でももし、大人になってから失敗を恐れてやさぐれる人になってしまった場合も、そこから失敗を経験していくしかないと思います。
失敗をしても責めない。
その失敗によって、自信をつけさせる。
根気よく、付き合ってあげるのが、やさぐれる人を救う方法になるでしょう。
5. 自分の思い通りに行かないと頭が真っ白になる
“自分の思い通りに行かないと頭が真っ白になる”これも、やさぐれる人の特徴なんですよね。
自分の思い通りに行かないことで、何も考えられなくなってしまう。
これは、やさぐれる態度へと直結してしまう特徴と言えるでしょうね。
思い通りに行かなければ、面白くない、恥ずかしい、イライラする…と、まるでおもちゃを買ってもらえなくて泣きわめく子供のよう。
それが、ある程度の年齢になれば、泣きわめくのではなく、やさぐれる態度となって表われてしまうのです。
思い通りに行かずに面白くないと感じたり、自分の主張が通らないことに苛立ちを感じたり。
それによって頭が真っ白になってしまい、やさぐれる態度になるのは、圧倒的な経験不足が原因なのだと思います。
自分の思いが通るということだけしか考えておらず、思いが通らなかった場合にどうするかを想定出来ていないんですよね。
自分の思いが通らなかった時の次の一手や、失敗した時に受け入れる心の準備が出来ていなければ、思いが通らなかっただけで、どうしたらいいのか分からなくなってしまいます。
自分の思い通りに行かないことでやさぐれる人が、大人だとしたら…それは、大人になりきれていない人とも言えるでしょうね。
子供のころからの“思い通りに行かない”経験が不足していて、“自分の思い”以外のことを想定することが出来ないのです。
この原因もひとつは、親が何でも子供の思い通りになるように甘やかしていたことが挙げられるでしょう。
そういった甘やかされた環境で育ち、思い通りにならない経験が少なければ、大人になってやさぐれる人になるのも当然です。
こういった人が恋愛で上手く行かなければ、その状況が受け入れられずに暴力的な行為に出たり、ストーカーになったりと…異常行動にも発展してしまう恐れがあるのです。
6. 人間不信である
“人間不信”。
これも、やさぐれる人のひとつの特徴になっています。
これは、人と接するのが嫌いな人の特徴と同じと言えるでしょう。
ただ、人に対する不信感を抱くようになる原因は、人に裏切られた経験などがあってのことだと思います。
そういった経験から、人という人を信じることが出来なくなり、常に不信感を持つようになってしまうのです。
となれば、なるべく人を避けたいと思うのが心理。
やさぐれた態度で、人と接することを避けるように仕向けてしまうのです。
これも、防衛本能のひとつと言えますよね。
なるべく人と関わる機会を減らし、裏切られて傷つくことを避けようとしているのです。
やさぐれる人はそれだけ、純粋な心の持ち主だったりもするのだと思います。
本当は人を信じたい。
だけど裏切られた経験から、信じるのが怖くなってしまっているのです。
人の優しい心に触れると信じてしまう自分がいて、騙されてしまう自分がいる。
それならばと、やさぐれた態度で人を近づけないようにしてしまうのです。
人は人それぞれで、人によって違うものだけど、やさぐれる人はそれを見分ける自信が無いんですよね。
だから、人をみんな信じないと決めたほうが楽なんです。
何があっても絶対に裏切らない人が傍にいて、信じても大丈夫なことを姿勢で示し続けてあげれば、きっと人間不信でやさぐれる人の心も、解きほぐすことが出来ると思うんですけどね…。
7. 人の話を理解する力がない
やさぐれる人には、“人の話を理解する力がない”という特徴もあるようです。