『ドレスコードはスマートカジュアルです』
『ジャケット必須でお願いします』
『ティーシャツや短パン、サンダルなどの軽装でのご入店はご遠慮ください』
など具体的に書いてあります。
日本ではまだそこまで多くはありませんが、海外ではドレスコードがある場所やお店も多いです。
多いのは、『スマートカジュアル』と『セミフォーマル』あたりのようです。
ドレスコード=正装すること、と勘違いしがちですが、服装の指定という意味なので、カジュアルな服装で、という指定も『ドレスコード』になります。
スマートカジュアルとは?
ではスマートカジュアルとは、どんな服装のことを言うのでしょうか。
オフィスカジュアル、などという言い方もあるので、言葉からなんとなく想像がつく方も多いかもしれません。
あまりラフすぎず、かと言って固すぎず、という服装を指します。
フォーマルとカジュアルの間くらいですね。
たとえば、男性ならジャケットやブレザー(ビジネススーツ用ではないおしゃれなもの。
リネンやコットンなど)、ジーパンではないズボン(チノパンやスラックス、ウールパンツなど)に襟付きのシャツ、革靴という感じです。
指定が無いのなら、ネクタイは無くてもOKですよ。
もちろんしていっても構いません。
ジャケットは必ずしも着ていなくても、夏なら持っていくだけでもおしゃれです。
室内は冷房が効いていることもあるので、長丁場の場合はシャツにジャケットで丁度よいこともあるでしょう。
シャツは、夏ならポロシャツでも襟付きとみなされるのですが、お店や場所によってはポロシャツはスマートカジュアルにならないこともあるので気をつけてくださいね。
女性なら、ワンピースやブラウス+スカートまたはパンツ、革靴になります。
スーツでも問題ありません。
きれいめワンピースが程よくかっちりしていて、フェミニンでもありおすすめです。
ホットパンツやミニスカートなど短い露出の多いものは避けてください。
靴はハイヒールやショートブーツが無難です。
きちんと系デザインのものなら、ミュールやパンプスでもOKですよ。
小ぶりのハンドバッグやクラッチバッグなどがあるときちんと感がアップします。
セミフォーマルとは?
セミフォーマルは言葉のとおり、準礼装です。
フォーマルまではいかないけれど、きちんとした格好が求められます。
男性なら、タキシードやディレクターズスーツなどの略礼服です。
ただ場所によってはそこまできちんとした格好でなくてもOKという場合もあります。
レストランやイベント会場などでは、タキシードまでいかず、おしゃれなスーツとネクタイで大丈夫、ということもよくありますよ。
女性ならロングドレスやカクテルドレスになります。
結婚式や、結婚式の二次会で着るようなドレスを用意すれば基本的には問題ないでしょう。
真夏だとしても、ストッキングは必ずはいてください。
素足はラフな格好になるのでしてはいけません。
姿勢や小物にも気を使う
どんなときもそうですが、特にドレスコードがあるようなきちんとした場所での追い出しコンパの場合は、服装だけでなく姿勢や座り方などの立ちふるまいにも気を使うと良いでしょう。
せっかくきちんとした格好をしていても、仕草や立ちふるまいがラフだったりカジュアルだったりしてしまうと、格好と合わず浮いてしまいます。
着物を着ていた頃と違って、洋服を着始めてからの日本人は基本的に猫背になってしまいました。