それがなんなのか、どこから聞こえてくるのかを確かめようとしているのです。
犬は人には聞こえない音域の音でも聞き取れるので、首の角度を変えることで詳細に聞き取り、音源やその意味を突き止めようとします。
不思議だなと思っている
いつもは聞き慣れない音が聞こえてきて、不思議だなと思って首を傾げることもあります。
野生の本能で、いつもと違う=危険かもしれないと思うので、だからこそなんの音なのか、どこから聞こえてくるのかを知ろうとするようです。
わざと首を傾げている
犬は賢い生き物で、飼い主が喜ぶ姿がとても好きです。
前に首を傾げていたときに、飼い主が「かわいい!」と喜んでいたな、という記憶があると、飼い主を喜ばせるためにわざと首を傾げてかわいい姿を見せることがあります。
わざとかわいい姿を見せるのはあざといのではなくて、飼い主さんを喜ばせるためなのです。
場合によっては病気の可能性も
首を傾げるのがあまりに頻繁だったり、傾げて耳や首などを掻こうとしたりする場合は、耳や皮膚の炎症などの病気である可能性もあります。
よく注意して見てあげてください。
2、あくびをする
犬のあくびはかわいらしいし、伸びをしながらおもいきりあくびをしているのを見るとこちらまで眠くなってきてしまいます。
では、眠たいからあくびをするのでしょうか。
昔は人間社会でも、あくびをするのは眠たいから、気持ちがたるんでいるから、という扱いをうけていました。
あくびは実際に眠い時にも出ますが、疲れたときや退屈なとき、緊張しているときや起きたばかりのときにも出ます。
酸素を取り入れて眠気や緊張状態から脱しようとしたり、脳の温度が上がりすぎたので調整したりするためのものです。
では犬の場合はというと、人間と同じです。
眠いときはもちろん、緊張している自分を落ち着かせるためのカーミングという行為にあくびが含まれています。
ストレスを感じているときもあくびをします。
あまり怒らないで!
飼い主さんが怒っているときにあくびをすると、飼い主さんとしては真面目に聞いてない!と思ってしまうかもしれません。
でもカーミングとしてのあくびで、怒られている緊張をほぐそうとしたり、自分はあなたと争う気はないので許してください、という意味だったりするので、あくびをしたからといって怒らないであげてください。
あくびがうつることも
人間同士でもあくびがうつることがありますよね。
これは無意識に相手のまねをしていたり、感情移入をしたりするからだと言われています。
これと同じことが、人と犬の間でも起こるのです。
これはわんちゃんが飼い主のことを注目しているということなので、愛されているな、と思って良いようです。
病気のサインなことも
人間の場合でも、生あくびが病気のサインであることがあります。
犬の場合も同じ。
体調不良や病気の辛さがストレスになり、それを発散しようとあくびをしているということもあり得るので、おかしいと思ったら様子に注意して、必要であればすぐ病院へ連れて行ってあげてください。
3、前足を舐める
自分の前足をぺろぺろ舐めている姿、猫が顔を洗っているみたいでかわいい、なんて思っていませんか。
確かにかわいいのですが、ストレスをためている可能性があるので要注意です。
実は自傷行為?!
自分の足を舐めることは、不安や不満を紛らわせるために行う自傷行動とも言われています。
分離不安と言って、過剰な寂しがり屋さんのわんちゃんは少しの間でも飼い主さんと離れると不安になってストレスを抱えてしまいます。
かまってもらえない不満もあるでしょう。