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発言を気を付けるべき5個の理由(続き2)

人間は発言をすることによってなんらかの影響力を持ちます。

それは時に威圧的なものだったり、悲観的なものだったりします。

それによってあなたの周りの人は、あなたが一緒にいて安心できる人か、信用に足る人かを判断しますし、そうではないと感じさせてしまったなら自然と離れていってしまいます。

どうせならほかの人が優しい気持ちになれたり、自信を持って動けるような影響力を持ちたいですよね。

発言で第一印象が決まる

初めて会う人にもどんな発言をするかは重要になってきます。

初めて誰かと会う時は緊張しますよね。

それは相手も同じです。

特にこれから深く関わっていかなければならない仕事仲間だったりする場合特にそうだと思われます。

どんな人なのか気になって仕方ないでしょうし、その分あなたの発言から人柄を読み取ろうと注目しているはずです。

そんな時に早く距離を縮めたいがために必要以上になれなれしい口を利けば信用できない人と思われますし、過剰に謙遜すれば自信がない人だと思われどちらにしてもこの人とはあまり関わりたくないという決断を下されてしまうかもしれません。

もちろん同じくらい見た目の清潔感、声の大きさなども大事にはなってきますが、人柄がダイレクトに反映される発言が与える影響力は決して小さいものではないのです。

もし第一印象で悪印象を与えてしまったなら、相手にもよりますがそれはなかなか覆りません。

一緒に働いていかなければならない中で、挽回するにはもしかすると半年や一年、それ以上の時間を要するかもしれません。

たった何秒かの第一印象でそこまでの苦労をしなければいけないなんてなんて割に合わないのでしょうか。

それを回避するためには、普段から自分の思っていることを迷いなくはきはきと発言できるようにしておくことが大切だと言えます。

周囲に大きな影響を及ぼす

ここまで書いてきたとおり、発言は周囲に多大な影響を与えます。

私の職場では、一時期誰もがピリピリし、休憩時間になればみんなで誰かの悪口を言い合ったりしていました。

正直に言うと私自身もとても居づらかったですし、出勤したくないなあと思う日が続いていました。

少し前まで笑いの絶えない職場だったのになぜだろうと疑問に思っていたある日、一人の女性社員が辞めました。

彼女がいなくなった途端、職場はもとに戻りました。

思い返せば、私はさほど関わりがなかったものの、彼女は部下に威圧的な物言いをする人でした。

かなりきついことを言われてへこんだり、中には泣いてしまう人もいたようでした。

そして傷ついた人たちは彼女に言われたことへの愚痴を他の人に話す、負の発言のループだったのです。

自分に向けられた言葉ではないにせよ、そんな会話が毎日耳に入れば悪い影響を受けるに決まっています。

つまりはその人一人の発言で、職場全体が大きく揺れ動いていたのです。

これはあなたにも無関係なことではありません。

周囲があなたと一緒に働く日が「楽しくて働きやすい日」になるか、「イライラしてストレスがたまる日」になるか、それはすべて言動次第なのです。

どこかへ行ったとたん、ああ、あの人がいなくなってよかった……とほっとされる。

そんな人として生活するというのはとてもむなしいものだと思いませんか?

発言したとおりの人生になる

このように、自分の発言がひいては自分を作っていきます。

謙遜しているつもりかもしれませんが、「私なんてブスでデブだから……」などと必要以上に自分を卑下してしまう癖のある人は注意してください。

そんなつもりはなくても、ブスでデブな人生に片足を突っ込んでいることになります。

とあるアイドルは、毎朝鏡を見て「よし、今日もかわいい!」と自分に言い聞かせていると聞いたことがあります。

もともとかわいいに決まっているアイドルとはいえ、きっと万全な日だけではないはずです。

肌荒れしている日もあれば、むくんでしまって目が小さく見える日もあるでしょう。

しかしそこで気落ちせず今日もかわいいと自分に言い聞かせることで、彼女は365日ずっとかわいくいられるんだなあと感心した覚えがあります。

そこまでするのは無理……という人でも、少しずつ自分の発言を考え直してみることはできるはずです。