ボディコンには模様や柄はなく、基本全体が原色ワンカラーとなっており、そこに一部レースやスワロフスキーなどをあしらっています。
3. 扇子
ボディコンに欠かせないアイテムの一つ『羽付き扇子』。
これもバブル時代のファッションの象徴的なアイテムです。
羽付き扇子なんていうのは、正直今やもう全く持って見かけないレアなものです。
ボディコンを着て、大きな羽付き扇子を持つというのが、バブル時代の象徴的な光景。
この羽付き扇子は、ほとんどが直径50㎝もある大きなサイズのもので、ボディコン同様、派手な原色カラーのふわふわしたファーで作られています。
通常の扇子のように涼を取るための用途ではなく、踊る際にかかげて目立つためのアイテムなのでいかに目立つかがポイントです。
フェイクファーで作られたものもあれば、正規の羽毛で作られたものなど種類も値段もさまざなだったようです。
今だと、催し物のネタでしか使わないような扇子ですね。
4. メイク
バブル時代のメイクの特徴と言えば、『太い眉毛』と『赤リップ』。
眉毛の細さや角度は、世代によって書き方に違いがあります。
2000年代に入ってからは細くて薄い眉毛が流行った時代もあります。
80年代と言えば、とにかく太く、シッカリした直線型の眉毛がポイントでした。
ペンシルタイプのアイブローではなくアイシャドウのようなパウダーで豪快に描いていき、眉頭から眉尻まで太さも濃さもほぼ一定。
ここ最近流行している太眉はナチュラルな雰囲気ですが、バブル時代の眉毛はだいぶ濃いめなので、今やると割と強烈なビジュアルです。
さらにこの時代の流行は『赤リップ』。
シッカリとした色合いでベタッと塗るのが主流でした。
この頃は主に色白というのが魅力的な女性の条件でもあったので、白い肌と赤いリップのコントラストが艶めかしい雰囲気でした。
赤い深紅のリップ、イコール大人の女性というイメージが強かったみたいですね。
ボディコンを着る人たちが好むアイシャドウやネイルもやはり色合いが派手で、目を惹くような明るいカラーのものが流行っていたようです。
今のようにグラデーションをかけたりせず、色がハッキリ分かるようにベタッの塗るのが肝でした。
5. 肩パッド
当時、ボディコンに次いで流行っていたファッションの一つに『肩パッド』というものがあります。
今でこそ、スーツなどに控えめについている程度ですが、80年代の肩パッドというのはとにかく広め。
肩幅を広めにして、ウエストにかけてキュッと絞る逆三角形のフォルムが女性らしいとされていました。
この頃発売されたジャケットやスーツはだいたい肩パッドが付いていて、ウエストが細めのデザインです。
もちろん出勤用のスーツもこのスタイル、この肩パッド入りのジャケットやスーツをボディコンの上から羽織るスタイルもよく見かけます。
6. ヒールの高さ
女性がヒールを履くのには、いくつかの理由があります。
ヒールを履くことで足を長く、身長を高く見せる効果を狙っていること。
そしてヒールを履くことでウエストヒップが持ち上がり体形が補正して見えること。
さらに全体のスタイルアップがされることで、等身が高く見えて小顔効果が期待できます。
ヒールの靴は80年代でも女性らしさを惹きだすためのマストアイテムでした。
ヒールの高さはプライドの高さだ、と言い表すこともある位、ヒールというのは女性にとって重要なもの。