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一人っ子に生まれて良かったこと、悪...(続き5)

本来なら比較することによって分別をわきまえていくはずが、それができずに、自分だけのルールばかりが大きくなっていきます。

両親がそれを注意しても子供の頃からそうして育ったのであれば、なかなか変えられるものではありません。

大人になってからはなおさら困難でしょう。

2. おっとり

勝敗という概念が希薄なのですね。

それも相手にする人がいない環境で育ったのが原因の一つでもあります。

今時の競争社会で、おっとりしている人間は目立ってしまいます。

下手すれば職場では仕事が遅いと怒られるかもしれません。

ただしプライベートでは柔らかい雰囲気が魅力の一つにもなるでしょう。

3. マイペース

根本的にはマイペースで世間を渡り歩く、ということが一人っ子に一番多い特徴です。

他人のペースに合わせるのが苦手なようです。

それもそのはずです。

合わせる必要がない環境で育ったのですから。

そもそも合わせる相手(兄弟)がいないので、もしかしたら自分がマイペース、ということに本人も気付いていないかもしれません。

これは子供の頃なら、まだ許されますが、社会に出てからはやはり歩調を合わせられることが求められます。

その人の性格を考慮してくれる職場など、めったにないでしょう。

マイペースというのは響きはいいものですが、世間での適応力などを考えた場合、弱点になってしまう可能性は高いでしょう。

4. 臨機応変さがない

自分の中のルール、自分のペースで歩くということは、一見真っすぐにも見えますが、それは裏を返せば、適応力が欠けているとも言えます。

自分の得意分野では強くても、苦手な分野ではまったく力を発揮できないのは子供の頃なら許されても、社会は甘くはありません。

どうにかして適応しろ、と求められることもしばしば出てくるでしょう。

それでも、できない一人っ子は社会からどういった評価をされるでしょうか?

臨機応変に対応できなければ、いずれ自分の首をしめることにも繋がります。

できる限り、想像力を膨らませて、いろんな状況に対応できるようメンタルの幅を広げていきましょう。

5. 甘えん坊

厳密に言うと、一人っ子と末っ子も甘えん坊になりがちです。

なぜなら一人っ子は全てオリジナルで手に入れてきたから、末っ子は上の子の背中に隠れながら生きてきたからです。

一人っ子のそれと下の子のそれでは意味合いが違うのですが、根本的にどちらも人に甘えて生きてきたと言えるでしょう。

一人っ子ならば両親、末っ子のあれば兄や姉に対してです。

親がやってくれるから大丈夫、兄や姉がやってくれるから大丈夫とどこかで思ってるのです。

6. 頑固

一本気で曲がったことが大嫌いというよりも曲げられないというのが適切でしょうか。

あまりに強固な自分ルールは、他を顧みない傾向があります。

同じ頑固でも「他人を否定することなく受け止めて、なおかつ自分を貫く」という姿勢であればかっこもいいのです。