どんなことでも、思考がネガティブ方向に行ってしまう人というのは、「何をやっても上手く行かない」と思えてしまう人ですよね。
それによって自分への自信も無くし、自分が嫌になってしまうのです。
となれば、無気力になって全てを投げやりにしてしまったり、上手く行かないことに拗ねてふくれてしまったりもするのも当然でしょう。
自分のネガティブ思考に引っ張られて、最初から「どうせ自分は…」と全てを投げ出してしまいたくもなるものだと思います。
それが、やさぐれた態度へと表れてしまうんですよね。
そうなってしまうと周囲からは尚更、“やる気のないやさぐれた人”というレッテルを貼られ、周りからの評価を得ることも出来ません。
どんどんやさぐれてしまい、負のスパイラルに陥ってしまうのです。
ネガティブ思考の人の場合、自然とネガティブ思考回路が出来上がってしまっていると思います。
それをポジティブ思考にしろと言っても、そう簡単なことではないでしょう。
ネガティブ思考の人の場合は得に、周囲の人と自分を比べて、自分の出来ない部分ばかりに目がいってしまいがちです。
そんなネガティブ思考のやさぐれる人には、良い面をクローズアップしてあげることが必要になってくるでしょうね。
他人と比べるのではなく、現実を見せてあげること。
根気よく、ネガティブからポジティブへの変換をしてあげることが、大切だと思います。
まずはやさぐれる人の声に耳を傾け、どうしてやさぐれてしまっているのかを汲み取ってあげることが先決ですね!
4. 失敗したら落ち込みが人一倍深い
やさぐれる人は、“失敗したら落ち込みが人一倍深い”という特徴があったりもします。
これもネガティブ思考がひとつの原因になるでしょうね。
ネガティブ思考の人は、傷つくのを異常に怖れていたり、怖がっていたりする部分もあるんですよね。
傷つきやすく、失敗したらとても落ち込んでしまうのです。
ですので、ネガティブになるのはひとつの防衛本能でもあるんです。
「どうせ自分は」と思ってやらないことで、やって失敗して傷つくのを避けようとしているのです。
また、自分を徹底的に卑下しておくことで、失敗した時のダメージを出来るだけ少なくしようという気持ちの表れでもあると思います。
やさぐれた態度をとっておくことで、周囲からの期待感も最小限に押えられます。
それによって、失敗した時のギャップを埋めることが出来る。
どこかでそんな気持ちも抱えていることでしょう。
傷つくのが怖いばかりに、周囲からの期待を集めることを避けたい…。
それがやさぐれた態度へと表れてしまうのです。
結局は、自分に自信が無い。
それが、やさぐれる人だったりすると思います。
やさぐれる人ではなく、ポジティブ思考の人だって、失敗すれば誰だって落ち込むものですよね。
でも失敗を経験しなければ、成長も無いんです。
失敗を受け入れて、生かす。
これを経験によって身につけていかなければ、社会に出てはいけません。
子供のころは、時に親が、失敗することを回避してしまいます。
そうやって経験が不足すると、大人になってからも失敗を恐れて何もできず、やさぐれる人になってしまいます。
“可愛い子には旅をさせよ”とは、よく言ったものです。
我が子が心配なら、親が責任を持ってあげられるうちに失敗を経験させること。
これが、大人になってからやさぐれる人になることを避けられる、一番の薬になると思います。
大人になってからやさぐれる人になってしまったら、その矯正は困難を極めるでしょう。