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自愛の正しい使い方は?正しい例・間...(続き2)

「自愛」はあくまで相手の事を気遣う意味合いの言葉です。

よって自身の健康状態を気にして使う、といった意味合いにはなりません。

そこのところを間違えないよう、注意しましょうね。

健康に気をつけること

「自愛」はあくまで相手の身体と健康状態を気遣う言葉です。

自己愛という意味合いでは決してありません。

そこのところさえ間違っていなければ大きく意味を踏み外す、という事はないだろうと思います。

たまに電話などで得意先のお客様に対して話の最後の方で「お体、ご自愛ください」などという言い方を聞く機会もあるかと思います。

この場合の使い方は「×」に鳴なるわけなのですが、前にも触れましたように自愛の「自」は「身体」問う意味になるのですよね。

だから「お体、ご自愛くださいませ」という言い方は「お体、お体大切にしてくださいませ」という変な日本語になってしまうわけです。

これでは言われた方の人はきょとんとするしかないでしょうね。

本当に日本語というのはややこしいものです。

自愛の正しい使い方は?

それではここからは、「自愛」の正しい使い方について触れていきましょう。

日常的にはそれほど使う頻度が多くない言葉だけに案外、知らなかったことが出てきたりするかも分かりませんね。

「ご自愛ください」

自愛の正しい使い方の1つ目は「ご自愛ください」という表現でまとめるという事です。

この「自愛」という言葉は手紙やメール文などの文章の最後に使う言葉です。

「敬具」や「草々」といった結び言葉的な役割を持っています。

この言葉を最後に使う事によって「私はあなたのご健康の事に対して、心から健康でいられるように願っております」といったような内容の締めにさせることができます。

これは相手の人に対して敬意と尊敬とを表している表れでもあります。

良好な人間関係を築けているからこそ、この言葉を使えるわけです。

逆に相手の事を恨んでいたり憎んでいたりしたらとても素面では使う事は出来ないでしょう。

自愛は相手との信頼関係がしっかりと成り立っているからこそ使える結び言葉なのですね。

【ご自愛くださいの正しい使い方は、こちらの記事もチェック!】

男女共に使える

自愛の正しい使い方の2つ目は「男女共に使える」という事です。

日本語というのは時に「男言葉」や「女言葉」というのがあったりします。

時と場所によっても男女によって言葉を使い分けたりする必要が出てりするケースもあるでしょうね。

しかし「自愛」にはその心配はいりません。

相手の人が男性であっても女性であっても関係なく使用できます。

そういう意味では万能型の言葉だともいえるでしょう。

この言葉は、かけられた方は気分が良くなる効果があります。

相手の方は自分の事をそこまで気を遣っていただいているのか、という気持ちです。

人間、自身の健康状態というのは、第三者から労わりの言葉をかけてもらえるほど嬉しいものは実はないのです。

それほど多くの人が自分の健康に対して神経を尖らせているという事なのです。

「自愛」という言葉、想像以上に互いの親密感をアップさせる言葉だといえますね。