“ちゃらんぽらん”っていう表現って、最近はあまり耳にすることが無くなったように思います。
若い人の間で使われなくなると、その言葉に触れる機会も少なくなり…。
知らない言葉っていうのも増えていきます。
その代わり、新しい言葉が生まれていくんですけどね。
ちゃらんぽらんは、その人となりを表わす表現ですが、もしかしたら聞いたことが無い人もいるかもしれませんね。
筆者はもちろん知っていますが、なんだか懐かしく感じるほど、「聞かなくなったな~」って思う言葉のひとつです。
それでも、ちゃらんぽらんって、何となくどんな人の事をいうのか、イメージがしやすい言葉ではありますよね。
響きはなんだか楽しいですが、“ちゃらんぽらんな”に真面目さや誠実さを感じる人はいないと思います。
ちゃらんぽらんな人は、その言葉の響きから感じる“イメージ通りの人”と言ってもいいと思います。
ですが、今回は、ちゃらんぽらんな人がどんな人なのかについて、深堀してみたいと思います♪
ちゃらんぽらんって?
実は筆者も、ちゃらんぽらんってどういう意味なのかって聞かれると、自信を持って答えることが出来ません。
ですのでこの機会に、この言葉の意味をちゃんと把握しておきたいと思います!
筆者が思うちゃらんぽらんな人は、一言で言うと“テキトーな人”というイメージです。
適当という言葉には、時に良い意味も含まれます。
しかし、ちゃらんぽらんのテキトーさは、悪い部分のみが前面に出ているという印象があります。
ですので、筆者が最も苦手としているタイプです(笑)
この筆者の理解でも間違ってはいないと思いますが、ここではまず、辞書的な意味もしっかり確認していきましょう。
また、この不思議な響きのちゃらんぽらんは、一体どこから来た言葉なんだろう?って、思いますよね。
由来については全く考えたこともなかったので、この言葉の成り立ちについても調べてみましたよ!
いい加減なこと
辞書ではちゃらんぽらんの意味を、“いい加減なことやそのさま”と解説しています。
『いい加減』も『適当』と同じく、良い意味と悪い意味とが含まれている言葉ですよね。
言い方やニュアンスの違いで、意味合いが大きく変わってくる言葉です。
「いい加減な人だ」と使われれば、“(仕事などを)途中で投げ出す人。投げやりな人。”を表わします。
「いい加減にしてくれよ!」と怒っていたら、“ほどほどのところで終わりにして欲しい”ことを表わしています。
いい加減は漢字にすると、良い加減。
“程よく適当、丁度良い”というような意味にもなりますが、ちゃらんぽらんの意味は、もちろん悪い方の意味になります。
『ちゃらんぽらん』も、『いい加減』も、人に使われる場合は大抵、不快感や嫌悪感を表わしているんですよね。
無責任なこと
また、ちゃらんぽらんの辞書的な意味にはもうひとつ“無責任なこと”も挙げられています。
無責任は、“責任を持つという自覚がないこと。
責任感が無いこと”ですよね。
つまりちゃらんぽらんな人は、いいかげんで無責任な人。
仕事をする上でも、社会生活を送っていく上でも…致命的な性質ですよね。
だけどちゃらんぽらんな人って、そんな自分に悩んでいるようにも見えません。
もしかしたら、悩んだり苦しんだりしているのかもしれないけど、なんだかふわふわしていて心ここにあらず…。
適当に人生を送っていることについても、何も考えてい無さそう。