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家族の大切さを気付かせてくれた7個...(続き3)

そしてこれまで愛情を受けた分今度は自分から恩返しをしていこうと、両親のことを大切に想うようになるのではないでしょうか。

家族はかけがえのない心の支えになる

家族の大切さを知るためのキッカケとなる出来事についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

きっとまだこんな経験をしたことがないという人も多いと思いますし、世の中の人がみんなこんな出来事を経験するとは限りませんが……

それでも家族がどれだけ心の支えになるのか、どれだけかけがえのない存在になるのか、ということを多少は分かっていただけたのではないでしょうか?

ではここからはもっと深く家族について考えてもらうため、現代の家族像などについても詳しく見ていきたいと思います。

現代の家族とは一体どんな形なのか、そしてどんな問題があるのかというのを参考にしながら、自分の家族についても改めて考えてみてくださいね。

1. 家族を大切にしていますか?

冒頭でもお聞きしましたが、皆さんにとって家族とは一体どんな存在でしょう?

またきちんと家族を大切にできているでしょうか?

もちろんそれぞれ家庭によって様々な事情や状況などがありますから、いろんな考え方の人もいると思いますが……ただ現代では日本の家族像が昔に比べて大きく変化したことで、家族間の形も変化してきていて、そのせいで家族を大切に思えない人が増えてきているとも言われているんです。

現代は女性の自立や少子化・晩婚化など家庭に対して自由な考えを持つ人が増えてきて、それにより家族同士の距離感や絆も広がってしまうようになってしまったんですね。

そんな環境の中で自信を持って「家族を大切にしている」と言える人は一体どれくらいいるのでしょうか?

2. 昔の日本の家族像

ちなみに昔の日本の家族像といえば、やはり大家族みんなで一緒に暮らすというイメージが強いものだったのではないでしょうか?

分かりやすく言うと、アニメのサザエさんなどがそのイメージにピッタリ当てはまりますね。

両親(波平・フネ)、その子供達(カツオ・ワカメ)、長男又は長女夫婦(サザエ・マスオ)、そしてその子供(カツオ)と、大体3世代以上の家族が一緒に同居をして、共に生活をしていくわけです。

またサザエさんでいうと、男性陣が仕事に行き女性陣が家を守るという形や、女性が一歩引いて男性を立てる様子などもまさに昔らしいという感じ。

自由な形が増えてきた現代からしたら窮屈と思う部分もあるかもしれませんが、でもそういう家族像だったからこそ家庭の中が上手く回り、そしてお互いを想い合える温かな家族が完成されていたんですよね。

そう、昔はまさにこんなサザエさんのような昭和の良き古き家庭が当たり前の時代だったんです。

3. 現代日本の家族像

そんな昔の家族像に対して、現代は結婚・家庭共に自由な形式を持とうとする人が多くなってきました。

例えば親との別居・女性の自立・少子化・晩婚化・事実婚などがその例ですね。

昔のような決められた窮屈な家庭ではなく、男性も女性も自由な考えで生活しやすい家庭を作ろうというようになってきたわけです。

そしてそのおかげで確かに多くの人が幅広い選択をできるようになり、気楽に生活ができるようにもなりました。

しかしそんな自由な家族像は逆に、核家族・生活保護・離婚率の上昇など、現代の数々の深刻な問題を引き起こす原因ともなってしまったんです。

1. 核家族の問題

核家族とは、夫婦のみ、あるいは夫婦とその未婚の子供、という形から成り立っている家族のこと。

つまり簡単に言うと、おじいちゃんやおばあちゃんと同居していない家庭のことを指すのですが……現代の自由な家族像のせいでこの核家族が年々増加傾向にあり、日本ではずっと問題視されてきているんです。

何故なら核家族が増えるということは、昔のような温かい大家族の家庭が減ってきてしまっているということだから。

そうなると当然家族間の絆は薄れていってしまいますし、多くの子供も家庭の温かさを知らないまま育ってしまう可能性が高くなってしまうわけです。

もしかすると家族を大切に思えないという人はこういった孤独な家庭環境から影響を受けているのかもしれませんね。

2. 生活保護の急増

現代の日本ではニート・ホームレスの数がどんどん多くなってきていることで、生活保護の受給者が急増していることも問題視されています。

そしてその原因として2008年のリーマンショックを契機とした失業者の増加や、東日本大震災による多くの人の生活苦が挙げられているのですが……中には現代の自由な家庭像が原因になっていると考えている人もいたりするんです。