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生え抜きとはどういう意味?よくある...(続き5)

ただし、学校でもないので、そうした団結力が役に立つ部分が少ないかもしれないというのは残念なポイントです。

プロパー社員の欠点

生え抜き社員、つまりプロパー社員には欠点もあります。

生え抜き社員というと良いことばかりのように思えますが、会社にとっては欠点となってしまうような特徴を持っている人もいるのです。

また、会社にとってはともかく、自分という人間を作る上ではデメリットになるようなこともあるのが生え抜き社員、つまりはプロパー社員です。

転職をすることもなく、日本の社会の中では良いことだとされているような生え抜き社員には、いったいどのような欠点があるのでしょうか。

また、それはどうして欠点になってしまうのでしょうか。

生え抜き社員の悪い面についても見てみることにしましょう。

1. 世間知らず

生え抜き社員は世間知らずだという特徴もあります。

世間知らずというのを社会人に言うのも間違っているような気がしますが、ある意味でとても世間知らずなのです。

生え抜き社員は基本的に自分の会社から出たことがないので、他の会社のやり方を知りません。

ほかの会社では効率の良いやり方をしているのか、自分の会社のシステムが、他の会社と比べてどのようなものであるのかということを知らないのです。

そのため、とても保守的であり、長く勤めているうちに、そのことしか知らないような世間知らずの社会人が出来上がってしまうのです。

あまり自分の会社のやり方に疑問を抱いたりすることもないため、辛いなと思っていることでも、それが普通だと思ってしまいがちになります。

世間知らずの状態で過ごしているので、友達と話しているときに違いに気づいて、意外なところで驚いたりすることもあるのではないでしょうか。

やはり、他の会社を経験しているような転職組とは少し世界が違うようです。

2. ぬるま湯に浸かりやすい

生え抜きの社員というのは、ぬるま湯の中に浸かりやすい傾向があります。

新卒で採用されたときからずっと同じ会社に勤めており、周囲にいる人とは、まるで家族のような付き合いをすることになるでしょう。

そして、そういった親しいもの同士の関係であるからこそ、馴れあってしまって、環境がぬるま湯のようになってしまうのです。

刺激を求めることがありませんし、ぬるま湯の中で楽しいと思っていいるうちに後戻りすることができない年齢になってしまっていることもあるでしょう。

こうした社員の場合には、外の波に少し揉まれると、自分の会社で過ごしていた日々がぬるま湯だったっことを知るのです。

リストラにあってしまった場合、さらには定年を過ぎて再就職をしたような場合には、こうしたぬるま湯の温度の心地よさを再確認するのではないでしょうか。

3. 給与と実力が見合わない

長く勤めていることが得になるという会社の場合には、年功序列制度が置かれている場合が多くあります。

特に生え抜きの社員が多くいる会社の場合には、生え抜きで会った方が得をするので、年功序列がしっかりと息づいている会社だと思うことができるのではないでしょうか。

こうした年功序列制度がしっかりした会社にいると、給料と実力が見合わないことはよくあります。

それは、ポジティブな意味でもネガティブな意味でもです。

例え無能な人間であったとしても、年齢を重ねるにつれて給料が高くなっていけば、能力に釣り合わない高給取りに慣れるかもしれません。

逆に、能力があるのに若いうちは給料が高くならないというようなバランスの取れない上場になってしまうこともあります。

じれったいと思ってしまう人は、そうした世界を飛び出て行ってしまっている可能性もありますね。

4. キャパが狭い

何かをするキャパがとても狭い状態にあるのも、生え抜きの社員の欠点であるといるのではないでしょうか。

生え抜きの社員は、ずっとその会社に勤めているので、その会社のやり方には慣れています。

自分の業務にも慣れているため、手際よく仕事をすることができるでしょう。