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ボディコンってどういう服?バブルが...(続き6)

最盛期のようにボディコンを着てディスコに行くなんてこともありません。

今やスタイルが良く見える大人のスマートなファッションとして知られているドレスとなったボディコン。

バブル期にボディコンを着ていた女性たちは、どんな理由からお立ち台に立つ際の一張羅にボディコンを選び着用していたのでしょうか。

1. 目立ちたい

まずボディコンを纏った女性たちのいで立ちを見てお分かりいただけるように、バブル時代のボディコンは実に派手で目を惹くものです。

ビビッドな原色カラーは夜の街でも華やかで目立ち、肩や腕や脚を露出したスタイルは男性たちの目線を集めたことでしょう。

ボディコンは、とことん目立つために自分を着飾るアイテムでした。

控えめな色になんて目もくれず、それはもう派手な色の服を纏い、高いヒールを履き、誰よりも自分こそが主役なのだとお立ち台で大きな扇子をヒラヒラと舞わせる。

さらにゴージャスさと派手さをプラスするためにこれまたカラフルなファーのマフラーのような羽ショールを首元から巻いている人も多かったですね。

われがわれがと前に出る姿勢は現代社会に足りない部分なのかも知れません。

2. 自分に自信がある

ボディコンは、その人のスタイルが露わになるドレスです。

バスト・ウエスト・ヒップ、女性としての自分の魅力を惜しげもなく晒し、そのスタイルをステータスとし周囲より一層引き立つ存在になる、自己主張の強さも表しています。

日本の女性はどこか控えめで、海外に比べると肌の露出に対しても抵抗があるイメージが強いですが、この時代の女性はまさにエナジェティック。

バブル期にボディコンを着て踊っていた女性たちは、スタイルも立ち居振る舞いも堂々としており、自分に自信があるということが分かります。

3, 恋愛経験が豊富

ボディコンを着ている女性たちは、自分の魅力を最大限に活かしています。

その確固たる自信は、恋愛経験などの経験値からも計れるものです。

多くの男性からアプローチされ、数々の恋愛を経験してきた女性というのは、自ずと女性としての魅力が高まります。

もちろんのことながら、バブルの時期だからといって、すべての女性がボディコンを着ていた訳ではありません。

ボディコンを着ている女性達は、女としての経験に長けているような人が多く、夜の遊び方を心得ていたのでしょう。

女性として、最大限に楽しむ術を知り、ボディコンという勝負服で街を闊歩する姿はそれはもうかっこ良かったでしょうね。

4. 男に媚びない

ボディコンは露出が多いので、男性に媚びている衣装だと思われがちですが意外とそうではありません。

この頃の女性はとても強いので、男に媚びるような真似はせず、我が道をゆくスタイルです。

自ら媚びたりせずとも男性から声がかかるような人こそ、いい女たるステータス。

この頃は露出が多い=軽い女という印象では決してなく、ボディコンというグラマラスなスタイルでいかにいい女としてお高く強かに振る舞うかがポイントでした。

ファッションの個性や主張もさることながら、化粧も濃いめなのは強い女を演出するための一貫だったのでしょう。

5. 仕事よりも遊び

ボディコン姿で羽付き扇子を持ち、ダンスに合わせて舞う、そんな刺激的でエネルギッシュなライフスタイルを送っていたバブル時代。

ディスコは基本、夜からなので仕事が終わったあとに、そのままの足で遊びに出かけるというのも珍しくありませんでした。

仕事より遊び優先という豪快な生活を送る人々の姿は、まさに好景気ゆえの姿ですね。

この時代の人は、生活環境もお金の感覚も今とは大きく異なります。

ゆえに、バブル時代を生き抜いた世代の人たちの性格はパワフルでとても強かです。

今の若者たちに対して「なよなよしている」「覇気が足らない」なんて言うような苦言を呈することもしばしば…。