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サブカルとは何?当てはまるテーマを...(続き2)

輸入すること自体、既にアウトですからね。

社会学におけるサブカル

それではここからは、サブカルに当てはまるテーマを具体的に掘り下げていきましょう。

ッ社会学的という難しい言い方をしていますが、要はその当時、世間に流行ったものをピックアップしながら見ていきたいと思っています。

漫画

サブカルを言い表すのに最も相応しいジャンルの一つ、それが「漫画」でしょう。

サブカルという文化が定着し始めた70年代というのは今で言うところの「巨匠」と呼ばれる漫画家の先生たちが大挙して世に表れた時代です。

手塚治虫、藤子不二雄、水木しげる、横山光輝といった大御所を始め、赤塚不二夫、永井豪、黒鉄ひろし、石ノ森章太郎、宮崎駿などといったそうそうたる新進気鋭の「傑物」たちが誕生してきました。

皆、当時の漫画界に新風を吹き込み、今日まで広く多くの方たちに愛されてきた漫画家さんたちばかりです。

彼らは純文学の世界の権威や価値観に反抗するかのように斬新で活気的な子供が楽しめる新しい世界観を創造し続けました。

まさに文学の世界の裏でひっそりどころか完全に立場をひっくり返す勢いを見せつけたのです。

よって今の時代となってくると、漫画はもう立派な文化です。

世界に誇れる日本の創造性生産物です。

しかし、当時の作品群に限っては一応、サブカル的扱いで見た方がよろしいのかと思い、漫画のカテゴリーに加えさせていただきました。

アニメ

日本のサブカルを代表するテーマのもう一つじゃ「アニメ」です。

漫画とくればアニメですよね。

まさにオタの人達にとったら切っても切り離せない分野です。

今でこそアニメは娯楽の王道の位置を獲得し、「クールジャパン」というブランド的強みも掴み取り、海外攻勢手段の一環として世界に通用する素晴らしい文化となっていますね。

しかし、アニメが世に表れ始めた頃は、あくまで子供の見るものであって大人の鑑賞には絶えない作品、という枠付けでした。

しかし、映画会社の東映やタツノコプロなどの尽力によりアニメの実力はジワジワと本家の映画産業を追い越していきます。

遂には80年代になって劇場映画版がどんどん上映されるようになり、もはやアニメをサブカルと呼ぶには無理がある感じも呈してきたのです。

いずれにせよ、漫画とアニメはサブカルの2大本命です。

コアなマニアが集まって好きなシーンや声優さんをアイドル視する事によってオタク世代を満足させる構図は今後の続く事でしょう。

映画

映画の世界にもサブカルはうじゃうじゃ存在しています。

そう「B級映画」という名目で。

元々、映画という娯楽はまさしく「王道中の王道」でああったのです。

70年代までの日本においては…。

そう、映画はその主導権を「テレビ」にさらわれる結果となってしまったのです。

しかしながら、映画はテレビでは描き切れない世界観を売り物にしてしぶとく生き永らえます。

そんな事を背景にすることによって映画の世界には多くのサブカルチャーが誕生しました。

特に映画界のサブカルとしてその名を世界に轟かせたのが東宝配給の「ゴジラ」シリーズではなかったでしょうか?

いくらテレビが茶の間の主導権を握ったとはいえ「ゴジラ」はスクリーンの中でしか見る事はできませんでしたからね。

だから学校が夏休みや春休みになると東宝が企画した「チャンピオンシリーズ」が必ずといっていいほど2週間限定で封切られていました。

こうやって映画のサブカルは各社それぞれの代表作を世に送り出し時代に挑戦し続けたのです。

そうそう、日活ロマンポルノもこの時代の強力なコンテンツの一つです。

必ずや町のどこかにあった映画館で封切られていましたからね。

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