2. 寛容になるメリット
寛容な性格になると自分にも、また周りの人にもとても良い影響をもたらします。
デメリットよりもメリットのほうがはるかに多いですので、やはり寛容な性格というのはなって損はない性格であると言えます。
メリットと言える部分はたくさんありますが、その中でも特に2つのことについて考えてみたいと思います。
人に好かれる
寛容な人はとにかく人に好かれます。
それは相手の失敗を許し、不幸を喜んだりせず、常に思いやれるからです。
誰だって、自分を否定しない人を嫌いになったりしませんよね。
たとえ興味のない人だったとしても、その人が自分のことを心配してくれる発言をしてくれたり、何気なく手伝ってくれたりすると、やはり好印象を持つものです。
常に相手に寄り添い、気遣った言動ができるからこそ、万人に好かれるし、尊敬もされるのです。
ストレスが軽減される
寛容な人は、ストレスや不満が限りなく少ない傾向にあります。
ですので、自分が感じているストレスも非常に少ないと言えます。
もちろん、全然ストレスを感じていないわけではありませんが、あまり深刻に考えない性格であるため、すぐにストレスを解消する方向に向かっていけます。
また、場面場面に応じてしっかりと切り替えができるので、仕事のストレスを家に持ち帰るなんてこともありません。
そうしてうまくストレスをコントロールしているのです。
2. 寛容になるデメリット
寛容であるということは、とても良いことばかりのようですが、デメリットもあります。
物事には良い側面と悪い側面がありますから、寛容であるという性格を反対から言えば、大雑把、八方美人、適当、自己主張のない人などと言われがちです。
ですが、それを十分にカバーしきれるほどの愛らしさを持っているのが寛容な人なわけですから、自分なりに寛容であることのデメリットを理解していれば、何も困ることはないと思います。
そんな寛容であることのデメリットについて考えてみましょう。
失敗が多くなる
寛容な人は人ミスを受け入れられる器を持っています。
それは言い方を変えれば、多少大雑把なところがあるとも言えます。
ですので、自分の仕事においても、細かいミスがあったり、最後の詰めが甘かったりなんてことが意外に多く目立つものです。
よく言われるのは「あなたは詰めが甘い。」というセリフです。
寛容な人は良い意味で「まぁ、いっか。」と気楽にいられる性格なので、一字一句きっかりと書類を作成するなんてことは実は不得意であったりします。
監査などの仕事は意外に向いていないかもしれません。
人に都合よく利用される可能性がある
寛容な人は相手を思いやり、相手の立場に立って物事を考えています。
それはあまり相手を疑うことが少ないとも言えます。
ですので、悪意のある相手からは利用される危険性もあります。
また、たとえ悪意はなくとも、いいように利用されることもあります。
それでも、寛容な人は自分が利用されているとはあまり思いませんし、もし気づいたとしても「まぁいっか」の精神で広い心で許してしまいます。
相手が泣き寝入りをしてきたり、不幸話をして取り入ってきたりすれば、すぐに感情移入し相手に共感してしまう性格上、何か手伝ってあげたくなり、結果的にお金を貸すとか商品を買うなどの行動に走っていきがちなところもあるかもしれません。
寛容な人を目指すのであれば、そういった部分は十分注意する必要がありそうです。
寛容な人が好かれる理由
寛容な人はとにかく人に好かれる傾向にあります。