人間だれしも苦手なことはありますよね。

克服したほうがいいのはわかっているけれど、大人になってから治すのはなかなか難しく、そのままになっている…という人も多いかもしれません。

中でもなかなか改善するのが難しく、なおかつ日常生活に支障をきたしてしまうおそれがあるのが「人嫌い」です。

そもそも人間関係を築くのが苦手なため、周囲の人とも極端に距離を置きがちで、「あの人にはどう接したらいいんだろう?」と戸惑わせられてしまうことも多いのです。

ここでは人嫌いの人によくある特徴や、本人はどう改善のために動けばいいのかをお伝えしたいと思います。

️接し方が難しい人嫌いな人

人嫌いな人は一見それとはわかりません。

そして自分では人嫌いを隠し溶け込もうと努力しているつもりの場合もあります。

ただ付き合っていくうち、あきらかな越えられない壁を感じるため、周囲の人はどうしたらいいのかわからなくなってしまいます。

また、単に自分が嫌われているだけなのかも…と思うかもしれません。

そうなるとこちらも距離を置きたくなってしまい、人嫌いの人はますます孤立する結果になってしまいます。

人嫌いな人の9つの特徴


人嫌いな人にもいろんなタイプがありますが、ここでは共通して多くみられる特徴を挙げていきたいと思います。

「私はあの人に嫌われてる…」そう思ったことはありませんか?もしかするとその人はああなただけを嫌いなのではなく、コミュニケーション全体を苦手とする人嫌いなのかもしれません。

当てはまる個所がないか確認してみてください。

人と関わろうとしない

新しく人間関係を築いたり、仲のいい人を作ったりするのが苦手なため、そもそも人と関わることを極力避けようとします。

常に愛想よくかわすことで深い付き合いを避けているタイプの人もいますが、嫌われてでもいいから人と関わりたくないという人も多々おり、そういった人は話しかけられても最低限しか話さずあえて無愛想な態度を取るため職場などで浮きがちです。

また仕事上でもみんなと歩調をそろえて何かを成し遂げることが苦痛になってしまうため、相談などが必要な場面でも個人プレーで突っ走ってしまい、余計関係がギクシャクしてしまう場合もあります。

もちろん大人数での集まりなどには参加しませんし、趣味も極力自分ひとりだけで楽しめるようなものが多く仕事上でもプライベートでも人間関係が希薄です。

会話で踏み込んでこない

一見普通に話しているように見えても、人嫌いの人の会話には中身がありません。

それは相手の個人的な領域まで踏み込まないようにしているのと同時に、自分のほうにも踏み込んでほしくないことを示しているのです。

よく思い返してみると、当たり障りのない天気の話や他愛もないニュースの話が多くはありませんか?そしてもし個人的なことに話が及んだならあいまいに笑ってごまかしたり、うまく話をそらしたりします。

こちらの話をしても、そわそわと落ち着きがなくすぐに話題を変えたりとあまり真剣に聞いてもらえている感じはしないかもしれません。

返事に相槌だけが多い

単に聞き上手な人と思われがちですが、変に反論したりしないで相手に適当に合わせてその場をやり過ごすため返事に相槌が多くなります。

「はい」「なるほど」「へえ」「わかる」とか、相手に同意するような種類のものが多いでしょう。

相槌を打てば自分の負担も少ないですし、会話も早く切り上げられるためです。

1人行動を好む


みんなでランチに行ったり、休日仲のいい友人で集まったりというような「みんなでわいわい」やるという状況はもちろん、誰かとペアで仕事をしたりすることもあまり好みません。

コミュニケーションを取ることが苦手で苦痛に感じられてしまうため、自分一人で気ままに行動したほうが気が楽だと考えてしまうのです。

飲み会など大勢の人が集まる話になるといつの間にかいなくなったり、誘わないでほしそうなオーラを出したりしてなんとか避けようとします。

趣味なども自分ひとりでも楽しめることが多く、友達がいなくても一人でどこにでも行けてしまいますしどんなお店にでも一人で入れます。

そしてそもそもインドアなので外に出て人と関わる必要がないという人もいます。

誘いに乗らない

そんな性質をもった人たちなので、もちろん食事や遊びに誘っても色よい返事が返ってくることは無に等しいといえます。

付き合いがあるとか、たまには行かなくてはという思いより「面倒くさい」「気を使いたくない」「さっさと帰って寝たい」という思いが勝るため毎回何かしらと理由をつけてくるか、その理由さえ「用事があるので」とぼかして絶対に誘いに乗りません。

誘われる前にさっさとどこかへ行ってしまったりもします。

そんなことが重なるとさすがに誘う側も「あまりこういうのが好きじゃないのかな?」と空気を読み声をかけること自体をやめてしまうので、「あの人は付き合いが悪い」ということが公な事実として広まってしまい、ますます浮きがちになってしまったりします。

人嫌い歴が長い人たちの中にはいちいち誘ってもらうのが申し訳ないからといって「あまりそういった集まりは得意じゃないので」と最初にきっぱり言ってしまえる人もいます。

消極的

よく邦楽の歌詞や格言などで、「自分を好きになれなければ人のことも好きになれるわけがない」と言われているのを聞いたことがありませんか?
人嫌いの人は実はとても自分のことを否定的に見ていて、「私なんかどうせダメだし」と消極的に考えていることがとても多いようです。

もともとは人と関わることをそこまで苦痛に思っていなかったとしても、自分のことを卑下して生きていると「どうせ私なんかと友達になっても面白くないし失望されてしまうに違いない」「期待されてもきっと迷惑をかけてしまう」などと考えてしまいますし、そのような思考回路に支配されてしまうとどうしても失敗したりすることが増えてしまいます。

そうするとマイナスな思考回路は証拠を得たとばかりに「ほらやっぱり、私はダメなんだ」「私なんかと一緒にいてもいいことなんてない」と消極的な方向に回転しだしてしまい、悪循環が生じます。

そうすると人と一緒にいて気をもむこと自体に疲れ果ててしまい、いつしか人間関係を築くことそのものに嫌悪を感じるようになってしまうのです。

人を信用しない

そんな消極的な考え方もあいまって、人のいうことを基本的に疑ってかかりますし褒められたとしても裏を探りたがります。

もし同性に「かわいい!」と言われても「心の中ではブスだと思って下に見てるからそういうことが言えるんだろうな」と考えます。

「頭いいよね」と言われても「そんなところしか褒めるところがないんだろうな」と思ってしまいます。

本当は素直に喜びたい気持ちがあるはずですが、植えつけられたマイナス思考がそうはさせてくれないのです。

なかなか心を開いてくれませんし、基本的に自分のことを自分から人に話すということは絶対にありません。

自分がそんなふうに他人の心の裏ばかりを読む生活をしているため、ほかの人もみんなにこにこしてはいても腹の中では何を思っているかわかったものではないと考えてしまいます。

自分に自信がない

自分のことも信じられず、自分が正しいと言い切れないためいつも人に合わせ無難にやり過ごすことでなんとか生きています。

自分に自信がないあまり他の人に馬鹿にされているのではないか、迷惑がられているのではないかと恐れる気持ちも非常に強いのかもしれません。

家庭環境が悪かった

幼少期は個人の人格が形成される大事な時期です。

そんな時期を、決していいとは言えない環境で過ごしてきた人は「自分には人と関わる価値がない」と思い込みやすく、また他人のこともなかなか信用することが難しくなり心を開けなくなってしまいます。

親からの愛情不足

本来なら親は自分の子供を慈しみ十分に愛情を注ぐべきなのですが、親が全員そうすることができるわけではありません。

特に日本人は感情を素直に表に出すことが苦手な人が多いため、目に見える形での愛情表現が足りず、結果として親にその気がなくても子供が愛情不足のまま育ってしまうこともあります。

また、仕事が忙しい共働きの家庭でさみしい思いをして育った人などもこれに含まれるかもしれません。

愛情を感じられないまま育った人は、最初に全幅の信頼を置いていた親からも十分に愛されなかったという気持ちを引きずり、どこか他人を見限った考え方をしてしまうようになります。

また、自分自身も愛情をどう表現したらいいのかわからないため、人間関係もうまくいかず自身の子供とも良好な関係を築けない悪循環が生じることも多いようです。

両親の離婚経験

今でこそ両親が離婚してどちらかが子供を育てているという家庭は少なくありませんが、やはり多感な時期に両親がいがみ合ったりお互いに冷たく接したりしているのを見るのは子供にとって大変耐え難い状況です。

両親の不仲が続きやがて離婚してしまったという人はその心の傷を負い続けている場合があります。

子供は親を見て学んだ通りに育ちます。

親がいつも仲良くしていれば、その姿を見て「結婚するっていいなあ」「人を好きになるっていいことだな」と思うでしょう。

もしけんかすることがあったとしても、すぐに仲直りをして元通りになっているのを見れば「結局仲良しなんだ」と安心するかもしれません。

しかし親がけんかを続けて罵り合い、時には自分のことで言い争ったりしているのを毎日繰り返し目にしていたらどうでしょうか。

大きな不安に襲われ、二人がこれからも今まで通り夫婦でいてくれるよう必死に明るくいい子を演じたり、顔色を見て媚びて行動する性格になります。

それでも離婚してしまったならその失望はかなりのものでしょう。

やがて疲れ果ててしまうと、「人間は結局自分のことしか考えていない」「好きな人ができてもどうせ裏切られる」と人間と関わることそのものについて匙を投げてしまいます。

周りの人間がみんな信用できなく思え、他人と距離を置く人に成長してしまうかもしれません。

両親からの虐待

安心できる場であるはずの家庭でこのようなことが起きているのはほんとうに痛ましいことですが、両親から虐待を受けていた人というのも得てして人嫌いになりやすいものです。

虐待というのは身体的なものだけをさすわけではありません。

「生まれてこなければよかった」などの言葉の暴力で子供の心を傷つける心理的虐待というものが近年増えてきているようです。

目には見えない分厄介で、子供は自分が悪いと思い込んでしまい自己否定的な性格に育ってしまうことが多いと言われています。

些細なことで怒鳴られたり、ひどいことを言われたりする子供時代を過ごした人は当たり前のことですがその心の傷から人間関係を築くことも難しくなります。

トラウマを抱えている

家庭環境は正常でも、大人になってから負った心の傷やショックな経験がなかなか癒えず、結果人を遠ざけるようになっていってしまう人もいます。

例を挙げていってみましょう。

ひどいフラれ方をした

誰しも相手を信じて交際を始めるものですから、もし何らかのトラブルや裏切りがあり、ひどい理由で振られてしまうとそれ以降の他人とのかかわり方も慎重になってきてしまうかもしれません。

また、もし振られた理由に同性が絡んでいた場合(友達に恋人をとられた、ずっと浮気されていたなど)は、異性との付き合いだけではなく同性の友達をつくることにも苦手意識が向いてしまうかもしれません。

DVを受けていた

交際相手や配偶者からDVを受けていた人も人嫌いに陥りやすいです。

DV男は見た目にはそうとはわからない場合が多いといわれています。

はなから暴力的な人とは誰も付き合いませんから、当たり前ですが最初だけやさしいのが特徴のようです。

やがて暴力や罵倒が日常になっても、被害者は「あんなにやさしかったのに」と出会ったころの面影にすがってしまい、
「本当はやさしい人なのに自分が悪いから殴られるんだ」という思考回路からなかなか抜け出せなくなってしまいます。

面倒見のいい人や情に厚くやさしい人が被害者になりやすいようです。

もしその悪循環から抜け出せたとしても、心の傷は簡単には癒えません。

他人への不信感やまた暴力を振るわれるのではないかという恐怖から、人と深くかかわることを避けるようになってしまうのです。

ストーカー被害にあった

ストーカーはDV男と同じく、外面はうまく取り繕っており好印象なことが多いようです。

また、8割を占めているのが被害者と顔見知りの人物…つまりは元恋人や配偶者、知人友人、職場の仲間だそうです。

仲が良かった時期もある恋人や配偶者はもちろんのこと、ただの知人だと思っていた人や職場の人に付け回され周囲を嗅ぎまわられるおぞましさは想像を絶するものでしょう。

そんなストーカー被害にあっていた人は、身近な人のことも恐怖の対象になってしまうでしょう。

いじめにあっていた

学生時代などにいじめにあっていた人は、そのトラウマが現在までぬぐいきれないでいる場合があります。