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自愛の正しい使い方は?正しい例・間...(続き4)

「寒さが続きますので…」という表現は「風邪をひかないように気を付けてくださいね」という愛情のこもった表現方法です。

「それくらい私はあなたの事を大切に思っていますよ」という意思がひしひしと伝わる文章です。

親しい間柄の人や頻繁に会う人に対しては大仰すぎて使いにくい、と思う方もいらっしゃるかも分かりませんが使って損はありませんし相手に対する思いやりの気持ちはストレートに響きます。

こんなところであなたの人柄がクローズアップされる訳なのですよ。

「暑さ厳しき折柄、ご自愛くださいませ」

自愛の参考例文の3つ目は「暑さ厳しき折柄、ご自愛くださいませ」です。

季節的には7,8月の猛暑真っ盛りの頃になるでしょう。

近年、日本の夏は半端ではない暑さが続きます。

猛暑のせいで熱中症を引き起こし、体調を崩して救急車で運ばれる、なんてことも珍しくなくなってしまいました。

「暑さ厳しき折柄…」はまさにそんな時候を気にかけて相手の体調を心配す心を表した表現なのです。

一昔前の日本の夏は、確かに暑い事は暑かったのですが、救急車で病院に運ばれるほどの猛暑でもありませんでした。

木陰に入ればそれなりに涼しさもあったものです。

だからその当時は暑中お見舞いや残暑お見舞い程度のハガキでも十分、効果はありました。

しかし、今のこの暑さは常軌を逸していますね。

地球温暖化の影響だとは思いますが、この猛烈な天候が続くようだと「ご自愛」は半永久的になくならないでしょうね。

「季節の変わり目ですので、ご自愛ください」

自愛の参考例文の4つ目は「季節の変わり目ですので、ご自愛ください」です。

先ほども触れましたように日本には四季があります。

1年に短いサイクルで4回も気候の変動が起きます。

よって体調管理はその都度、気を付けないといけないという訳になります。

冬から春を迎える季節には花粉が飛散します。

春から夏へ向かう間にはじめじめした梅雨が。

そしてあっという間に猛暑です。

この頃の暑さは10月くらいまで続きます。

もういい加減、暑いのは勘弁してくれ、という頃合いに一気に冬がきます。

インフルエンザが猛威をふるいます。

こう見てくると日本も住みにくくなったのかも分かりませんね。

とにかく体調管理に気をつけなくていい時期など数えるほどしかないかも分かりません。

必然的に「季節の変わり目ですので…」という自愛の挨拶が使用頻度を増してくることになるのです。

いずれにしてもタイミングと伝える相手の体調をよく意識したうえで使いましょうね。

本当に体調を崩してしまっている人に何も考えずに使ってしまったら、却って不快感を相手に植え付けるだけになってしまいますから。

季節の状態と繋げるとGOOD

如何だったでしょうか?自愛の参考例文を4つ、ご紹介致しました。

自愛という言葉には季節の状態をうたっている言葉と繋ぐのが最も意味合いをハッキリと伝える事が出来る組み合わせとなります。

これは一重に昔から我が国に伝わる気候の一部を言葉に置き換えて挨拶文にしていた独自の文化からきたところによるようですね。

これも日本に季節感たっぷりの四季があったお陰でしょう。

自愛を季節の言葉に続けて繋げて使うのがまさしくGOODなのです。

自愛の違う言い方例

さて次にご紹介致しますのは、自愛とほぼ同じ意味合いを持つ言葉です。

日本には挨拶に使う言葉は一つだけでなくたくさんの言葉があるのを知っておくのもこれからのあなたの人間性の幅を広げるよい機会になるでしょう。