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人と関わろうとしない、人間嫌いな人...(続き5)

最初は相槌を打つだけでも大丈夫です。

もし無理に喋ろうとすると空回って余計な自己嫌悪に陥ってしまう場合があります。

もし相槌を打つことに慣れたなら、「それでどうしたんですか?」といったような相手が話をしやすくなるような合いの手を入れる。

「へえ、〇〇は〇〇なんですね!」といったように、相手の言ったことを繰り返して話を聞いてくれている実感を与えるオウム返しなどをしてみましょう。

こういった簡単な小技をはさんで、少しずつ会話のキャッチボールに慣れていくといいかもしれません。

やがて自然と雑談ができるようになっていきます。

仲良しの人をつくる

会話をすることが少しずつ苦痛でなくなってきたなら、少しずつ気の合う人を探して仲良しの人をつくるよう努力をしてみましょう。

途方もなく高いハードルのように思えるかもしれません。

ですが、無理をせず自分のペースで探してみてください。

もし無理やり自分とは合わない人と親しくするようになっても、ストレスが増えるだけで時間の無駄です。

「人と合わせないと嫌われる」「うまくやらなくちゃ」と思わず、なるべく自然体でいるようにしてみてください。

きっと素のあなたの魅力に気づき、仲良くなりたいと思ってくれる人が出てくるはずです。

人嫌いを克服したいとはいえ、あなたにも付き合う人間を選ぶ権利はあります。

面倒な人や、一緒にいて疲れる人とわざわざ仲良くする必要はないということを忘れないでください。

仲良くなった人に相談する

もし気の合う人を見つけ、仲良くなったならその人に自分のことを話してみるのも手です。

相談事を切り出すのに気が引けてしまう場合は、少し軽い調子で言ってみてもいいかもしれません。

自分の抱える問題を聞いてくれる人がいるだけで、ずいぶん気が楽になります。

私たちにはそれぞれ事情があります。

何の問題も抱えていない人はまずいないといっていいと思います。

相談事なんて重くないだろうかと心配になるかもしれません。

ですが、みんないろんな悩みを抱えているのは同じなのです。

あなたが思っているより真剣に聞いてくれるはずです。

もちろん自分のプライバシーにかかわることを話すのですから、仲良くなって間もない人などは避けましょう。

この人ならと思える人にしてくださいね。

また、なんでも「私はね」と話を横取りしてしまい、人の話を聞かない人や、他人にマウントをとりたいだけの上から目線な人などには、相談するだけ時間の無駄です。

余計人嫌いが加速する可能性があるので、絶対に話さないようにしましょう。

人の優しさに触れる

「人間もいいかもしれない」と思えるような出来事を体験すると、考え方が変わることもあります。

しかし普通の人生を平凡に生きている中、そんなことはなかなかないと思われるかもしれません。

そんな時には実話などを基にした本や映画などを見てみてください。

こんな人たちもいるのか、と新しい視点が生まれるかもしれません。

人を頼ってみる

普段、これくらいなら頑張れば自分でやってしまえると一人で仕事やプライベートの厄介ごとを抱え込んでいませんか?

足並みをそろえなくてはいけないチームでの作業を避けてのことかもしれません。

ですが、たまには人を頼ってみてください。

信頼できる人にその人ならどうするかのアドバイスをもらったりすると、自分ではいっぱいいっぱいになって視野が狭くなっていることに気づいたりもします。

しかしそれは、人を頼ることをしないと一生気付けないままです。

なんでも自分ひとりで背負いこむ癖は、心の病の原因にもなります。