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合点とはどういう意味?今でも使われ...(続き6)

今まで、あまり使ってこなかったという方も、小説や本、そしてダジャレでしか知らなかった言葉だ、というかたも。

実際に今でも使われている場面があります。

それを真似してちょっと粋な表現をしてみるのはどうでしょうか??

おじさんがシャレで言う場面

現代で使われているシチュエーションの一つは、やっぱりおじさんたちの洒落ですね。

江戸っ子気質をまだ受け継いでいるおじさんたちが、「おっと合点承知の助よ~」なんて言っているところに遭遇したことありませんか?

特に、お酒を楽しく飲んで、ちょっと酔っぱらっているときなんかに、飛び出すフレーズかもしれません。

おじさんが楽しく飲んでいて、なんだか気分がよくなっているときに。

お会計をお願いしちゃったりなんかしたら、ノリよく「おっと合点承知の助~」と言って、お財布から数万を出してくれちゃったりもするかもしれません。

そんな、羽振りのいいおじさんたちばかりではないけどね。

まあ、何かを頼んだりお願いしたときに、シャレで返してくれるくらいなら、きっと気分よく承諾してくれているんですよね。

別に酔っていなくても、「おれは、合点承知の助だ!」なんて言って、気前よく引き受けてくれることもあります。

でも、その時に「がってん承知の助・・・だれ?」とか思ったとします。

でもそこを疑問に思うと「なんだお前、知らないのか!?」って長~い説明が始まる可能性がありますから、注意しましょう。

でも、おじさんたちにとってはちょっと嬉しい情報があります。

おやじギャグの中でも、まあ今の若い人は言わないであろうフレーズ。

例えば「当たり前田のクラッカー」とか「よっこいしょういち」「冗談はよしこさん」などと比べて、「合点承知の助」は、笑えるギャグだと思っている現代人が多いらしいです。

もちろん、その全部が寒すぎて反応に困る・・・という人が大多数なんですが。

でも、実は現代の若い世代にも、あの「試してガッテン!」で「ガッテン」が馴染みのあるものだったり。

さらに、「がってん寿司」というお店もあることから、意外となじみやすい言葉だったんですね。

だから、おじさんたちも「合点承知の助~」というシャレは、若い世代からもまだ許されるシャレ。

言っても大丈夫な可能性が高いらしいですよ!

会議などの場面

さすがに会議では、ダジャレとして「合点承知の助」とは言いません。

ですが、「合点がいく」などと表現すると、すごく言葉を巧みに操っている人、知的な人という印象を与えることができますね。

会議などで、新しい企画案が出た時も、必要な情報がまだ十分とは言えなかったり、内容に穴がある場合。

「それでは合点がいかないよ」というなら、まだ「こちらとしては納得し、受けいられれる状態ではないね」と言う意味で表現することもできるでしょう。

あと、相手側がもともと発言していたことを、まんまと変更して、自分に都合のいいように内容を変えてきたときに、「これでは合点がいかない」と言うこともあるでしょう。

納得ができない、まだ同意することはできない、まだ整理できていない段階だ、とうことを「合点がいかない」と会議ではよく使っていますね。

物事を評価する場面

何かの物事を評価する場面で、「合点がいく」「合点がいかない」というように表現することがあるでしょう。

物事を評価するためには、その基準となるものが必要です。

もし、厳正なすべてに当てはまる基準がある場合であれば、それと照らし合わせて、基準に沿っているのか、基準値を十分に満たしているのか。

といことで「合点がいく」のか、「合点がいかない」のか、ということを評価できるでしょう。

つまり、その物事が適正であり、基準を十分に満たしている、説明がつく、納得させる内容である。

という時には「合点がいく」と評価できるでしょう。

しかし、そうでない場合、もしかしたら基準から大きく外れていたり、大事なポイントが抜け落ちている場合には、「合点がいかない」と評価を受ける場合もあるでしょう。

でも、「評価する」という面で難しいのは、多くの場合人は物事を評価するときには、その人の価値観というものが入りますよね。

絶対の基準というものがあれば別ですが、そうでないと主観的になります。

その人の価値観・見方・感じ方が大きく反映された評価をすることもあります。