順番にひとつひとつじっくり見ていくと、疲れてしまって後の方は注意力が散漫になり、じっくり見られないこともあります。
初めの方の展示だけ混み合っていてよく見られないということもあるでしょう。
「順番はないので自由に見てください」とアナウンスしてくれる美術館もあります。
決められたルートがないのに列に並んで順番に見がちなのが日本人の習性です。
一度列から離れて後ろから眺めていると、いざ「これはじっくりみたいな」と思ったときに、まるで列に割り込む人のように見られて前の方に入れてもらえない、なんて悲しいことも時々ありますよね。
そんなときも諦めてささっと最後まで見て、空いているところから見に戻りましょう。
そのためにも館内の展示案内やマップを入口でもらっていって、気になったところや後回しにするところにチェックをつけておくのが良いです。
館内では万年筆などの筆記用具や携帯電話・スマートフォンの使用が禁じられていることがほとんどなので、鉛筆やノートなどを持参していくと便利です。
さらにじっくりよく見たい!という方におすすめなのが単眼鏡や双眼鏡。
少し離れたところからでもとてもよく見えます。
大型の絵などは上の方の肉眼では見られないようなところの筆の跡までばっちり。
特に単眼鏡は片方の目だけしか塞がないので、周囲の人に配慮しやすい上、本体が軽くてコンパクトなので持ち歩きもしやすいです。
屋外での観察や演劇・スポーツ観戦に使うイメージが強いかもしれませんが、使ってみるととっても便利ですよ。
最近は、写真撮影OKの展示品があることもあります。
撮影してSNSにアップしてね!という企画があることも。
そんなときも、スマートフォンのレンズ部分に単眼鏡をつけてピントを合わせると、スマートフォンでもびっくりするほどくっきり撮影ができちゃいます。
無理に会話しなくてもいい
展示品を見ているのですから、無理になにか話題を探す必要はありません。
時おり「この絵素敵だね」と感想を言い合ったり、「この作家は印象派の代表なんだよ」なんてウンチクを披露したりするのも良いです。
リラックスできる
素敵な展示品を眺めていると、リラックスできます。
展示品をいためない為に、たいていは館内の照明の照度がおさえてあります。
気持ちが落ち着いてきますね。
静かに過ごせる
美術館や博物館の中では、静かにするもの。
感想を言い合う声などは聞こえます。
ですが、大声のおしゃべりや騒ぎ声などは基本的には聞こえてこないものです。
音声ガイドがあるケースもあります。
それを借りて静かに回って作品を楽しみ、疲れたら点在するソファや休憩所などで休みましょう。