CoCoSiA(ココシア)

自愛の正しい使い方は?正しい例・間...(続き3)

目上の人はOK

自愛の正しい使い方の3つ目は「目上の人でもOK」という事です。

日本語は難しいです。

特に尊敬語の類は、使う言葉は相手によって表現の仕方を変えなければなりません。

だから、今もって尊敬語・謙譲語・丁寧語はビジネスマナーの必須講習科目となっているのでしょう。

しかしながら「自愛」という言葉はそういった配慮を行う必要はないようです。

目上の人に対してもそのまま使うことができます。

逆に目上の人が目下の人に対してこのまま使うケ-スはほとんどないでしょう。

基本的には「尊敬語」の類に入ってくるこの言葉、敬意を表する相手やお得意先の担当者さんなどビジネスの世界ならば使える相手はたくさんいる事でしょう。

よって例えあなたが入社1年目のフレッシュマンであったとしてもお客さんに対して使ったとしてもおかしくはないという事です。

そうと分かれば遠慮はいりません。

少しでも相手にいい印象を持ってもらえるなら使って損はないはずですからね。

手紙などの締めくくりに使う

自愛の正しい使い方の4つ目は「手紙などの締めくくりに使う」という事です。

この事につきましてはもう何度も書いて参りましたね。

「自愛」は文章の最後に使う結び言葉的役割を持った言葉です。

よって手紙やメールなどで文章を綴ったあとにさりげなく且つ、丁寧な印象で書き添えておけば、相手に伝わる効果は大きくアップすると思います。

人は他者から自身の健康状態などの安否を気遣われたら嬉しくないはずがありません。

「何て気遣いのできるやさしい人なんだ」と思ってもらえること位請け合いでしょう。

手紙やメールで少しあらたまった相手に送る場合は是非ともこの「自愛」で文章を締めくくってみましょう。

きっとあなたへの好感度が大きく飛躍すると思いますよ。

自愛の参考例文

それではここからは「自愛」を用いた実際の使い方の参考例文をご紹介して参りましょう

「くれぐれもご自愛ください」

自愛の参考文例の1つ目は「くれぐれもご自愛ください」です。

使い方としては非常にオーソドックスな文例でしょう。

相手が男女であっても年上・年下であっても季節が違っていても関係なく使用できます。

自愛は相手の健康状態を気にかけて、身体のことについて労わった気持ちを込めた意味合いの言葉だったですよね。

だから、「くれぐれも」という言葉を自愛の前につけることによって、「私は特にあなたの健康状態の事を気にかけていますよ」という意味合いを持たせることができます。

つまり私とあなたの関係はとても親密でお互い、尊敬し合い、簡単なことではそれまでの関係は崩壊しませんよ、といった気持ちを感じ取る事ができます。

「くれぐれも」という言い方事態、相手に対して特別な行為や尊敬の念がなければ使おうとはしないでしょう。

5~6年に1度くらいしか会わない相手に対して使ったところで、相手にすぐに見透かされて空々しい気持ちを感じるだけになるでしょうからね。

まあしかし、結び言葉としては本当に万能型の定例文です。

使えるならば使った方が丁寧さが強調されるでしょう。

「寒さが続きますので、どうぞご自愛ください」

自愛の参考例文の2つ目は「寒さが続きますので、どうぞご自愛ください」です。

そう、自愛の言葉の前には季節を感じさせる言葉を使うのが最も一般的な表現方法となるのです。

日本の四季は年間を通して4度も気候に変化が起こります。

春から夏へ、秋から冬へ向かう時というのは気候の変化が激しく気温も急激に上がったり下がったりするため人々は体調の変化に気を使わずにはいられませんでした。

その様子を手紙の文章に中で取り入れて季節の時候の挨拶言葉にしたのが日本語の凄いところでしょうね。