上司が何故が起こっていて居心地が悪くていたたまれない、といったように、自分では居心地の悪い原因を解消する事ができないのに、その場でとどまり続けなければいけない状況で使われる事が多いのです。
️いたたまれなくなる17個の出来事
いたたまれない気持ちはどんな気持ちなのかをこれまで考えてきましたが、これからは、具体的にどんな場面でいたたまれなくなるのかを見ていきましょう。
何か大きな出来事でや、滅多に起きないことではなく、これから見ていくシチュエーションは、多くの人にとってよくある日常の一コマでしょう。
1.先生や上司に誰かが物凄く怒られている
自分でなくても、人が怒られているのを見ると気分が沈みますよね。
しかも、ものすごい剣幕で怒鳴られていたり、理不尽な言われ方や、もういいのにと感じるほどにネチネチ長々と怒られていると、怒られている子をかわいそうに感じたり、助けてあげたいけど何もできない自分を苛立たしく感じたりし、いたたまれなくなるかもしれません。
特に最近の子育ては、褒めて伸ばすという方針が取られていますし、学校でも先生はあまり怒らなくなりました。
ですから怒られるということに免疫がなくなってきていて、人が物凄く怒られている姿は、衝撃的に映るかもしれません。
2.親や友人の激しいケンカが始まった
仲良くして欲しい人同士の喧嘩を見るのは、傷つきますね。
特に、親の喧嘩は、子供の心に計り知れないダメージを与えます。
本来は愛し合っているはずの人がいがみ合っていると、その間に存在している子供達は、自己肯定をすることが難しくなったり、自分がいない方が良いのではと考えるようになってしまいます。
そんな風に子供に思わせるのはいやでうよね?大人になってからも、やはり親は親、子供は子供なで、親が喧嘩をすると、いたたまれない気持ちになり、心が引き裂かれそうになるので気をつけましょう。
友人同士の激しい喧嘩も、どちらのことも好きな場合はどうして良いかわからなくなり、辛くなります。
仲違いした人たちが、それぞれ味方につけようとしてきた場合など、どちらも傷つけたくないから、非常に気まずく感じ、お願いだから私のことは放っておいてと思うことでしょう。
3.みんなの視線が一斉にこっちに来た
人の視線は凶器にもなると言われるように、視線は、不安や恐怖を人に抱かせます。
ですから、一斉に大勢の人の視線が自分に集まると、いたたまれなく感じるのも無理もないですね。
不特定多数の前でスピーチをする時や、グラスを落としたりしてパッと周囲の人の視線が自分に集まると、心臓がバクバクして、視線が刺さるように痛みを感じ、とても顔を上げてみんなを見れないかもしれません。
日常生活でも、程度の差はあれ、たいていの人は周囲の視線を意識して生活しいます。
それは、社会の秩序を保つ上で一定の役割を果たしていますが、あまりに人の視線を気にして生活すると疲れてしまうので、全ての人に受け入れられることは不可能なこと、自分で自分の価値を認めてあげることを、思い込みで人の感情を深読みしないことなどを思いに止めてのびのびと生きるようにしましょう。
4.同情されて無駄に皆が優しい
同情されることによって、なぜいたたまれなくなるのでしょうか?自分の気持ちをわかろうとしてくれたり、自分の辛い状況に寄り添おうとしてくれることは、本来は、人に安心感や幸福感を与えるものです。
しかし、優しくされるといたたまれなく感じることがあるというのです。
親から虐待されていたある人は、「愛に満ちた優しい親がいる普通の家庭で育った人には、自分の苦しみは絶対にわからないと思うし、変に同情されるといたたまれなくなる」と語っています。
虐待のように、長い間必死で隠したり、自分なりに落とし前をつけて処理してきた感情を、人と共有するということは、物凄く勇気がいることですし、100%までは理解されないことによって、傷つくこともあるのです。
しかし、相手が善意で近づいてくる場合、それを拒否することも悪いし、助けを差し伸べてくれる優しさを嬉しく感じる自分もいるという、言葉で表すことは不可能な、非常に複雑な感情になるようです。
5.勘違いを堂々と語っている人
なんでそうインプットされてしまったのか不明だが、間違って思い込んでしまったり、誤った情報を信じ込んでしまっていることってありますよね。
しかも勘違いしている本人は、それが正しいと思っているので、自信満々に他の人に教えたりします。
実は違うと知っている周りの人から見たら、滑稽だし、恥ずかしいし、かわいそうにもなっていたたまれなくなります。
訂正してあげればいいのですが、立場が上だったり、その場で直すとプライドを傷つけてしまいそうだったりする場合は、訂正するのも難しいですよね。
おじさまたちが、自分も若い子の流行について行っていることをアピールするために、アイドルやミュージシャンの名前を自信満々に語っているのですが、微妙に一文字違うと、最初はぷっと笑いそうになりますが、連呼されると、今更直すわけにもいかず、ただただ話題が変わることを願って耐える状況になります。
6.お葬式で悲しみに暮れている親族を見て
愛する人家族を失うことほど辛いことはありません。
どんなに歳をとっていたとしても、家族にとってはずっと大切な存在で、生きていてくれさえいればいいと感じているものです。
さらに若い家族を失うと、その喪失感は大きく、埋められない穴が心にぽつっと開いて、どんなに時が経っても決して埋められない悲しみを味わうものです。
そんな憔悴しきった親族を目にするお葬式はいたたまれない気持ちになることが多いです。
深い悲しみをなんとか抑えて、気丈に振る舞っている姿が痛々しくて、こちらの胸が張り裂けそうになったり、泣きじゃくる親族を見て、その喪失感が胸に突き刺さり、その場にいることが耐えられなくなることがあります。