「あの人は器の大きい人だなぁ」「なんて心の広い人なんだろう」
寛容な人に出会うと、自分の心も落ち着き、なんだか満たされた気分になりますよね。
世の中にはさまざまな人がいるので、日々いろいろな人と接していると、良い気分にさせてくれる人もいれば、関わるとなぜか悪い気分になってしまう人もいます。
自分の気持ちや調子というものは、自分次第な部分も確かにありますが、実は関わる人にかなり大きな影響を受けるものなのです。
寛容な人と接すると自分の気持ちも安定してくる。
穏やかな気分になれる。
それなら、寛容な人、自分にとってプラスになる人のそばにいれば自分も寛容な人に近づいていくことができますよね。
さらに、自分が寛容な人になれば誰からも好かれる人になれるばかりではなく、精神的にも成長していけます。
そんな「寛容であること」について考えてみたいと思います。
寛容な人の12個の特徴
寛容な人を見ていると、どんなトラブルに見舞われても、なぜか余裕があり、いつも平常心でにこやかにしているイメージがあると思います。
寛容な人は、なぜ常にそんな雰囲気でいられるのでしょうか。
寛容な人の特徴を考えてみましょう。
1. 人の辛さが理解できる
寛容な人は人の気持ちを理解することが非常に得意です。
そのため、人の苦しみや辛さを理解することも比較的簡単にしてしまう傾向にあります。
それは、寛容な人はいろいろな性格の人を許すことが出来る性格だからです。
自分流のこだわりをなくし、相手の性格を受け入れ、許すということは、相手の性格を理解しないと出来ることではありません。
人は自己流のこだわりを自分の知らないところでたくさん持っているものです。
何か一つのことをやるにしても、①→②→③といつも自分がルーティーンで行っている手順からはずれ①→③→②という手順で行ってしまうと、もたらされる結果が全く同じものだったとしても、なぜかしっくりといかないのです。
ルーティーンがあるということは、先が予想出来るため、非常に安心できます。
ですから人は他人のリズムに合わせることにストレスを感じるわけです。
寛容な人は他人のこのリズムに合わせることにあまり抵抗感を感じません。
「そんな手順もあるんだなぁ」と弱に楽しんでしまうくらいの大らかな性格なのです。
ですから、すぐに他人に合わせることができてしまう。
その結果、他人のリズムで行動するため、相手の本当の気持ちが見えてきやすくなるのです。
「あの人はきっとこう考えているからこんな行動になってしまったんだろう」とか、「あの人があんな行動を取ってしまったのは、きっとこんなストレスを抱えているからだろう」など、相手のペースの中にいることで、常に相手の立場になって物事を考えることができます。
相手の行動の裏やその行動に至った原因を考える癖があるからこそ、人の辛さや苦しみを理解してあげられやすいのです。
2. 感動しやすい
寛容である人というのは共感性が高い傾向にあります。
人の気持ちを理解することが得意なので、相手の心情に深く入りやすい傾向にあります。
相手の心情を理解し、共感してあげられるからこそ、寛容になれるのです。
これは特に映画やテレビドラマを見ているとよくわかります。
寛容な人はすぐに感情移入しやすいので、感動するドラマなどを見るとすぐに泣いてしまうことも多々あると思います。
そして、テレビドラマだけではなく、人の話を聞いている時もすぐに感情移入する傾向にあります。
ですから、寛容な人と話すとすぐに意気投合したり、悩みを相談していると一緒に怒ったり泣いたりしてくれるわけです。
それと同時に、共感しすぎて余計に泣いたり怒ったりしやすいのも事実です。
感情移入の度合いが深ければ深いほど、自分の感情も強く出てしまいますので、時々びっくりするくらいの感情を爆発させることもあるかもしれません。
それもこれも、寛容な人が共感性が高いがための行動なのです。
3. いろいろなことの経験が豊富
寛容である人のイメージの中に「余裕があるように見える」というものがあります。
余裕があるように見えるというのは、トラブルがあっても全然慌てていない。
すぐに対処行動がとれている。
落ち着いて指示ができているなどの行動のことを言います。
なぜ寛容な人は余裕があるように見えるのかというと、今までいろいろな人を見たり、自分がいろいろと経験してきた人は経験が豊富であるため、多少のトラブルにも動じることなく対処することができるからです。
私たちも一度目の経験ではパニックになったり、オロオロしたりしてしまっても、二回目以降は「あ~こうすればいいんだったな」と余裕を持って対応することができるものですよね。
それは年齢が上がればあがるほどいろいろな経験を積む機会が多いです。
恋愛感情でも、よく年配の男性などは若い女性から見て魅力的に見えやすいものですが、それもこの経験値がものを言うわけです。
本当の性格がどうであれ、経験を積むということは、周りの人から寛容的に見られやすく、結果とても好印象を与えるものなのです。
寛容な人の中には、多方面において寛容に見られる人もいれば、ある一部分、例えば仕事上においてのみ寛容に見える人もいるでしょう。
それは、経験の積み方が多方面に渡っているのか、仕事に関することだけなのかの違いで、その人が寛容でいられる状況の幅が決まってきます。
この場合の寛容さは、生まれもったものではなく、誰でも自然に身につけることのできる範囲の寛容さであると言えます。
もし自分も寛容な人になりたいと思うのであれば、今自分の置かれている場でひたすら経験を積んでいくことがゆくゆく寛容な人と思われる第一歩につながっていきます。
4. 割り切りや気持ちの切り替えが早い
寛容な人は、こだわりが少ない傾向にあります。
「こうでなければならない」とか「こうすべき」といった感情はあまり持ち合わせていません。
だから相手に合わせて行動することも苦にはならないんでしたよね。
また、寛容な人は相手に共感する姿勢をいつでももっています。
そのため、他人のミスに対しても、怒鳴ったりイライラしたりすることはあまりありません。
「あ~自分もやったことがあるな」とか「人は誰でも時々ミスをするものだからな」と思ってしまうからです。
よほどの失敗に一時的に落ち込むことはあっても、すぐに気持ちを切り替え、次の行動に移すこともできます。
寛容な人は一つ一つの物事にいつまでもこだわらないのです。
都合の悪いことはすぐに忘れて次に切り替える行為が非常にスムーズです。
周りからは、自分がミスをしてしまっても、決して責めず、一緒に対策を考えてくれる懐の深い人に見れれるでしょう。
5. 人を手伝うのが好き
寛容な人は人を手伝うのがとても好きです。
別に相手が自分に助けを求めてきていなくても、自分から声をかけに行く習性があります。
常に周りの人に気を配り、相手の気持ちを理解しようとしているため、少しでも困っている人がいたら、何かしてあげなければ!という発想になるのです。
もちろん、なんの見返りがなくても寛容な人は気にすることはありません。
なぜなら、「手伝う」という行為さえ終わってしまえば、あとはすぐに気持ちを切り替えて次のことをやっています。
手伝ったあとにいつまでもそのことを覚えていて、「あー~手伝ってあげたのに何もしてくれないな」なんて思うことはまずありません。
何かお返しをしたとしても、、もしかしたら手伝ったことすら忘れてしまっているかもしれませんね。
それくらい寛容な人からしてみれば、人を手伝うということはさもないこと、当たり前のことなのです。
6. 打算的ではない
「やさしくしてあげたんだから、自分にも同じようにしてほしい。」とか「手伝ってやったんだから次は自分のことも手伝ってほしい。」なんていう感情を寛容な人は持ち合わせていません。
見返りを求めているつもりはなくても無意識に求めてしまっているのが普通の思考ではありますが、寛容な人は、ほとんど見返りを求めることはありません。
それは、ただただ「自分がしてあげたいからしている」だけだからです。
その後に自分に返ってくるものに関しては興味はありません。
ただ、手伝ってあげたい一心で相手に関わっています。
お手伝いが終われば満足してしまうので、その後見返りがなくても一切気にしないものです。
7. 人と自分をあまり比較しない
「自分は自分」「他人は他人」。
これが寛容な人の基本的な考え方です。
寛容な人は自分の行動や考え方に信念をもっています。
自分の信念が確立しているからこそ、相手に対しても寛容になれるのです。
寛容な人は人に波長を合わせるのが得意ですが、自分の価値観に信念を持つことと、相手に合わせることは一見すると反対の行動のように見えます。
しかし、寛容な人の信念とは「常に平常心で相手を思いやること」なのです。
ですから、八方美人のようにひたすら人に合わせていても、自分の中には確固たる信念をしっかりと持っていますし、それを曲げることはまずありません。
寛容な人は柔軟さと頑固な部分の両方を上手に使いこなしているのです。
8. 常に相手の立場を考えた言動ができる
寛容な人は相手の気持ちを理解しようとしたり思いやる気持ちがとても強いです。
そのため、常に相手がどう思うかを考えて行動しています。
誰にでも優しいとか良い顔をするとかとは違います。
相手が気持ち良く自分と関われるように、辛い思いをしないようにと考えて相手に合わせた行動がとれるのです。
嘘をついたりすることはありませんが、言わないほうがいいことなどはちゃんと察して言わずにいたり、アドバイスしたほうが良いと思えば出しゃばらない程度にさりげなくアドバイスしてみたり。
とにかく相手に悪い思いをさせないように気遣う気持ちが寛容な人にはあります。
上司も部下も関係ありません。
ちゃんと自分を立てた言動をしてくれるから寛容な人は年齢問わず誰からも信頼されるのです。
9. あまりストレスが無い
寛容な人はストレスを感じることが少ないです。
なぜなら人の意見も「へぇ、こんな考え方があるんだな」とさまざまな意見を受け入れることができます。
行動に関しても人の行動に合わせることを楽しんでやっています。
通常は自分流の考え方や行動に合わないときに、人は非常にストレスを感じるものですが、寛容な人はその部分でストレスをあまり感じません。
相手に合わせるのは得意なわりには自己が確立しているので、相手がたとえイライラするような行動を取ろうとも、その波長に引きずられることなく、さほど気にせず生活できるのです。
10. 人の悪口や噂話を言わない
寛容な人は、共感性が高い傾向にありますので、人の悪口はあまり言おうとしません。
人には良い側面とそうではない側面があります。
通常は悪い側面ばかりが気になって、結果的にその人ごと嫌いになってしまうもんですが、寛容な人は常に良い側面を見ようとしているため、悪い側面にはあまり注意が行きません。
また、悪い側面に関しても、きっといろいろな理由があるのだろうと相手を擁護する方向に考えが行きがちです。
ですから「この人の性格のこの部分は一般的には良くない」という認識はあっても、「この人は悪い性格だ」と短絡的に考えることはしません。
そのため、悪口を言おうという発想にもならないことがほとんどです。
悪口を言う場に居合わせた時も、あまり同調しようとはしません。
悪口を言われている人のことを考えることができるからです。
また、悪口を言う人に対しても、「あいつは悪口ばかり言う性格の悪いやつだ」と思うこともありません。
悪口を言う人とも悪口を言っていないときには親しく話が出来ます。
これも、寛容な人はその人の一部分を見て全体を嫌いにならないような性格であることと共通しています。
悪口を言うとか言われるとかは、寛容な人にとっては一切関係ありません。
ただ、自分が悪口を言わないようにするという信念は持っていますので、いつまでもそのグループ内にいることもせず、さっさと抜けてしまうはずです。
11. 適度に諦めが早い
寛容な人は何事もすぐに諦めます。
それは決して悪い意味ではありません。
寛容な人はこだわりが少なく、どんな状況や結果もすぐに受け入れることができます。
そのため、ある物事に取り組んでいたとして、そのまま無理に進んでしまうといろいろと問題が出てくると思えば、すぐに軌道修正することができますし、どんなに軌道修正しても無理だと思えば、すぐに諦めることができます。
いろいろな知識があり、視野が広いからこそ、一つの方法だけからアプローチはせず、ダメだと思えばすぐに方法を変えていろいろな方向からアプローチしていこうと思えるのです。
手を変え品を変えアプローチ出来る人は視野が広く寛容な人であると言えます。
物事を諦めるということは、逃げることではなく、また新たに違う道を探して再度トライしてみるという意味です。
つまり、寛容な人というのは非常にポジティブなのです。
12. あまり目標が高くない
寛容な人は無理な目標を立てることはありません。
何かあればすぐに軌道修正したりするかもしれないことを自分でもわかっていますので、目標は比較的低く設定する傾向にあります。
夢や目標は高く持てとよく言われますが、あまりに高すぎると、何から行動していいのかわからず結果的にすぐに諦めてしまいやすいです。
目標が低いと、ちょっとやればすぐに達成できるような気になるので、取り掛かりが早くなります。
また、低い目標というのは高い目標に比べて具体的であることが多いので、本当にすぐに達成しやすいものです。
寛容な人は出世したいとか、一番になりたいなどという気持ちもあまり持っていませんので、何か不具合があれば、すぐに目標は修正されます。
でも、そうやって軌道修正が早いからこそ、実際に目標を達成するのも早いのです。
寛容な人が自分の望んでいることをすぐに達成していくように見えるのはこういう側面もあるからなのですね。
寛容な人になろう!
寛容な人になると、過剰なストレスを受けることなく日々を穏やかに過ごすことができます。
また、周りの人の心まで穏やかに出来る素敵な人物になれます。
あなたも寛容な人になるためにどう行動すればいいのかをじっくりと考えてみましょう。
1. 寛容とは?
寛容とは、心が広くて人の言うことや行動を素直に受け入れることを言います。
人の言うことを受け入れられるということは、他人の罪や欠点などもきびしく責めたりせず、不必要に怒ったりしないことです。
「寛容な態度をとる」や「多少の欠点は寛容する」などという表現で使います。
2. 寛容になるメリット
寛容な性格になると自分にも、また周りの人にもとても良い影響をもたらします。
デメリットよりもメリットのほうがはるかに多いですので、やはり寛容な性格というのはなって損はない性格であると言えます。
メリットと言える部分はたくさんありますが、その中でも特に2つのことについて考えてみたいと思います。
人に好かれる
寛容な人はとにかく人に好かれます。
それは相手の失敗を許し、不幸を喜んだりせず、常に思いやれるからです。
誰だって、自分を否定しない人を嫌いになったりしませんよね。
たとえ興味のない人だったとしても、その人が自分のことを心配してくれる発言をしてくれたり、何気なく手伝ってくれたりすると、やはり好印象を持つものです。
常に相手に寄り添い、気遣った言動ができるからこそ、万人に好かれるし、尊敬もされるのです。
ストレスが軽減される
寛容な人は、ストレスや不満が限りなく少ない傾向にあります。
ですので、自分が感じているストレスも非常に少ないと言えます。
もちろん、全然ストレスを感じていないわけではありませんが、あまり深刻に考えない性格であるため、すぐにストレスを解消する方向に向かっていけます。
また、場面場面に応じてしっかりと切り替えができるので、仕事のストレスを家に持ち帰るなんてこともありません。
そうしてうまくストレスをコントロールしているのです。
2. 寛容になるデメリット
寛容であるということは、とても良いことばかりのようですが、デメリットもあります。
物事には良い側面と悪い側面がありますから、寛容であるという性格を反対から言えば、大雑把、八方美人、適当、自己主張のない人などと言われがちです。
ですが、それを十分にカバーしきれるほどの愛らしさを持っているのが寛容な人なわけですから、自分なりに寛容であることのデメリットを理解していれば、何も困ることはないと思います。
そんな寛容であることのデメリットについて考えてみましょう。
失敗が多くなる
寛容な人は人ミスを受け入れられる器を持っています。
それは言い方を変えれば、多少大雑把なところがあるとも言えます。
ですので、自分の仕事においても、細かいミスがあったり、最後の詰めが甘かったりなんてことが意外に多く目立つものです。
よく言われるのは「あなたは詰めが甘い。」というセリフです。
寛容な人は良い意味で「まぁ、いっか。」と気楽にいられる性格なので、一字一句きっかりと書類を作成するなんてことは実は不得意であったりします。
監査などの仕事は意外に向いていないかもしれません。
人に都合よく利用される可能性がある
寛容な人は相手を思いやり、相手の立場に立って物事を考えています。
それはあまり相手を疑うことが少ないとも言えます。
ですので、悪意のある相手からは利用される危険性もあります。
また、たとえ悪意はなくとも、いいように利用されることもあります。
それでも、寛容な人は自分が利用されているとはあまり思いませんし、もし気づいたとしても「まぁいっか」の精神で広い心で許してしまいます。
相手が泣き寝入りをしてきたり、不幸話をして取り入ってきたりすれば、すぐに感情移入し相手に共感してしまう性格上、何か手伝ってあげたくなり、結果的にお金を貸すとか商品を買うなどの行動に走っていきがちなところもあるかもしれません。
寛容な人を目指すのであれば、そういった部分は十分注意する必要がありそうです。
寛容な人が好かれる理由
寛容な人はとにかく人に好かれる傾向にあります。
それは常に相手を良い気持ちにさせようとする心配りがとても居心地を良くさせるからです。
寛容な人の周りには人が集まります。
自分が寛容な性格になれることで自分の周りに人が集まり、お互いに助け合える良い人間関係を築いていけるのです。
なぜ寛容な人はそこまで人に好かれるのか考えてみたいと思います。
1. いつも穏やかだから
寛容な人はいつも穏やかな雰囲気でいることが多いです。
それは、感情のコントロールが非常に上手だからです。
自分の気持ちに対してもすぐに切り替えができるので、イライラしても悲しくなってもすぐに気分転換することができます。
そのため、人前で怒鳴ったり、ヒステリックになることはほとんどありません。
心が広いので、他人がイライラしていたり、落ち込んでいたりするときに、その雰囲気に引きずられることもありません。
常に安定していて、にこやかに過ごしています。
そういう雰囲気でいるからこそ、人にとても好かれやすいです。
2. 人を否定しないから
寛容な人は、他人の意見を否定することはありません。
たとえ、その意見が自分の意見と正反対だったとしても、「そういう考え方もあるんだなぁ」と理解しようとします。
相手の意見に対して真向から否定するようなことはしません。
相手との意見の相違があったり、自分の考えを批判されたりしても、それで相手を責めたり、すねたりすることはありません。
「自分と人の意見は違うもの」と常に考えており、それが普通だと思っています。
ですから「あなたの意見は間違っている!」なんて言ったりせず「他にもこういう考え方があるよ」などと柔らかくアドバイスするような感じで意見を言います。
相手は頭ごなしに否定されたりしませんので、悪印象を受けませんし、柔らかく言われると受け入れる気分にもなるものです。
こういうところも寛容な人が好かれるポイントです。
3. 人に八つ当たりしないから
寛容な人は、イライラしたりすることがあまりありません。
ですから、たとえ自分がミスをしてしまっても、それでイライラして他人にあたるといったことはありません。
人のミスを広い心で許せるのが寛容な人の特徴ですが、それは自分自身にも当てはまるようです。
自分のミスも心広く許し、すぐに気持ちを切り替えることができます。
だからこそ、人に八つ当たりするようなことはしません。
伝えるべきことは、落ち着いた調子でイライラを表面に出すことなく人に伝えます。
聞いている側から見ても、怒って言われるよりもにこやかに言われたほうが言うことを聞く気になるものです。
そういう穏やかで温厚な部分も人から好かれる要因の一つです。
4. すぐ許してくれるから
ミスを引きずったり、いつまでもグチグチ言ったりすることのない性格ですから、他人のミスも比較的すぐに許してくれます。
いちいち細かいことに目くじらを立てたりせず、精神的に安定しているため、すぐに人のことも許せます。
もちろん、怒るべき時にはしっかりとしかることもありますが、一度しかってしまえば、ダラダラとその感情を引きずることはありません。
また、ふとしたきっかけで「この前は~~なこともしたでしょ!」と昔の話を引き出して怒るなんてこともありません。
怒るべき時に短くしっかりと怒り、その後はまた普通にいつも通り話ができる。
そういうところが信頼感のある人に見られるポイントです。
5. ポジティブだから
寛容な人はとてもポジティブです。
なぜなら常に前向きに物事を考える癖があるからです。
例えば何か失敗をしてしまったときも、その感情をいつまでも引きずったりすることはありません。
失敗してしまったときは「きっとここで失敗するのはなにか理由があるはず・・・」とか「おかげで次は必ず成功できるぞ」などと、常に自分の成長につながるように物事を考えているのです。
そういう姿は常に明るく前向きな印象を周囲に与えますし、ポジティブな人の周りにはポジティブな人が寄ってきます。
こうしたことが相乗効果を生み、良い雰囲気の環境が作られていくのです。
そういった意味で、寛容な人というのは、非常に重宝される性格の持ち主と言えるでしょう。
6. 人のためを想ってくれるから
寛容な人は周りで何かに悩んでいる人がいたら、自分から声をかけます。
常に人のことを思い、困っていることはないかを考えながら過ごしているのです。
自分は特に体調が悪くなくても人から「調子はどう?体調悪いんじゃないの?」なんて心配されたらちょっと嬉しいですよね。
ただ気を配るだけではなく、ちゃんと言葉に出して表現してくれるので、「自分は心配されている」「気にかけてもらっている」と周りに思わせることができます。
自分のことをわかってくれる人を人は好きになるものです。
7. 見返りを求めないから
相手に期待をかけたりすることはありません。
相手のありのままを受け入れようと思っているため、過度に期待することなく関わっているのです。
それは別に見返りを諦めているわけでもなければ、期待するだけ無駄だと思っているわけでもありません。
自分が奉仕してあげることと、相手からお返しが来ることは全く別の話だと寛容な人は思っています。
ですから自分が人に何かをやってあげた時点でもうその出来事は終わりなのです。
もし相手が見返りに何かしてくれたとしても、それは寛容な人からしてみれば見返りではなく、新たに自分に対してやってくれたうれしい出来事のうちの一つにすぎません。
そういう性格だからこそ、誰からも好かれるわけです。
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