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納得感を持てる意思決定をするための...(続き5)

納得感は時間が経っても消えない

納得感とは不思議なもので、自分が納得出来れば自然にそのことが自分の中に収まり、それは時間が経っても消えることがありません。

一方で納得感を得られないままに自分の中に取り入れたものは、時間が経てば経つほどに「本当にこれで良かったのか」「間違いではないのか」と不安要素が増えてきて、心配で落ち着かなくなります。

そしてもし悪い結果になれば、「やっぱりだめだった」「何でこんなことになったんだ」と後悔の念に苛まれてしまいます。

それはいつまでも自分の中に悪い感情として残ってしまい、悪循環を生む原因にもなってしまいます。

しかし自分が納得感を感じていることに関しては、いつまで経ってもその納得感が消えることはありませんし、また考えが変わることも不安になることもありません。

自分が納得しているのだから、例えどんな結果になっても自分自身で受け止める心の余裕を作り出してもくれます。

納得感は自信に繋がっている

納得感は、自信に繋がっています。

納得するということが、「自分の行動はこれで良いのだ」と自己肯定の感情に繋がるため、自然と自信も生まれてくるのです。

もし自分がこれからしようとしていることが、世間一般的に見て悪いことだとしても、そこに自分の信念や、事情に納得していれば、正しいことでなくとも自信には繋がります。

そして自信を持って行動を起こした結果がどうであれ、あまり後悔することはないのです。

いつでも自信満々な人もまた、自分の中での納得感が大きいという特徴があります。

自信は自分のこれまでの経験や周りの意見、そして納得感などさまざまな要因から生まれますが、自信を持っている人で納得感を感じていない人というのはほとんどいません。

自信は結果によって喪失することもありますが、結果によって納得感が喪失することはないのです。

意思決定方法とは

意思決定方法とは、個人や団体で特定のある目標を達成するために、ある状況下において複数の代替案から、最善の方法を決定しようとすることをいいます。

分かりやすく例えると、今日のご飯のおかずを決めるために、家族全員で意見を出し合って一番いいおかずを決定するということです。

正式名称で呼ぶと小難しく思えてしまうかもしれませんが、この意思決定方法は日常的にあらゆる場所、あらゆる状況下で当たり前のように行われています。

家庭や学校、会社などでも、何かを決めるために全員で意見を出し合ったり、複数の案から最も良いとされる案を選択したりしますが、それも立派な一つの意志決定方法なのです。

この意思決定方法は、個人や数人のグループから一つの会社、果ては国家レベルまでさまざまな規模があります。

国ごとの意思決定方法は、アメリカのようにリーダーを中心として方法をまとめるところと、日本のように話し合いを行ってそこから一つの方法を導き出すところとがあります。

複数の案から最善策を求める方法

個人でも数十人の場合でも、大抵はいくつかの代替案を出し、その中から最終的な方法を決定します。

複数の案の中から最善策を求めるためには、予めあらゆる情報を集め、根拠や理論を議論し、周りを納得させた上で決定する必要があります。

そこで皆が納得感を感じることが出来れば問題なく決定されますが、誰か一人でも納得していない場合には、納得するまで話し合うか、期間を区切ってより多くの納得感を感じられている方法を選択していきます。

あらゆる状況で行われる

意思決定方法は、毎日のようにあらゆる状況で行われています。

家庭内や学校、会社内や国会、果ては戦場など、規模の大小に関わらずどこでも行われています。

リーダーがすべてを決定してしまうような状況では、この意思決定方法はリーダーの頭の中でのみ行われています。

しかし、全員で話し合って決める時には、各々の意見を挙げた上で、そこから最善とされる方法を全員で決定していきます。

意思決定には様々なモデルが作られた

意思決定には、さまざまなモデルが作られています。

一口に意思決定方法と言っても、意志決定をするためにはいくつかの過程を必要としています。

どのような過程を経て意思決定をするのか、そして意思決定をするために必要なものを支援するなど、さまざまなモデルにより、意志決定は支えられているのです。