まぁ、拗ねてふくれる程度は不良とは言えませんが、不良になる人たちも始まりは、拗ねてふくれることだったはず。
鬱屈とした思いを抱えていて、周囲や社会に背を向けて拗ねている…これが次第に、反社会的な行動へと向いていくのが不良ですよね。
ですので、不良のような大胆な行動までは起こさないにしても、やさぐれる人は、何かに拗ねてふくれている部分を持っていると言えると思います。
つまり、周囲の人にとっては手を焼く存在だということです。
3. 無気力で投げやりの状態
そして「やさぐれる」には、“無気力で投げやりの状態”の意味もあるとされています。
これも、「グレる」の意味と混同されたり、“家出人”のイメージから来たものでしょう。
無気力で投げやりの状態になる場合も、根底には拗ねてふくれる気持ちがあったりすると思います。
拗ねてふくれる人って、その行動は2パターンに分かれると思うんですよね。
不良のように、反社会心を示そうと、暴れるなどの大胆な行動をとる人。
逆に無気力で投げやり、覇気すら感じられない人。
どちらになるかで行動は真逆ですが、どちらも抱えているものは似通っていて、周囲の人にとっては困った存在になってしまいます。
「やさぐれる」が、無気力で投げやりな人を表わすようになったのも、最近の若者の傾向なんじゃないかなって思います。
昔だったら、「やさぐれる」といえば不良になって暴れまわったものだけど、最近は、そういった分かりやすい行動をとらない場合も多いですよね。
内に秘めてしまう人が多く、周囲からは“何を考えているかわからない人”に見えてしまいます。
暴れるのなら鬱憤を晴らすだけの覇気もあるというもの。
何かを訴えたい、主張したいという意思はハッキリと見えているのである意味では分かりやすさがあります。
それに比べると、無気力になってしまうほうが、よほど手の付けようがないのかもしれませんね。
やさぐれる人の9個の特徴
今「やさぐれる人」というと、その意味はさまざまです。
“家出人”なのか、“拗ねてふくれている人”なのか、“無気力で投げやりな人”なのか…「あの人やさぐれている人なんだよね」と聞いただけでは、その人がどの状態にあるのかは判断出来ません。
でもどの状態にしろ、ちょっと問題を抱えているということは確かなのです。
自分の子供や周囲の人がやさぐれる人なら、周りの人は頭を悩ませることになる。
本人がやさぐれているなら、自分でもどうしたらいいのか分からない状態にあるでしょう。
やさぐれる人を、やさぐれている状態から脱却させるには、やはり周囲の協力が必要になってくるのでしょうね。
本人に問題があるのも間違いありませんが、その問題は周囲の人との関係性や、社会等に何か納得出来ない気持ちを抱えているのが発端と言えます。
つまり、やさぐれる人がそうなってしまうのには、直接的ではなくとも、責任の一端は周囲にもあると言えるのです。
もちろん、やさぐれる状態から抜け出すのは本人。
だけど、周囲の人の協力があったほうが、より早く抜け出せるはずです。
その為にもまずは、やさぐれる人を理解することから始めましょう。
態度が悪かったり、素行不良だからといって頭ごなしに叱るだけでは解決しない“やさぐれる人”とは?
一体どんな特徴があるのでしょうか。
やさぐれる人が何を思い、何を抱えているのか…詳しく見ていきましょう。
1. 反抗期によくある
まず、やさぐれる人と言って思い浮かぶのが、“反抗期”の子供ですよね。
自分が中学生や高校生のころを思い出して見れば、「やさぐれていたよな」って思う人も多いのではないでしょうか?
最近では何かと低年齢化しているので、小学生くらいでもやさぐれちゃってる子もいるようですけどね…。