自分が喋っていない時でもうんうん頷きながら微笑んでみたり、目を丸くしながら大口を開けて笑ってみたり。
笑顔一つでも本当に表情が豊かです。
最低限の会話をする
仕事上やその他の用事で必要のある時だけ会話をかわすというだけでも大丈夫かと思います。
友達ではないのですから、無理に仲良くおしゃべりをする必要はないと自分の中で決めておき、それだけでは気まずいという場合には一言二言天気の話でもしておきましょう。
一年中使えます。
会話を広げないためには足を止めずにその人の前を通り過ぎながら、少し忙しそうに話すといいかもしれません。
ただ、話さないにしてもやはり仏頂面で最低限の言葉しか発さない…ではとても感じが悪いです。
笑顔で、なおかつ柔らかい言葉遣いを心がけましょう。
また用事があって話しかけるときも「お忙しいところ申し訳ありません」などとクッション言葉から入るようにすれば最低限の会話だったとしても冷たい印象を与えてしまわずにすみます。
話しかけられたらでOK
どうしてもこちらから話しかけるのが無理!という場合は向こうが話しかけてきたらでもかまいませんが、苦手な人相手にも萎縮したりイライラしたりしているのを顔に出さないようにしましょう。
そして相手のしぐさや言動に意識を向けながら話すと、ついつい嫌なところばかりが目についてしまいさらにイライラしがちになります。
「今自分が話さなければいけないことはなんなのか」だけを念頭において淡々とコミュニケーションをとりましょう。
もし多少の意見の相違があったり自分から見てひっかかるところがあったとしても、必要以上に相手を批判したり突っかかったりすることなく、とにかく用事が済めばそれでいい、ぐらいの気持ちでもかまいません。
とりあえず煽てておく
煽てておくといっても、事実と違うことを言ってしまうといかにも噓っぽく、厭味ったらしく聞こえてしまいます。
どんなに嫌なやつでも、少し客観的に見てみればいいところの一つや二つあるはず。
と自分に言い聞かせてその人を見てみましょう。
「あの人、めちゃくちゃ口が悪いけど仕事は出来るよなあ」とか、「あの子ものすごい腹黒ぶりっ子だけどいつもお洒落でセンスいいんだよなあ」とか、何かあるはずです!
この「◯◯だけど」は心の中にぐっとしまい込んで、その後を口に出して言ってみましょう。
「◯◯さん、いつも本当にテキパキされてて尊敬します!」「◯◯ちゃんいつも服かわいいよね!どこで買ってるの?」など。
誰でも褒められて悪い気はしないので、これがきっかけになって良い関係が築けるかもしれません。
どうしても面と向かって誉め言葉を発するのは苦手という人や、褒めても相手が素直に受け取ってくれる人ではなさそうな場合は、直接褒めるのではなくその人の友達など周辺の人に言うこともできます。
その人も自分の友達が褒められていたらぜひとも本人に伝えたいと思ってくれるでしょうし、聞いた本人も自分がいないところで言われているということでお世辞ではないんだなと感じやすいです。
会話の流れで何気なく、「私は手が遅いから◯◯さんみたいにデキる人に憧れてるんですよー」などと言ってみましょう。
それが本人に伝われば、もしかすると円滑な関係を築くきっかけになるかもしれません。
そして何より、苦手な人のいいところを口に出すことでこちらも前向きな気分になれます。
反面教師にする
あの人に褒めるところなんていっこうに見当たらないけど…という方もいらっしゃるかもしれません。
相当嫌いでストレスを溜めておられるものとお察しします。
そんな人の事は、逆に嫌なところをよく観察してみて自分の人生に生かしてしまいましょう。
イライラしてしまいそうですが、「こんなに雑な仕事ができるなんて逆にすごいな……私は責任をもって最後まで仕事をしよう」「口が悪すぎてみんな引いてる……私はもっとやわらかい言葉遣いをするように心がけよう」とすべて自分の教訓にしてしまうのです。
そうすればあなたが大嫌いなあの人とは正反対の、身も心も美しい人になれるかもしれません。
そうなってしまえばこちらのもので、もはやあなたはその人のことなどどうでもよくなるでしょう。
そしてその人も自分と正反対の人間とは関わりを持ちたくないので近づいてこなくなります。
接点がそもそもなくなってしまうのです。
今度イラっときたら「またやってる……いい加減にしろよ」ではなく、「反面教師になってくれるなんて◯◯さん優しい!ありがとう!」と余裕をもった考え方をしてみてはいかがでしょうか。
自分のためと思って耐える
つらいことは全部人生に必要な修行だと言っている人を見たことがあります。