以前に、6月に仕事で沖縄に出向いた時でした。

3泊4日の日程で、仲間とふたりで出張していたのでした。

出発前には、太平洋の南の海上に発生した熱帯低気圧が急激に大きくなってきたことは分かっていました。

昼過ぎに沖縄に着いた頃には風が強くなってきたので、少し不安を感じましたが、仕事のことで頭がいっぱいで忘れていました。

翌日は朝からもう大雨でした。

テレビのニュースでは、熱帯低気圧は夜のうちに台風になって、沖縄の方に向かっているとのことでした。

二日目は雨の中でも車で移動して、予定の仕事は無事済ませましたが、翌日は台風が接近するので動けないかも、との情報でした。

案の定、台風は沖縄を直撃するコースで進み、速度も早くなったようです。

三日目は、ホテルに缶詰め状態で、朝から大きな窓ガラスに雨と暴風の塊が直撃して、部屋が揺れるように響きました。

ほぼ半日をホテルの部屋で過ごして、パソコンで本社と連絡を取り合う程度でした。

台風は、速度を上げて沖縄を通過して行きました。

沖縄の人達は慣れているようで、落ち着いているのです。

昼からは、雨と風もおさまり明るくなってきたのです。

仕事はできないので、仲間と中心街に出かけてみることにしました。

丁度お店もオープンの準備をしているところで、まだ客がいないのですが入れてもらいました。

昨日まであんなにバタバタしていたのに、台風のお蔭で自由な時間ができたのです。

この時間を、まったりと過ごすことができたのです。

予期しない時に自由に過ごせる時間、ふたりでボーっと過ごすことができたのです。

まったりできるスポット7選

まったりとは、普段は到底できないような余裕のある時間・空間を手に入れて、ゆったりと過ごすことでしょうか?

よくよく考えると。

この言葉は面白いですね。

何となく雰囲気は分かるのですが、本当の意味を知りたくて国語辞書を引いてみました。

まったりとは、もともとは京言葉で、食べ物の味がコクがあってまろやかで口当たりがよいことです。

「まったりとして美味い」という使い方です。

そして、2番目の意味が1990年ごろからのんびりとして落ち着いた様子や気分を表わす表現として使われだしたのです。

「こんどの連休は交通渋滞も予想されるので、出かけるのを止めて家でまったりしよう!」などと、使われます。

京都では、あくせくしないで落ち着きのあるふところの広い人柄の意味で、「あの人は、まったりとした人だ」という使いかをする時があります。

味の表現と同じで、コクがあるという意味で深みのある人柄らしいです。

しかし最近ではこういう使い方よりも、ゆっくりと過ごして疲れた心を癒すような意味で使用されるようです。

恋人同士で、静かなところに出かけて「あなたとまったりしたい!」と使います。

愛し合っていても、たまには何もしないでただ一緒に過ごしてみたい気分になる時もあるのです。

忙しい都会の騒音や人波にまぎれることもなく、静かにしたいのです。

聞こえるのは、風の音や波の音、川のせせらぎです。

できれば、携帯電波が届かないようなところがベストですが・・・。

そんな風に、まったりできるスポットをまとめてみました。

1.美術館巡りをする

フランスのルーブル美術館に展示されている絵画で、最も古いものは14世紀の国王ジャン2世を描いた肖像画です。

このように、美術館には、時空を超えた絵画が展示されていて、見学に来た人たちに古代から現代までの歴史の時間を巻き戻してくれるのです。

そこには、延々と創作活動をしてきた人達の熱意と執念が凝縮されているのです。

絵画の前を素通りするだけで、数百年の時空を通過することにもなるのです。

絵画の中には、風景や生物を細かく写実的に描いたものや、その時の感情を思いのままに描いた抽象的な絵画などが混ざっています。

抽象画は、同じものを見ても、見た時の自分の心の状態によって、描いた人の気持ちが違って見えることもあります。

このように、絵画の前に立ってみると、無言の対話ができるように思います。

現実で、悩むことが多くて現実逃避をしたいときには、絵画の世界に入ってみることによって、悩みも薄らぐこともあるようです。

美術館には、時空を超えた不思議な空間があるのです。

日常離れした空間でまったりできる

このように、今の時間を忘れるように、絵画の世界と時代に入ることができるのです。

あの時代には、こんな出来事もあったのか、こんな風景だったのか、あの有名な人はこんな雰囲気だったのかと驚きと感動を与えてくれるのです。

自分の悩みや出来事などは、小さなことだと痛感するのです。

日常離れした空間でまったりできるのです。

2.水族館に行く

最近の水族館は、魚や海の生き物を見せるだけでなく、イルカやペンギン、ラッコなどの人気の生き物のショーを開催したリ、これらの生き物と触れ合うことを企画している水族館も多いようです。

単に見せるだけでなく、より身近に触れ合うことを提供して、小さな子供連れの家族を引き寄せているようです。

また、見せ方にも工夫をして、生き物の特徴を活かした見せ方で人気が出た水族館もあります。

水族館の中でも、明確に癒しの水槽を提供しているところがあります。

新江ノ島水族館ですが、この館のテーマは「Hearing Aquarium」で、テーマ水槽では「癒しの生き物」としてヤッコ類や鮮やかな色彩のデバスズメダイ、カリビアンシーホース(タツノオトシゴの仲間)などを展示しています。

さらに、ハリセンボンの幼魚はまん丸で飛行船のように浮かんでいるのです。

メキシコサラマンダー(ウーパールーパー)は見ているだけで可愛くて、コメントはいりません。

このように、水族館は見ているだけで心が癒される生き物が多いのです。

このような可愛い生き物は、何となくゆったりと動いているので、あくせく動き回っている自分と重ね合わせると、不思議な気持ちにもなるのです。

自分に、もっとゆったりと生きることを教えてくれているようです。

恋人と出かけても、大きな水槽を見ているだけで深海にいるような雰囲気で落ち着きます。

薄暗い館内は時間の感覚もずれてしまい、ロマンチックな異次元の空間にいるような気分になるものです。

水族館は、時間も感覚もまったり動いている空間なのです。

神秘的な空間をのんびり楽しめる

水族館の大きな水槽の中をゆっくりと泳いでいる魚たちを見ていると、何か不思議な感覚が湧いてくるのです。

それは、今自分が立っている空間は、重力によって支配されている空間なのです。

しかし、水槽の中の魚たちは、浮力を感じて浮かぶようにして泳いでいるのです。

そのせいかどうか、魚たちが楽しそうに立ち止まっているように見えてしまいます。

魚たちは、直接紫外線を浴びることは無いのです。

真夏のキツイ紫外線に当たらない生活はどんなに気持ちイイかと、余計なことも考えてしまいます。

浮力を感じてしまう、神秘的な空間をのんびり楽しめて、まったりできるのです。

3.博物館に行く

博物館は、展示しているものを見ることで、歴史を強く感じることができる場所なのです。

自分達の先祖が暮らしていた場所とか、使用していた土器や装飾品など、展示品を見ることで、遠い昔の時代を肌で感じることができるのです。

手入れをすれば、今でもすぐに使えるようなものや、どうやって使っていたのか、当時の時代によくここまで仕上げたものだと感動したリ、興味津々になってしまいます。

古代までさかのぼらなくても、時代劇に登場する江戸の町並みなどを、館内に再現している博物館もあります。

庶民の暮らす部屋やかまど、枕なども再現されていて、親近感が湧きます。

自分が、今タイムスリップしているとも感じてしまいます。

博物館は、時空を超えた場所と言えます。

しばし、現実を忘れてしまいます。

博物館は、まったり過ごせる場所なのです。

普段見られないものが見られる

縄文時代や弥生時代の土器や狩猟道具の展示している博物館もあります。

ここまでさかのぼると、時代を想像することは困難です。

あの頃の生活とはどんなものだったろうと、漠然と考えるだけです。

いろんな文様の土器も、大小展示しています。

中には、発見当時に壊れていた物を、つなぎ合わせて完成させている土器もあります。

凄い執念と細心の注意を払いながら、仕上げて行ったのでしょう。

例えば、それらの多様な土器の種類も感動しますが、それらを発掘して修理して行った作業のことも考えてしまいます。

これらのことを考えると、博物館は普段見られないものを見ることができる場所だと思います。

4.動物園に行く

小さい頃に動物園に連れていってもらったことは、よく覚えています。

体の大きなゾウや、背が高いキリンには驚いたものです。

今考えると、この世にあるはずのない動物だと驚いたことでしょう。

それと、百獣の王のライオンや虎、ピンクの一本足で立っているフラミンゴなどの動物も印象に残っています。

最近は、何と言っても人気はジャイアントパンダとコアラがですが。

それと印象に残っていることは、園内を回っていると動物の臭いがきつかったことです。

オリの前を通ると臭ってくるので、駆け足で通り抜けたこともありました。

猿の前では、攻撃的に威嚇してくる時もあって怖くなったことも覚えています。

動物園も、園内に遊園地も併設しているので、楽しく過ごせたことも覚えています。

動物を放し飼いにしておいて、その中を車や専用のバスで回ることができるところもあります。

大人から子供まで、動物がじゃれ合ったり昼寝をしていたり、エサの時間に肉をむさぼる猛獣を見ていると、何となくまったりするのです。

動物たちに癒されてまったり

産まれたばかりの動物は、みんなかわいいものです。

やっと歩くことができるようになった子熊やキリンなど、よちよち歩きですが、公開されていると頑張れと励ましたくなります。

ウサギや子羊などは、触ったり抱いたりできる機会があります。

そんな動物たちに癒されてしまうのです。

その時の気持ちは、まったりしてしまうのです。

5.図書館に行く

図書館は、静かな場所です。

小説や趣味の本、専門書から雑誌、新聞もそろっています。

郷土の歴史書籍も揃えているので、郷土史を学びたい人にとっては興味があるところです。

図書館は、もちろん飲酒はできませんし、大声での会話も制限されています。

そんな場所は、空気も落ち着いていて
心も穏やかになっています。

周りを見渡しても、一心に書物を読んでいる人、読みたい本を探している人、何かを考え込んでいる人など、静かに時を過ごしているのです。

このような場所で、興味があった本を手元に置いてまったりと過ごしたいですね。

たまには時間を忘れて読書する日もあり

時間に追われて報告書を作ったり、売上の処理をしたりと忙しい毎日です。

珍しく仕事も順調に片付き、土日はゆっくりとできそうです。

仲間との約束も無かったので、ひとりで図書館に出かけます。

あの本を読みたいという強い欲求も無かったのですが、静かなところと考えると、図書館が頭に浮かんだのでした。

流行りの小説を何冊か集めて、たまには時間を忘れて読書もいいものです。

室温は空調で年中管理されているし何より静かだし、快適な空間です。

読書をしながらまったりできるのです。