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犬の気持ちはこの12個の行動で知れる!(続き5)

それと同じで、犬の場合も興奮しているときにはぁはぁと舌を出すことがあります。

脈が早くなり、呼吸も荒くなるのです。

リラックスしている

気持ちが落ち着いていると、口周りの筋肉がゆるみます。

それで舌が出てしまいます。

逆に緊張していると口周りに自然と力が入ってしまうのは人間でも同じですよね。

眠っているときでも人に比べて緊張状態にある犬は、物音などですぐに起きることが多いですが、リラックスして寝ていると全く起きないことがあります。

そんなとき、リラックスしすぎて口がゆるんできて、隙間から舌がはみ出てくるなんてこともありますね。

敵意がないことを示す

舌を出して空気を舐めるようにしたり、ぱくぱくと空気を食べるようにしたりしているのは、敵意がないと示しているのだと言われています。

落ち着きたい

カーミングのひとつで、自分が嫌な気持ちだったり、落ち着かないなと思っていたりするときに、舌を出します。

ぺろぺろとなにかを舐めることもありますよ。

病気のシグナル

暑さが耐えられない状態になり、熱中症になっているときや、心臓や血管の病気で苦しくて舌を出すこともあります。

様子を観察して少しでもおかしいと思ったら、病院へ連れていきましょう。

7、よそ見をして飼い主の顔を見ない

怒っているのに目をそらすから、「ちゃんとこっち見なさい!」なんて怒ってしまったこと、ありますか?

わんちゃんはなぜ目をそらすのでしょうか。

礼儀として目をそらす

実は、礼儀として、目上の相手の前では目を見ないものなのです。

現代では、相手の話を聞くときにちゃんと目を見ることが礼儀とされています。

しかし、もともとは人間の世界でも目上の人の目を見ることは失礼とされてきました。

そもそも顔を見ることも失礼で、御簾ごしに、しかもずっと顔を伏したまま話すのが当たり前の時代もありました。

犬の世界では現在でも、目をそらすのが正しいのです。

飼い主さんがこちらを見たら、飼い主さんは目上の人だと思っているから目をそらします。

逆に飼い主さんを対等だったり目下であると思っていたりしたら、目をそらしません。

初めて会う犬同士でも、しばらく見つめ合って片方が目をそらすという行動をとります。

これは、見つめ合っている間にどちらが格上かの無言のやり取りがされているのです。

どちらも譲らずずっと見つめ合ったままだとケンカになってしまうこともあります。

まずい雰囲気だなと感じたら、飼い主さん同士でリードを引っ張ったり、声をかけて気をそらしたりしてケンカにならないようにしてあげてください。

嬉しくて仕方ない!

これは犬の本能というよりも、飼い主さんがしつけているからその教えに従って目をそらすパターンです。

というのも、あまり興奮し過ぎて「落ち着きなさい」と飼い主さんに言われたことがあるとします。

それを覚えているわんちゃんは、おやつを持ってきてくれた、飼い主さんが散歩に行こうと言ってくれた、などの嬉しいことがあったときにテンションがすっかりあがって大興奮。

そんなとき、自分自身で「落ち着かなくちゃ」と思うので、わざと嬉しいことから目をそらして自分のテンションを下げようとするのです。

嫌なことから目をそらす

これは人間と同じですが、嫌なことから文字通り目をそらすことがあります。

耳掃除が大嫌いなのに、飼い主さんが耳掃除用のシートや綿棒などを用意し始めたら目をそらして、何も見ていなかったことにします。

呼ばれても聞こえないふりをしたり、連れてこようとしてもしょんぼりと目を逸らしたりするのです。