ですから、人徳がある人のその高い品性に、人は安心感も抱くのではないでしょうか。
そしてその安心感は、人の警戒心を解くことにもなります。
警戒心が解かれることによって人との距離は縮まり、お互いに穏やかな付き合いが出来るようになるんですよね。
このように、人に愛され、さらに人を愛することが出来るのが、人徳がある人なのです。
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信頼されている
“信頼されている”というのも、人徳がある人の特徴です。
ただ単に、嫌われることが少なくて、人から好かれているということではないんですよね。
その人柄によって、信頼されてもいるんです。
信頼とは、信じて頼りにすること。
人が人を信じ、さらに頼る場合…信じることが出来る人物であることが、大前提としてありますよね。
その上で、頼っても大丈夫だと思えるだけの人間性がないと、人に信頼されることはありません。
懐の深さがあったり、どんなことにも動じない精神力があったり。
また、人を導いてくれるだけの決断力があることも、必要になってくると思います。
そうでなければ、人はその人を頼れませんよね。
つまり人徳がある人は、頼りにされるだけの人間性を、兼ね備えているということです。
“信頼”には、似た言葉で“信用”もありますよね。
信用も、人が人と付き合う上では大切で、世の中は信用によって成り立っているとも言えます。
だけど、信用は最低限必要なものであって、信用がある人だからといって、その人を頼ろうとは思いませんよね。
似ているようで全くの別次元。
信用される人物であることは、人付き合いをする上では、当たり前に求められる人間性です。
私たちは、その人間性を磨いてさらに、頼られる大人を目指さなければなりません。
だけど頼りにされるまでになるには、それまでに積み上げてきた経験や知識、精神的鍛錬があってのこと。
そう簡単に、頼りにされるだけの域には行きつけないのです。
ですので人徳がある人は、そういった域に達した人と言うことも出来ますよね。
その積み上げて来たものがにじみ出てきてこそ、信頼される人にもなれるのです。
人望がある
人徳がある人が、信頼される人であるならば、当然“人望がある”ことも特徴として挙げられますね。
人望とは、信頼できる人として多くの人に慕われること。
また、他人から信頼や尊敬、期待を寄せられることです。
よく「人望を集める」「人望が厚い」などの言い回しで使われていますよね。
つまり人望があるということは、それだけ多くの人に慕われ、頼りにされている人物だということなんです。
人徳がある人に、人望を集めるという特徴があるのは、やはりその人徳ゆえ。
それだけ信頼性の高い人だと思われていて、さらにその人間性から尊敬され、期待されているのです。
しかも、多くの人に!
誰か一人から信頼を得たり、尊敬されているだけでは、人望があるとは言いません。
また、ただ人気があったり、注目を集めているということだけでは、人望がある人とはならないのです。
多くの人が、同じようにその人を信頼し、尊敬の念を持つような人間性がないと、人望がある人には成り得ないのです。