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納得感を持てる意思決定をするための...(続き3)

また、スーパーの買い物一つとっても、どこのスーパーが最も安く購入出来るのか、お得なポイントが付いているのかなど、情報を知っている人は自分にとって経済的に有利に生活を送ることが出来ます。

情報を持っている人で、損をする人などほぼいません。

人間関係における、悪口や批判などの情報を持つことで落ち込んでしまうケースはありますが、大半の場合には情報をより多く持っている人の方がいつでも有利に立ち回れます。

仕事の面でも同じことで、何か行動を起こそうと思った時には、それに関係するあらゆる情報を出来るだけ正確に、そして多く集めることが肝心です。

たくさん情報を持っていればそれだけ自分も相手も納得させることが出来ますし、またもしトラブルが起きても解決策を出しやすくなります。

情報集めを面倒くさがって行動しない人ほど、いざという時にはパニックを起こして周囲に助けを求めに走り回ります。

そんなことにはならないように、予め自分で情報収集は怠らないようにしましょう。

案を比較するのに役立つ

情報を多く持っていると、仕事などで何か案を出す際にも比較が容易に出来て便利です。

例えばA社とB社のどちらかと契約を結ぶことになった場合、自分の会社にとってより利益になる方と契約しようと思いますよね。

そうなると、両社の情報を集めて比較するのが必須になると思います。

会社の業績や仕事内容、人材などをあらゆる観点から比較しますが、この時に会社の内情といった詳しい情報も持っていれば、より比較するのに役立ちます。

例えば業績だけで見ればA社の方がB社よりも優れていますが、実際にはA社は社内の雰囲気が悪く、横領や不倫問題などさまざまな問題も多く抱えています。

詳しくそれらの事情までこちらが入手していれば、どちらとより長く、そして危なげなく付き合っていけるかと考えた上で、恐らくはB社を選ぶことになるでしょう。

これと同様に、仕事などで案を出す際にも、表面上でのみ比較するのではなく、詳しい情報に基づいて比較することでより正確で、かつ納得できる結論を出すことが出来ます。

どういった時に納得感を感じますか?

あなたはどういった時に納得感を感じますか?

よく見られる光景としては、一人が何かについて一生懸命に説明して、それを聞いている人が「なるほどね」とうんうん頷く姿がありますが、この聞き手の仕草は納得しているということを示しています。

人が納得感を覚えるのは、自分自身で情報を集め、しっかりと考えた上での行動を取る時ですが、また人から提示される内容について納得感を覚えることも少なくはありません。

人から話してもらって自分が納得感を覚える時には、自分もそれと同じような経験がある場合や、頭で考えた末に相手の気持ちや意図を理解出来た時に納得感が生まれます。

そして自分が納得感を覚えたら、自分の行動には迷いが生じませんし、相手の行動に対しても一切の反論が起こりません。

そのため、誰かといちいち意見が割れたり揉めたりすることがなくなるため、複数人で行動する時にもまずは自分たちの取るべき行動について納得感を感じることが大切と言えます。

仕事や日常生活など感じられる場面は多い

納得感について、日頃から意識している人はあまり多くはないと思います。

何故なら、納得出来る、出来ないという感情は、あまりにも自然に人の気持ちの中に存在しているからです。

しかし、自然にあるものだからこそ、納得出来る時にはすんなりとそれを受け入れることが出来ますが、納得出来ない時にはものすごい違和感となって自分の中でもやもやといつまでも気になってしまいます。

例えば自分と友達の二人で遠出をしたとします。

友達が車を出してくれるというので自分はガソリン代と駐車場代を折半しました。

この折半については、車を出してもらっているから当然と考えて、納得する人も多いでしょう。

しかし遠出から帰ってきた後で、改めて友達から「じゃあ今日の交通費を〇〇円ちょうだい」と請求されたら、思わず「えっ?」と思ってしまうことでしょう。

自分はガソリン代も駐車場代も半分出したのに、さらにお金を払わなければならないのかと疑問に思った時、それを直接口に出せる人はまだ話し合って納得出来る機会があるかもしれません。

しかし、相手に気を遣って何も言えずに交通費を払った場合には、内心では納得出来ずにいつまでもそれが引っかかってしまうことになります。

そしてその引っかかりが後の友達関係の亀裂の原因となってしまうこともあります。

このように、日常生活の些細な場面でも、納得感を覚える時、そして納得できない瞬間は多く見られます。

感じにくい人も

納得感を感じにくい人も、中には存在します。

例えば自分の価値観で物事を判断したりする人は、誰かの意見に対して不満を覚えやすいです。

そしてそれを一々口にして反論する人もいますが、その場で言わずに何年も執念深くその不満を覚えている人もいます。