。
それほど社長のこの決定は非常に重いものなのです。
決定を誤れば会社の業績は一気に下がり、社員の給料は払えなくなるどころか、社員の家族も含めて破産させてしまう事になるからです。
その社長の舵取りが狂ってしまったらどうなるでしょう。
普通ならば福社長や他の役員たちが是正したり会議で意見を出し合って最悪のパターンを回避するのが一般的でしょう。
しかし、イエスマンばかりの会社ではこれが出来ません。
イエスマンは指示をもらって仕事を行うのは得意ですが、何もないところから形あるものを作り出していく事が出来ません。
結局、行き着くところは売り上げの低下、業績悪化というパターンなのです。
最悪会社の倒産に至る
イエスマンばかりの会社の最悪の末路は「倒産」です。
何せ経営方針に対して誰も建設的な意見を差し挟めないのですから致し方ありません。