大人になってからも使い方を正しく覚えていない単語はありませんか?ここでは「生え抜き」という言葉についてご紹介します。

「生え抜き」という言葉は、野球を良く見ている人や会社の人事に関わる仕事をしている人には見慣れているのではないでしょうか。

普段の生活の中ではあまり使われることがない言葉ですから、聞きなれない言葉に一瞬だけ首を傾げてしまった人もいるかもしれませんね。

生え抜きという言葉は会社の中で使われる場合にはどのような意味で使われるのでしょうか。

また「生え抜き社員」にはどのような良いところがあり、一方で、「生え抜き社員」が駄目だといわれる理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

会社を中心に「生え抜き」という言葉について詳しく見てみることにしましょう。

「生え抜き」を正しく使っていますか?

「生え抜き」という言葉を皆さんは知っていますか?

どこかで聞いたことがある言葉でも、実際に自分が使うことがないために、想像するのが難しい言葉かもしれませんね。

野球を楽しんでいる方なら、「生え抜き」という言葉は身近かもしれませんが、それ以外ではあまり使われることがありません。

会社によっても、それほど「生え抜き社員」という言葉が身近ではない可能性もありますよね。

そんな生え抜きという言葉ですが、これはいったいどのような時に使われるものなのでしょうか。

1. 生え抜きの意味

まずは「生え抜き」という言葉の意味について見てみることにしましょう。

「生え抜き」という言葉は「ずっとその場所にいる」という意味です。

「生え抜き」の「生え」は、その漢字が表している通り、生まれたときからという意味です。

どちらかというと、語源としては植物がそこに生えてからという意味になるようですね。

そして「抜き」というのは「やり通す」というような意味を持っています。

決して引っこ抜くという意味ではありません。

つまり、「そこに生まれてから、ずっと同じ場所にいる」ということになりますね。

「生え抜き」という言葉は主に野球の世界や、会社の中で使われることがあります。

出身地を言いたいときにも使われることがあるようですね。

生まれた土地に関連して使う時

まずは生まれた土地に関連して使うことがあります。

自分が生まれてからずっと同じ土地で育ってきているのなら、生え抜きという表現をしていてもおかしくはないでしょう。

その土地から離れたことがないということを端的に示すためには「生え抜き」という言葉を使っても良いのです。

生え抜きという言葉を使ってしまえば、面倒くさい説明をしなくても良いというのは良いですね。

最も、その生え抜きの範囲に関しては会話の流れで決めなければいけません。

例えば「●●市から出たことがない」という単位なのか「●●町内会の範囲にずっといる」ことなのかで、生え抜きという言葉の範囲が違ってくるはずです。

同じ市内で引っ越しているときには「生え抜き」という言葉が基本的に成り立つかもしれませんが、それより狭い範囲での「生え抜き」であるかどうかで考えると違いますよね。

そういったことに関しては、文脈で判断するようにしてください。

会社や組織に関して使う時

会社や組織においても使われることがあります。

生え抜きの社員であるという表現をすると、新卒で採用されてからずっと同じ会社に勤め続けているという意味になります。

日本社会においては、生え抜きの社員であるという説明に当てはまる人がとても多そうですよね。

これには異なる表現方法もあり、それは「プロパー社員」というものです。

プロパー社員は、正規雇用であるという意味で使われることもありますが、生え抜きの意味で使われることもあります。

どちらの意味で使われているのかについては、やはり、文脈で判断すると良いのではないでしょうか。

2. 生粋と同じ意味?

「生え抜き」という言葉は、基本的には生粋という意味と同じです。

ただし、こちらには「生まれてからずっと」という意味があるわけではなく、「他のものが混じっていない」という意味になってしまいます。

「生まれてから」というニュアンスがなくなってしまうため、「生粋の江戸っ子」というのと「生え抜きの江戸っ子」というのではちょっと意味が異なってしまうかもしれませんね。

「生粋」というと、その物事に関して心の底から染まってしまっている様子を指しますが、「生え抜き」というと染まっているかどうかはともかく、最初からずっと同じ場所にいるということは分かるでしょう。

大体同じような意味を持っていますが、一緒に使う単語やその語感からすると、少し違うと感じることがあるかもしれませんね。

例文で使い方を見てみよう

「生え抜き」問言葉について理解が深まったところで、実際の例文の中ではどのような使われ方をするのかを見てみることにしましょう。

例文は三つ用意しましたので、それぞれの解説と自分の受けた印象を比べてみてくださいね。

1. 彼は生え抜き社員だよ。

「彼は生え抜き社員だよ」という例文の意味は「彼は新卒からずっと辞めることなく、この会社で働いているよ」という意味になります。

ちなみに、これが「彼はプロパー社員だよ」というと、若干意味に幅が出てしまいますね。

「彼はプロパー社員だよ」と言われた場合には「彼は新卒からずっと辞めることなく、この会社で働いているよ」という意味だけではなく、「彼は正規雇用の社員だよ」という意味にもなります。

どちらであるかというのは、言葉を見ただけでは分からないので、会話の流れなどから判断するようにしてくださいね。

2. 私は生え抜きの道産子です。

「私は生え抜きの道産子です」という言葉の意味は「私は生まれてからこの方、ずっと北海道に住んでいます」という意味になります。

分かりましたでしょうか。

ちなみに「彼は生粋の道産子です」といった場合には、同じような意味でありながら、若干ニュアンスが異なります。

「彼は生粋の道産子です」といった場合には「彼は道産子の気質に染まっています」というような意味が強くなります。

つまり、気質について表しているときには「生粋」という言葉が使われますが、単純に住んでいたかどうかということに関してなら、「生え抜き」という言葉が使われるのです。

3. その球団の監督は全くの生え抜きだ。

「その球団の監督は全くの生え抜きだ」という言葉の意味は「その球団の監督はずっと選手時代もそこの球団に属しており、さらに監督としてもずっとこの球団を担っている」という意味になりますね。

ちなみに、この「生え抜き」という言葉は野球選手そのものに関しても使われますよ。

全く移籍がなく、入団からずっとその球団にいるという人は、生え抜きの選手と言われるようになります。

例えば、日本ハムの大谷選手などは、今の段階では生え抜きの選手として扱われています。

生え抜き社員の特徴

会社には必ず、生え抜き社員というものがいるでしょう。

中途採用や外国からの応援を多く取り入れている企業であったとしても、やはり、新卒の時からずっとその会社にいる生え抜き社員というものは、必ずいるはずです。

生え抜き社員は自分の力で入った会社にずっといるということになるので、自分の会社にそれなりの誇りを持っているでしょう。

そして、それなりにメリットと呼ばれるものもあるに違いありません。

会社にとっても、生え抜き社員を大事にしたくなるような良いポイントがありますが、生え抜き社員にはどのような特徴があり、どのようなところが生え抜き社員の良いところなのでしょうか。

転職が外国よりも一般的ではない日本社会の中で、生え抜き社員が重宝される理由が分かるかもしれませんね。

1. 頑張り屋

生え抜き社員に多いのは、とても頑張り屋だということです。

頑張り屋でいつでも努力をしているので、その会社に残るだけの環境を作ることができるのです。

継続して何年も勤め続けるというのは、意外と大変です。

少しでも嫌な空気を作ってしまうと、それから先の何年も苦しい思いをしなければならなくなってしまいます。

その点では、ずっと残ることができる環境を作ることができる生え抜き社員は、とても頑張り屋だといえるのではないでしょうか。

2. 意志が強い

生え抜き社員は、とても意志が強いといわれています。

自分が入りたいと思った会社にずっと努め続けていられるというのは、意志が強くなければできることではありません。

人間は誰でも飽きるものですし、途中で嫌になってしまうこともあるでしょう。

その中で強い意志を持って会社を辞めずに続けてこれたというのは、どの人の賞賛すべき特徴なのではないでしょうか。

3. 負けず嫌い

生え抜き社員は負けず嫌いだという特徴もあります。

とにかく負けることが嫌いなのです。

だからこそ、嫌な思いをすることがあってもやめることを良しとしなかったのでしょう。

もし、逃げるが勝ちだという考え方をしている人だったら、すぐにやめて転職組になっているはずです。

それをしなかったということは、負けず嫌いで、とにかく逃げることが大嫌いなのかもしれませんね。

4. 周囲から可愛がられる

生え抜き社員は、周囲から可愛がられる傾向にあります。

ずっと新卒のペーペーのころから見てあげているので、自然と可愛がってしまうような構図ができるでしょう。

その点で、転職組はどちらかというと大人同士の付き合いといった印象になりますよね。

何となく家族のような安心感を抱いているのは生え抜き社員だからこそです。

生え抜きでずっとその会社で頑張ってきているからこそ、仕事の枠を超えて可愛がってもらうことができますし、後輩を可愛がることができるのです。

遠慮がない付き合いをできると考えれば、それは生え抜き社員のメリットなのかもしれません。

5. 周囲から信頼されている

生え抜き社員は、周りの社員からの信頼を得ています。

ずっとそこにいるので、その人がどんな人であるのか、どれくらい仕事ができるのか、どのような仕事をしているのかなどは、誰もが把握しています。

どのような仕事を任せたときに、どのようなものを返してくれるのかということも把握しているかもしれません。

周囲との信頼感は一夜にしてできるものではありませんから、こうした信頼を得ているというのは生え抜き社員の大きなメリットかもしれませんね。

信頼がなければ任せることができない仕事なども、生え抜き社員には安心して任せることができるという人いるのではないでしょうか。

6. 会社に純粋培養されているので視野が狭い

生え抜き社員は、いわば、会社に純粋培養されている状態だとも言えるでしょう。

ほかの会社のやり方やメソッドなどを入れることなく、とにかく自社のやり方を叩きこむというのが生え抜き社員です。

そのため、とても純粋にそれが事実だと信じ切っており、本人が気づかぬうちに、視野が狭いと思われることになっているかもしれません。

転職組からしてみると、生え抜き社員の視野や世界がとても狭いように思えることはよくあるようです。

会社に対する信頼感もありますし、それ以外のものが見えなくなってしまうというのは、生え抜き社員の特徴であり、欠点であるかもしれません。

7. 出世し易い

生え抜き社員は、ずっとその会社にいるという特徴があるからこそ、出世しやすいという特徴があります。

能力的に同じであるなら、ずっと務めてくれている人、と会社も思ってしまうでしょう。

やはり、同じ会社にずっと貢献してくれている人に報いたいと思うのが人として当たり前のことですし、その点では転職組よりもずっと有利だといえるかもしれません。

同じ能力があればの話ではありますが、会社への忠誠心を強く押し出しているようなところでは、少しくらいは能力が足りていなかったとしても、生え抜き社員を優先するような態度を見せるかもしれませんね。

8. プライドが高い

生え抜き社員は、ずっとその会社に勤めてきたのだという強いプライドを持っています。

自分がやめることなく続けているという誇りは、他の人に傷つけられることを良しとはしません。

日本においてはやめることなくずっと働き続けるというのがとても良いことのように思われています。

そのため、辛いことがあってもその会社でずっと努めているということは、本人のプライドを育てることになるのです。

もちろん、違う考え方をしている人もいますが、プライドの高さは生え抜き社員の特徴の一つだといえるのではないでしょうか。

転職組の人に関しても、そのプライドがないわけではありません。

特に、スキルアップのために転職してきた人の場合には、自分自身に誇りを強く持っているでしょう。

それは、会社に対する忠誠心や、ずっと続けてきているという●●社員としてのプライドではなく、あるスキルを持った個人としてのプライドです。

そもそも生え抜き社員と転職組では誇りに思っているものが異なるのです。

9. 忠誠心が強い

会社に対する忠誠心が強いというのも生え抜き社員の特徴の一つですね。

同じ会社にずっと努めているので、その会社に対する誇りのようなものが育てられるのです。

そして、「尾の会社のために」という意識が強くなっていきます。

自分のためというよりは、会社のためにという意識を持って働くことができるということですね。

転職組ではそうはいきません。

転職して来て働いていると、どうしても自分のためという側面が強くなってしまうので、会社のために何かをしなければという想いがあまり育たないのです。

会社に対する忠誠心の強さというのは、やはり、生え抜き社員だからこそなのではないでしょうか。

10. 甘え上手

生え抜きの社員はとても甘え上手になっていくといわれています。

確かに、ずっと長く同じところで勤めていようとするのなら、他の人と仲良くなることが大切ですよね。

その戦術として上の人や年上の先輩に対しての甘えを覚えるのです。

長くつきっあっていくので、ある程度軽口を叩けるような中になっている状態なら、さらに上手に甘えることができるでしょう。

甘え上手に相手に言うことを聞いてもらうというのは処世術の一つです。

一つの会社にいるからこそ、その会社に特化したスキルの処世術を身に着けることができるというのは、生え抜き社員のとても良いポイントかもしれません。

11. 団結力がある

生え抜き社員にはとても団結力があります。

ずっと同じ会社に勤めていたからこそ、会社に対する誇りを持っていますし、そこに属しているという意識もとても高いでしょう。

転職組の場合にはそうした誇りは少ないかもしれません。

自分のスキルアップの場所として会社をとらえている人が多いからです。

ですが、生え抜き社員の場合には、会社はスキルアップの場所ではなくて、まるで第二の居場所のようなところです。

自分がずっとそこで働いてきたという意識もありますし、周りの仲間が親しい人ばかりなので、団結力を持ちやすくなるでしょう。

そうした団結力を持っていることは、会社をあげての事業などを行う場合には良いかもしれませんね。

ただし、学校でもないので、そうした団結力が役に立つ部分が少ないかもしれないというのは残念なポイントです。

プロパー社員の欠点

生え抜き社員、つまりプロパー社員には欠点もあります。

生え抜き社員というと良いことばかりのように思えますが、会社にとっては欠点となってしまうような特徴を持っている人もいるのです。

また、会社にとってはともかく、自分という人間を作る上ではデメリットになるようなこともあるのが生え抜き社員、つまりはプロパー社員です。

転職をすることもなく、日本の社会の中では良いことだとされているような生え抜き社員には、いったいどのような欠点があるのでしょうか。

また、それはどうして欠点になってしまうのでしょうか。

生え抜き社員の悪い面についても見てみることにしましょう。

1. 世間知らず

生え抜き社員は世間知らずだという特徴もあります。

世間知らずというのを社会人に言うのも間違っているような気がしますが、ある意味でとても世間知らずなのです。

生え抜き社員は基本的に自分の会社から出たことがないので、他の会社のやり方を知りません。

ほかの会社では効率の良いやり方をしているのか、自分の会社のシステムが、他の会社と比べてどのようなものであるのかということを知らないのです。

そのため、とても保守的であり、長く勤めているうちに、そのことしか知らないような世間知らずの社会人が出来上がってしまうのです。

あまり自分の会社のやり方に疑問を抱いたりすることもないため、辛いなと思っていることでも、それが普通だと思ってしまいがちになります。

世間知らずの状態で過ごしているので、友達と話しているときに違いに気づいて、意外なところで驚いたりすることもあるのではないでしょうか。

やはり、他の会社を経験しているような転職組とは少し世界が違うようです。

2. ぬるま湯に浸かりやすい

生え抜きの社員というのは、ぬるま湯の中に浸かりやすい傾向があります。

新卒で採用されたときからずっと同じ会社に勤めており、周囲にいる人とは、まるで家族のような付き合いをすることになるでしょう。

そして、そういった親しいもの同士の関係であるからこそ、馴れあってしまって、環境がぬるま湯のようになってしまうのです。

刺激を求めることがありませんし、ぬるま湯の中で楽しいと思っていいるうちに後戻りすることができない年齢になってしまっていることもあるでしょう。

こうした社員の場合には、外の波に少し揉まれると、自分の会社で過ごしていた日々がぬるま湯だったっことを知るのです。

リストラにあってしまった場合、さらには定年を過ぎて再就職をしたような場合には、こうしたぬるま湯の温度の心地よさを再確認するのではないでしょうか。

3. 給与と実力が見合わない

長く勤めていることが得になるという会社の場合には、年功序列制度が置かれている場合が多くあります。

特に生え抜きの社員が多くいる会社の場合には、生え抜きで会った方が得をするので、年功序列がしっかりと息づいている会社だと思うことができるのではないでしょうか。

こうした年功序列制度がしっかりした会社にいると、給料と実力が見合わないことはよくあります。

それは、ポジティブな意味でもネガティブな意味でもです。

例え無能な人間であったとしても、年齢を重ねるにつれて給料が高くなっていけば、能力に釣り合わない高給取りに慣れるかもしれません。

逆に、能力があるのに若いうちは給料が高くならないというようなバランスの取れない上場になってしまうこともあります。

じれったいと思ってしまう人は、そうした世界を飛び出て行ってしまっている可能性もありますね。

4. キャパが狭い

何かをするキャパがとても狭い状態にあるのも、生え抜きの社員の欠点であるといるのではないでしょうか。

生え抜きの社員は、ずっとその会社に勤めているので、その会社のやり方には慣れています。

自分の業務にも慣れているため、手際よく仕事をすることができるでしょう。

ですが、そのキャパシティを越えた業務を行うことはほとんどありません。

そのため、少しキャパを越えるような仕事が来たときにはパニックに陥ってしまいます。

そして、さらに言えば、そのキャパがとても狭いのが生え抜き社員の特徴です。

外の波にもまれてきた転職組はある程度のキャパの広さを持っているかもしれませんが、ずっとぬるま湯の中で生え抜きの社員をやっていた人は、自分が持っているキャパが小さいので、緊急時に仕えない人間になってしまうこともあるのです。

5. あまり向上心が無い

生え抜きの社員は、あまり向上心がないような人も多いようです。

確かに、年功序列の世界の中にいれば、そこに長くいるだけで給料ががっていきますし、順当に出世することができます。

特に何かを自分の力で手に入れる必要はないのです。

純粋な成績主義をとっている会社なら良いのかもしれませんが、年功序列制度の中でゆったりしていれば良いという会社なら、向上心を持つだけ疲れるだけですよね。

生え抜き社員はそのことをよく分かっているので、向上心を持とうとしません。

向上心を持って他の人に目を付けられるぐらいなら、軒並み、みんな揃って一歩上に上がる方が良いと思っています。

そもそも、向上心がある方なら成績主義の会社に行くでしょうし、転職して条件の良いところに就職し直しているに違いありません。

6. 転職組の社員と仲が悪い

生え抜き社員は、自分の会社に誇りを持っていますし、ずっと長く継続して努めているということ自体が誇らしいと思っています。

また、とても保守的な考え方をしている人が多いといわれています。

一つの会社にずっと勤めているので、その会社のやり方に染まってしまっているのです。

一方で、転職組の社員は会社に新しい風を吹かせる存在です。

転職組にとっては、色々な会社のやり方を知っているので、少しでも革新的で良いやり方をしようとするでしょう。

保守的で、同じやり方にこだわっている生え抜き社員のことを、頭が固いと思っているかもしれません。

生え抜き社員の中でも自分のやり方にこだわることなく、新しいやり方を受け入れられる人なら良いのかもしれませんが、大抵は転職組と対立してしまうことになります。

転職組は途中から入っているから、この会社のやり方を分かっていない、この会社のやり方に誇りを持っていないという考え方になってしまうのです。

こうした立場からの溝を埋めなければいけない上司は大変ですね。

7. 成果主義に馴染めない

生え抜き社員は、どちらかというと古い日本の体制を体現したかのような人間であるといえます。

つまり、ずっと長く勤めていることが良いことであるので、仕事の成果に関わらずに年功序列制になるべきだと思っています。

確かに、生え抜き社員の人は、年功序列で過ごしていた方が自分が有利になるはずだからです。

ですが、最近では成果主義という言葉もささやかれるようになってきました。

外国と同じように、本当に仕事ができる人が偉いのであって、年を取っていること、勤めている年数が長いことが良いわけではないという考え方は、生え抜き社員には受け入れがたいものでしょう。

最も、自分が長く勤めていることで手に入れられると思っていたメリットを否定されているのですから、確かに受け入れがたいのもよく分かりますね。

8. 転職組を見下しがち

生え抜き社員の悪い点としては、転職組を見下すような言動をしてしまうということではないでしょうか。

日本の社会においては、生え抜き社員であるというのは一種の誇りです。

転職はその会社に不満を持っているとき、リストラされたときなどにするものであり、自らのスキルアップのために転職する人は少ないですよね。

そのため、生え抜きではなくなった社員、中途から来ている社員のことは「能力が足りなくて前の会社に勤め続けられなかった」「前の会社がつぶれてしまったから中途で来ることになったのだ」という意識を持ってしまいます。

実際には転職をすることでスキルアップしている人もいますし、転職が全く悪いことではありません。

他者に引き抜かれたというような有能な人ももちろんいるでしょう。

ですが、そんなことはどうでも良く、生え抜き社員にとっては、転職している人の人生は信じられなものなのです。

そのため、その人の能力そのものを見るのではなく、思わず転職組というだけで見下してしまうのが生え抜き社員の悪いところです。

日本社会特有?生え抜きのメリットを存分に生かして

いかがでしたか?

生え抜き社員が重宝されるというのは、日本社会の中での特徴かもしれません。

外国では比較的転職が頻繁に行われていますし、自分の能力をさらに生かしたいと思っている人が、転職という手段を使っています。

つまり、有能な社員であるほど、転職してしまう可能性も高いということです。

ですが、日本社会では有能な人は転職することがなく、何か問題がある人が転職するような流れがありますよね。

つまり、会社にずっと残ってくれている生え抜き社員は有能でとても便利だということです。

一度もその会社を出たことがないということから、その生え抜き社員に問題が全くないわけではありません。

やはり、自分の中にある羽根気社員であるという誇りがデメリットになってしまうこともありますし、世間を知らないという特徴もあるでしょう。

ですが、やはり生え抜き社員には生え抜き社員の良いところがあります。

転職して手に入れられるメリットではなく、ずっとそこにいるという貴重な存在のメリットは、そう簡単に手放すことができるものではありません。

転職する気がなく、生え抜き社員として頑張ろうと思っている方は、ぜひ、そのメリットを存分に生かして会社に貢献してみてくださいね。