しかし、その気持ちもむなしく大抵の場合は時間があまり進んでいません。
ひどいときなんて、30分経った気分でいるのに時計を見たら1分しか経っていなかったなんてこともあります。
そんなとき、もうこの苦痛にしか感じられない仕事や勉強から早く解放されたい気持ちでいっぱいになっているものです。
そのため、早く時間が過ぎ去って定時になればいいのにと思ってしまうのです。
時計を見ていることによって残業になってしまったら、その気持ちはどんどん膨らむ一方です。
それは勉強も同じことです。
嫌だと思うのであれば、早めに終わらせてしまいましょう。
苦手な人といる時
誰だって、苦手な人がひとりやふたりはいるのではないでしょうか。
それはあなたと全く正反対のタイプかもしれないですし、いちいち口出ししてくるような面倒くさいタイプかもしれないですね。
さまざまな人が存在する世界ですから、全ての人を愛するなんてことは難しいと思います。
そんな人とペアを組まなければならなかったり、学生であれば班行動をしなければならなくなったときに「早く時間が過ぎ去ってほしい」と思うのです。
時間さえ過ぎてしまえば、もうその人と一緒に行動する必要もないですし、会話をしたり同じ空気を吸う必要もないですよね。
きつい状況にある時
生きていれば、嬉しいこともありますし、辛いと感じてしまうこともあるでしょう。
そんなとき人は、できる限り早くその状況から脱してしまいたいと考えるものです。
それは、誰かに問い詰められている時かもしれないですし、不正が発覚して周りの人から変な目で見られているときかもしれません。
きつい状況というのは、さまざまありますがどんなときでも心に負担があり、とても大きなショックを受けているのには変わりないのです。
その問い詰められている時間さえ過ぎれば、もう苦しくて辛い思いをしなくて済みますよね。
だからこそ、時間が早く過ぎ去ってほしいと感じるのです。
なにか悪いことに出くわしている時
人生の中であなたはこれまでに、どんな悪いことに遭遇してきたでしょうか?
もしかしたら満員電車で苦しい思いをしたかもしれないですし、震災や豪雨などによって嫌な気持ちを感じたことがあるかもしれないですね。
そのように何か悪いことに出くわしている時に、人は「早くこの状況が終わればいい。時間が早く過ぎればいい」と感じています。
私たちは、時間が過ぎることによって物事がある程度落ち着くということを理解しているのです。
それがわかっていなければ、この時間が過ぎ去ってほしいなんて考えられませんよね。
また、そのように感じることで悪いことに出くわしている自分の心を落ち着かせていることもあります。
もしも、その悪い状況がいつまでも続いてしまって、未来に希望もなにも持てなくなったら人間らしい生き方をすることができなくなります。