そのトラブルが起きた背景にはどんなことがあったのか。
などの事実関係をすべて話して情報を共有した、という時に使えますね。
「顛末を打ち明けることにした。」
「顛末を打ち明けることにした。」ということは、つまり、事の詳細をすべて最初から最後まで明かすことに決めた、ということですね。
物事を誰にどの程度情報として伝えるか、ということはその状況によって違いますよね?
ある人には、事の一面だけや結果だけを伝えておけばいい、と思う時もあります。
しかし、顛末を打ち明けることにした、というときは、「そのような部分的な真実を伝える」とか、「結果だけを報告する」ということではありません。
「事の全体をすべてありのままに報告する」ということになりますね。
会社でもある小さなトラブルが起きたときに、最初は上司に結果だけを報告していたかもしれません。
しかし、問題がどんどんと大きくなり、結果論だけでは済まされなくなってしまう時もあります。
そして、もっとみんなが事のありのままを詳細に知るべき事態になってしまったときには、「徹末を打ち明け」る必要が出てきたりするかもしれません。
そんな時に使えるフレーズです。
「顛末を調べることにした。」
これは、自分が関係していること、あるいは関係していないことでも同じです。
ある出来事の全体を把握したい、詳細を知りたいというときに、事の一部始終を解き明かそうとする場合に使えるフレーズですね。
何が起きているのか、あるいは起きたのかということを知るだけでなく、そこにはどんな始まりと過程があったのか、ということを探るということです。
なので、関係する事実について細かく調査することになるわけでしょう。
もし関係している人たちにとって、何か隠したい事実があったり、知られたらまずいことがあることもありますよね。
その場合に、「顛末を調べることにしましたから」とか言われたら、かなりゾッとしますね。
「やめてくれ」と思ってしまいます。
事故や事件の原因とか、浮気の調査とか。
一部始終知られたくないことがあっても、顛末を調べることを決意したからそれを明らかにされてしまう可能性がありますね。
「顛末を問いただした。」
「何か裏で隠していることがあるな?」とか、「まだこの事に関係していることで言っていないことがあるでしょ!?」って言われたら、ちょっと怖いですよね。
隠し事をしていたり、物事の詳細を伝えていないでトラブルをあやふやにしようとしたときに、「顛末を問いただされる」ってことがあるかもしれませんね。
逆に、「どうしてこうなったの?」、「なんでそうゆうことが起きたの?」
「それであの人はどうしたの?」、「あなたはどうしたの?」
というように、何か仕事でも過程でもトラブルが起きたり、ミスをした人がいた場合。
その原因と一連の物事が起こっていく、それぞれの過程をすべて聞き出そう、というする時には、「顛末を問いただした。」ということになりますね。
「問いただす」というのは、「厳しく追及する」とか「不明な点を質問する」という意味があります。
顛末を問いただそうとする人からは、かなり質問攻めにされてしまいますね。
そして、事細かいことまで追求されて、すべてを丸裸にされると思ったほうがいいですね。
「顛末を書き記しておこう。」
起きた出来事を忘れないために、あるいは後々の証拠のために「顛末を書き記しておこう。」と思うこともあるでしょう。
人の記憶って曖昧です。
ちゃんと日記を着けておくみたいに、詳細なこともちゃんと書き記しておけば忘れませんよね。
いつどんなことがあったのか、何が原因だったのか。
どんな状況で誰がどんな行動をしたのか、そしてどんな結果になったのか。
そういうことを詳細に残しておくことができますもんね。
でも、もし配偶者が自分の不倫とか憎いと思う言動などについて、一部始終いつも書き記していると思うと、ゾッとしますね。