自分が目指す大きな目的を見据えて、それに必要な目標をいくつも用意するのです。
目標は、目的が大き過ぎた場合に、途中で挫折や折れてしまわないための必要不可欠なものでもあります。
例えば「会社の社長になる」のが目的の場合、いきなりそれに向けて進もうと思っても、どうすれば良いのか分からずに、時間だけが過ぎて気付けば諦めてしまっている、なんてことも珍しくはありません。
もし社長になるのが目的だとすれば、社長になるために必要なすべてのものを数年間、もしくは数十年間で身につけなければなりません。
会社の職種や経営資金、経営に関するノウハウや人材の収集など、実に多くのことが出来るようにならなければ、例え会社を興したところで直ぐに倒産してしまうでしょう。
そのため、会社の社長になるために必要なあらゆることを一つひとつの目標として定めます。
そうすることで、自分が目的を叶えるためには何が必要なのかが分かり、またそれに向けて一つずつしっかりと取り組むことが出来ます。
遥か高い天空の星を取ろうと思っても、地上から空に向かう足場がなければとても届かないように、大きな目的に対しても、足場となる目標が必要なのです。
3、いくつか案を考える
一つの物事を行う時に、どのようにそれを行うのか、いくつかの手段を考えることは必要です。
たった一つの手段しか思い浮かばないこともありますが、それだけで物事を進めた場合に、もし途中でそれが挫折せざるを得ない状況になった時には、他の手段が思い浮かばないためにっちもさっちもいかなくなってしまいます。
それを防ぐためにも、予め最初の段階でいくつかの案を出しておくことが重要なのです。
もし自分一人だけでは他の案が思い浮かばない時には、他の人に意見を求めることで、思いもよらない案が出てくるかもしれません。
また、一方向からのみ対象となるものを見るのではなく、さまざまな角度や視点から注意深く観るようにします。
そうすると、いくつも案が出てくることもあります。
その中で最適案を選択する
いくつかの案を出したら、今度はその中から最適と思われる案を選択します。
自分一人だけで選択する場合には、自分が最も良いと思う案を選べば良いので、納得感は十分に得られることでしょう。
また、何人かで案を出し合った場合にも、もし他の人の案で納得出来ないのなら、きちんと理解出来るまで突き詰めて質問するなり、話し合いを行いましょう。
そうすることで、自分が望んだ案が選択されずとも、納得感を持つことが出来ます。
自分の選択した案が選ばれず、また決まった案に納得できないままで行動するのが最も納得感を得られないため、そうならないように気を付けましょう。
4、対策を考えて行動する
あなたがもし、何か一つの行動を起こそうと思った時に、いちいちそれについての対策を講じることはそう多くはないでしょう。
食事や移動、買い物などのごく一般的な生活を送る中では、自分の取る行動に対してそこまで深く考える機会はあまりないと思います。
しかし、例えば仕事や自分にとって重要な出来事に繋がるような行動を取る場合にはどうでしょうか。
恐らくきちんと対策を考えて行動する人が多いと思います。
もし一週間後に重要な仕事のプレゼンを控えていた場合には、質疑応答やもしも機械のトラブルが起こった時に備えて、予め対策を考えておくことでしょう。
また、パーティ会場で大物ゲストを招く際には、関係者以外の余計な人間が入ってこないように対策を考え、大物ゲストに対する気配りなどを当日までに考えておくことでしょう。
そうしてあらかじめ対策を考えることで、万全な状態で自信を持って行動することが出来るのです。
対策を考えないで行動しない
予めさまざまな対策を考えた上で行動をすれば、トラブルは回避出来ますし、また自信と納得を持って動くことが出来ます。
しかし、もし何の対策も考えずにその場の勢いだけで行動していたとしたら?
トラブルが起きた時には周囲と一緒になってパニックに陥ったり、みっともない醜態を晒して自分を不利な立場においやってしまうおそれがあります。
仕事であらゆる対策を講じることは、ある意味で当然のことと言えるでしょう。
しかし、仕事の場面のみでなく、日頃の自分の生活スタイルにおいても細かく対策を考えることが出来ている人は、結果として自分の人生を良い方向へと持っていける人が多いです。
何を行う時にも、対策を考えておくことは重要だと言えるでしょう。
5、必要な情報を集める
情報は、いつの時代でもどんな場面でも持っているに越したことはありません。
身近な例でいえば、どの公共交通機関を用いれば最も安く便利に自分が移動することが出来るのか、それを知っている人と知っていない人とでは、コストに明らかな差が出ます。