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合点とはどういう意味?今でも使われ...(続き2)

物事に同意していること、も意味しています。

同意している、ということはそのことに対しいもはや異論はない、ということですね。

そして、物事を良いと認め、それを受け入れていることになります。

それで、「いっこうに合点がいかない」というフレーズは、「全然同意できない」とか、先ほどの意味の、「全然納得できない」という意味になりますね。

うなずくこと

そして、うなずくという意味もあるそうです。

それで、小説などで「合点しながら」というようなフレーズが出てきた場合、その人がうなづいている様子を想像することができるでしょう。

納得しているとき、同意しているとき、承知しているとき、人間はうなずきます。

その動作のことも、合点という言葉の中には含まれているようです。

合点の同義語

合点には、承知すること、納得していること、同意していること、うなづくこと、という意味があるということがわかりました。

では、合点と同じような意味の言葉ってあるのでしょうか?

同義語を調べてみました。

心得る

よく時代劇の中などで「この場を何だと心得るか!」というフレーズを聞くことがありますよね。

この「心得る」が「合点」の同義語であります。

心得るとは、物事についてこうなんだと理解する、よくわかる、わきまえるという意味です。

なので、「この場を何だと心得るか!」と言われたときには、「この場を何だと理解している(もしくはわきまえている)のか!」と言われていることになりますね。

さらに、事情をよく知ったうえである事柄を引き受けるということも意味しています。

理解し納得したうえで、ある事柄を引き受けるという面で「合点」と同義語であることがわかりますね。

「しかと心得た!」というフレーズもあります。

ですが、「しかと」はつまり「はっきりと」、「確かに」という意味になります。

「物事をしっかりと理解し、事情をよく飲み込んで受け入れましたよ」という意味になりますね。

さらに、「心得がある」という表現もします。

これはある事柄がすっかりと身についている人に対して使いますね。

そのことをしっかりと理解している人でなければ「心得がある」とは言えません。

「お茶の心得がある人」と言うときには、お茶をたしなんでいる人、そしてお茶を会得している人のことを指しています。

さらに、心得るという言葉には、気を付ける、用心するといった意味もあります。

この場合は、合点とは少し意味が違ってくるところですね。

説明がつく

「これで説明がつく!」というフレーズもよく使う言葉ですね。

これで筋が通るとか、これで納得がいく、という意味合いで使っていることが多いのではないでしょうか?

「説明がつく」という言葉は、筋道を理解し、把握することを意味しています。

この「つく」という日本語は、いろいろな意味を持っている言葉です。

この場合は「ちゃんとした説明が加えられる」という意味です。

それで、「合点がいく」と同義語になります。

「合点」も、ある事柄について情報を得ることによって、物事をよく理解でき、納得できるという意味でしたね。

「ある程度説明がつく」とよく言います。

「ある程度合点がいく」と言っても、同じニュアンスを伝えることができるわけです。

まあまあ物事を理解でき、まあまあ納得できたな、という時に使える表現ですね。