通学や通勤列車の中で、混み合っているのに一人で二人分の座席を堂々と占領する人。
コンビニでみんなが順番待ちをしているのに、横から割り込んでくる人。
周りの迷惑なんて考えないで自分勝手な行動をしている人って、時々見かけますよね。
実はそれ、傍若無人な人の可能性が高いんです・・・。
あなたの周りにもいるかもしれない、傍若無人な人の17個の特徴をご紹介します。
傍若無人ってどんな人?
「傍若無人(ぼうじゃくぶじん)」とは、直訳すると「傍らに人無きが若し(かたわらにひとなきがごとし)」です。
要するに、「人前をはばらからずに、自分勝手に振舞うさま」という意味で、
他の人のことを考えずに平気で迷惑行為をする人のことを指します。
子どもでもあるまいし、まさかそんな人がいるのかと思うでしょうが、
「そういえば・・」とあなたの周りでもこの言葉に当てはまる人はいませんか?
もしもいるとしたら、残念ながらその人は「傍若無人」な可能性が高いかもしれません。
常に自分中心の考え
傍若無人な人は、「人前をはばからずに」という直訳通り、人目があろうと全く気にせずに自分勝手な振る舞いをします。
なぜならその人は、常に自分のことしか考えていないからです。
自分中心の考え方が悪いというわけではありません。
むしろ、自分のことなのだから自分で考えて行動するのは人間として当たり前の姿です。
ただし、好き勝手に振舞ってもいいのは、あくまでも「自分一人だけ」の空間でのみです。
周りに人がいる状態で自分勝手に振舞われては、少なからず周囲に迷惑がかかります。
人間は社会生活を送る生き物ですので、学校の中や会社の中、公共の場において誰とも関わらずに過ごすことは不可能です。
例えあなたが「誰とも話さないし、コミュニケーションも取らないから自分のことだけ考えて過ごしてもいい」と思っていたとしても、
必ずあなたの行動は、他の誰かに繋がっているのです。
そしてあなたが原因で周りが迷惑を被れば、余計に社会生活が送り辛くなるのはあなた自身なのです。
人は自分がなるべくストレスを感じずに社会生活を送りたいと思っていますので、自分が困らないように、周囲にもある程度の気を遣って生活しています。
しかし、傍若無人な人は、例え後に自分が困ることになろうとも、あらゆる場面で自分のことしか考えていないのです。
傍若無人な人の17個の特徴
傍若無人な人が、「人前でも平気で自分勝手に振舞う人」ということはもうお分かりになったと思います。
それでは、他にはどんな特徴があるのでしょうか?
傍若無人な人はどんな風に行動していて、周りにいつもどんな態度を取っているのか、どんな性格をしているのかなど、
具体的な例を17個挙げました。
この17例を参考にしながら、あなたの周りには当てはまる人はいないか、
もしくはあなた自身が当てはまってはいないかどうかを確認してみましょう。
1、自分の間違いは絶対認めない
傍若無人な人は、常に自分のことしか考えていません。
つまり、いつも自分にとって都合の良いようにしか物事を解釈しようとしないのです。
例え社会の一般常識が〇であっても、その人にとって都合の良い考え方が△ならば、その人は社会の一般常識とはかけ離れた行動を平気でとるでしょう。
そして、周りが「こういう時は〇なんだ」と言っても、「いいや絶対に△だ」と言い張って、自分の考えを曲げず、それが間違いだとは認めないでしょう。
単なる物の考え方であれば、周りに意見を全て合わせる必要はないでしょう。
けれども社会生活の中においては、協調性のなさは周囲に多大な迷惑をかけます。
会社の上司から「これはこうしてくれ」と大まかな指示を受けて、詳細を確認せずに自分で勝手に解釈してまとめたものを提出して、
上司に「これは違うぞ!」と注意を受けた時。
一般的な人は上司に細かい確認を取らなかったことを反省するでしょう。
しかし傍若無人な人は、「これはこうしろと言われたからその通りにやっただけなのに、
なんで自分が怒られるんだ!」と自分のやり方を顧みることもなく、内心で上司に文句を言うでしょう。
傍若無人な人は、どんなケースであれ、また相手がどんな立場であっても、決して自分の間違えや非を認めようとはしないのです。
それは傍から見ると、異常なまでに頑固で柔軟性のない人に映ります。
2、他者を貶める事で立場を高めようとする
傍若無人な人は、常に自分のことしか考えていません。
学校の中でなら、自分が目を付けた相手を堂々と、もしくはこそこそと貶めて自分の立場を高めようとします。
例えば校庭の花壇の世話を二人で任された時に、一人が一生懸命世話をしている傍らで、一人はぼんやりして怠けています。
しかし世話が終わった途端に、怠けていた生徒が先生に「終わりました!」と笑顔で報告して、何もしていないのに「自分は頑張りました」とアピールします。
こんな人は時々見かけますが、傍若無人な人はさらに、先生に「もう一人はサボってました」などと頑張っていた生徒を貶めるような嘘の発言をします。
そうしてもう一人の生徒を貶めることによって、先生から与えられる自分の評価を挙げようとするのが、傍若無人な人の行動パターンなのです。
会社の中でも時々見かけませんか?
誰かを貶すことによって、自分の立場を有利に持って行こうとする人を。
自分は社長に媚びを売って、他の女子社員の悪口を吹き込む人や、他人の功績を
「あいつはひどい手口を使ったんだ」と貶して結果の出なかった自分の存在をアピールする人。
傍若無人な人は、案外あなたの周りに潜んでいるかもしれません。
【貶める行動をしがちな人の特徴は、こちらの記事もチェック!】
3、「自分は正しい」と信じている
傍若無人な人は、常に自分を「正しい」と信じています。
だからこそ、他者から指摘された自分の間違えを絶対に認めようとはしないのです。
もしも本当に間違っているという事実を突きつけられたら、「それはアイツが〇〇だって言ったから自分もそう思ったんだ」などと、
必ず誰かや何かのせいにして逃れようとします。
言い訳や責任逃れをするということは、「自分は悪くないし、自分は間違っていなかった」と思っている良い証拠です。
自分の行動を正しいと思うこと自体は悪いことではありません。
しかし人間は誰しも間違いを犯すものです。
その間違いを受け入れて反省し、次に活かすこともまた人間ですが、傍若無人な人は、そもそも自分が間違っているという事実を受け入れようとはしません。
受け入れないからこそ、「自分は正しい」と信じ込んでいるのです。
4、周囲の言葉に耳を傾けられない
傍若無人な人は、常に自分中心の考えで、いつでも自分が正しいと思っています。
だからこそ、周囲の人の言葉に耳を傾けられず、また他の人の考えや気持ちを理解出来ません。
例え周りがその人のためを思って口にする言葉も、当人の耳を右から左へと抜けていくばかりで、何一つ心には響かないのです。
それはその人自身が、周囲の言葉に耳を貸そうとは思っていないからです。
本人にその気がないのに、周りが何を言ったところで無駄なのです。
例えどんなに優しく諭しても、どんなに熱心に語り掛けても、まさに「馬の耳に念仏」状態で、終いには周囲が疲れてしまいます。
5、自分にとって耳の痛い話はスルー
例えどんなに傍若無人な人であろうとも、自分で自分の行いが間違っていることに気付く時はあります。
誰かと話をしている最中に、自分の主張が実はおかしいと気付いてはいても、それを認めずにそのまま押し通してしまうのです。
本人が口には出さないだけで、意外と本人が過ちや間違いに気づいていることも少なくはありません。
一般的な人であれば、そこで自分の過ちを正そうとします。
ですが、傍若無人な人はどこまでいっても傍若無人ですので、自分の間違いに気づいていようがいまいがお構いなしなのです。
そのため、周りの指摘を聞き流し、自分にとって都合の悪い話が出るとことごとくスルーします。
まるで聞いていなかった振りで、まったく別の話題へとすり替えたり、ふらっとその場からいなくなってしまったり。
こちらがいくら真剣に指摘をしても、当人はどこ吹く風といったように耳を塞いでどこかへ行ってしまうでしょう。
6、感情を我慢できない
傍若無人な人は、常に自分中心の考え方です。
そのため無理にそれを曲げようとすれば、カッとなって周囲に怒鳴り散らす人もいます。
自分の間違いを認めず、自分が正しいと思い込んでいる人は、「だから何をやってもいい」と考えている節があります。
そんな人は、自分の思うようにいかないことがあると、つい感情的になってしまいます。
「自分は割り込んでも良い」と考えていれば、割り込みをして、それを指摘されれば「自分はいいんだ!」と怒りますし、
他の人の都合も考えずに自分勝手な行動をします。
自分に都合の悪いことがあれば男性では怒る場合が多いですし、女性の場合は大げさに泣く人もいます。
そんな感情を我慢できない傍若無人な人は、傍から見ればまるで「いやいや時期」の2歳児のようでもあります。
冷静になって自分の今の姿を見つめてみれば、それが周囲からどんなに滑稽に映るのかが分かるでしょう。
けれども当の本人は、そんな冷静な物の見方など出来ないのです、残念ながら。
7、自己中心的
自分勝手な考え方というのは、つまり自己中心的ということです。
いつでも自分が一番で、周りがどんなに困っていても、自分のことだけしか考えません。
非常時ともなれば自分が最優先でもおかしくはありませんが、
日常的に社会生活を営む中で、常に自己中心的では、直ぐに周囲から浮いてしまいます。
会議の話をしているのに自分の話を持ち出したり、友達の話をしているのに、自分の話にすり替えたりと好き勝手にしていると、
誰からも「空気が読めない」「自己中心的な人」というレッテルが張られてしまいます。
そうしてそのレッテルが定着してしまうと、どこへ行っても周りからは冷たい対応をされることになります。
自己中心的な人は、結果的に自分にとって不利な状況を自分で作り出してしまうのです。
そしてまた傍若無人な人は、それが自分のせいだとは気づかずに、周りに対して「どうして自分がこんな仕打ちを受けるんだ」と憤慨するでしょう。
ただ自己中心的な人よりも、よっぽどたちが悪いのです。
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8、良好な関係を保とうとしない
傍若無人な人は、いつでも自分が中心です。
だから自分にとって都合の良い人間ばかりを周りに集めようとします。
ある程度立場のある人がそれをしてしまうと、周りにつく人たちは内心では嫌な顔をしながらも、一応はあなたに従うかもしれません。
けれども周囲との良い関係を築けなければ、いずれは手ひどいしっぺ返しを食らうことになるでしょう。
一般的な考え方の人であれば、社会の中で自分が生活しやすくするために、ある程度周囲と良好な関係を保とうとします。
特別親しくなくても、「無難な関係」になっていれば、問題もなく平和に日常を過ごすことが出来ます。
けれども傍若無人な人は、自分さえ良ければ周りの関係などどうでも良いという考え方をしていますので、当然周囲に気を遣うことなどしません。
向こうから媚びを売ってくるのなら受け入れるでしょうが、お偉いさんでもない限り、自分が嫌な思いをしてまで皆、媚びへつらったリなどしないでしょう。
9、身勝手な言動で周囲の人を振り回す
傍若無人な人は、自分の勝手な都合で度々周囲を振り回すことがあります。
例えばあなたが友達とデパートへ出かける約束をしていたら、当日あなたは当然買い物をする気で出かけますよね。
ところがいざ待ち合せたところで友達が「やっぱり遊園地へ行きたくなったからそっちに行こう」と言い出したら・・・もちろん困りますよね。
ちょっとした予定を「やっぱりああしたい、やっぱりこっちがいい」などところころと変えられては当然それをされる側は困惑します。
また、予め決めておいたスケジュールの中で、既に交通機関のチケットを買ってしまっていたり、
店やホテルを予約しておいた場合にそうして振り回されると、迷惑を被るのは自分だけではありません。
けれども傍若無人な人というのは、そんなこちらの迷惑もお構いなしなのです。
その時の気分だけであっちこっちと予定を変えて、自分の好きなように動き回ります。
振り回している本人は良いでしょうが、それをされる側にとっては「もういい加減にして!」と叫びたくなります。
10、自分の話ばかりする
常に自分を中心に物事を考えている人は、どんな場においても自分のことを話題の中心に位置づけようとします。
仲良く友達同士で話をしているのに、「そういえば私さ~」と自分の話を何度も持ち出し、
挙句誰かが「この間〇〇へ行ってきたんだ」などと言い出せば、「そこ私も行ったよ!私が行った時は~」とすぐさま自分の話題へとすり替えてきます。
当然それをされる方は面白くないですよね。
仮に誰かが「今は〇〇ちゃんの話だから」と指摘しても、まったく聞く耳を持たずに自分の話を続けるか、むすっと不機嫌になって黙り込んでしまいます。
子どもにありがちなわがままな言動ですが、良い大人になっても平気でそれをしている人は、傍若無人の可能性が高いです。
そんな人には指摘をしても意味がありません。
さっと話を切り上げてその場から立ち去るしか手はないでしょう。
11、常識やマナーがなっていない
傍若無人な人は、「自分さえ良ければいい」と物事を考えています。
それゆえ、その場において相応しい行動を取ることが出来ず、一般常識といったものに欠落しています。
食事の場で平気で下品な話をしてきたり、人前でげっぷやおならをして当たり前という顔をしていたり。
混み合う電車の中で優先席に陣取り、お年寄りや身障者が来ても知らんぷりなど、傍目からすると大変常識知らずな行動を取ります。
そしてそれを指摘されても、「自分の勝手だろ!」と逆上する場合が多いのです。
12、迷惑を考えず好き勝手に振る舞う
人の迷惑を考えずに振舞う人は時々います。
人込みの中で傘を振り回したり、大きなザックを下げたまま人にぶつかってきたり。
最近ではながらスマホをしていて人にぶつかり、口論になることもあるようです。
傍若無人な人の場合はそれを行う側で、仮に誰かとぶつかったり注意をされると、「何が悪いんだ!」と感情的に食ってかかってきます。
例えそれがどんなに非常識な行動であっても、決して自分が悪いとは思わず反省もしないため、何度も同じことを繰り返す羽目になるのです。
13、態度を改善するよう言うと食って掛かる人も
傍若無人な人の多くは、自分に対する指摘や注意、もしくは親切心からの発言を「余計なお世話」だと感じています。
また、感情的な人が多いため、うっかり親切心から間違いを指摘すると、途端に逆上して食ってかかることがあります。
そんな人の多くは威圧的、もしくは高圧的な態度であったり、暴力性を匂わせるような物言いをしてきますので、
相手が指摘されるのを嫌がる人だと気付いた時点で、それ以上こちらから首を突っ込まない方が良いでしょう。
14、感情の趣くまま生活している
感情の趣くままにただ生活している人というのは、そういるものではありません。
しかしもしもあなたの周りで、「お腹空いたから何か作って・買ってきて」や「天気が悪いから今日は仕事に行かない」といった自儘な生活をしている人がいたら・・
その人は傍若無人な人なのかもしれません。
好きだから好きなことをするのは当たり前ですが、傍若無人な人は我慢をするのが極端に嫌いです。
一般的には当たり前のことでも、「嫌だからやらない」「好きだから他の都合に関係なくやる」といった問題行動が見られます。
15、トラブルを起こしやすい
傍若無人な人はいつも自分勝手です。
自分の都合で物事を判断しますし、周りの事情などお構いなしに好き勝手してはた迷惑に振り回します。
そんな生き方をしていては、トラブルになるのは当たり前です。
むしろ、傍若無人な人こそ、トラブルの元凶ともいえます。
誰かに迷惑をかけて喧嘩になったり、揉め事を起こして平気な顔をしていたり、自分が悪いと思っていないからこそ、相手と余計にトラブルになってしまいます。
あなたの周りにはいませんか?いつも誰かしらとぶつかっている人が。
もしもいたら、その人を一度よく観察してみて下さい。
実は傍若無人な人なのかもしれません。
16、いつまでも根に持つ
傍若無人な人は、間違いを認めないことも多いですが、もし間違いだと認めざるを得ない場合には、他の何かや誰かのせいにすることがあります。
何か他のことのせいにするならばまだしも、その対象が人物である場合には、その人に対して勝手に不満を抱き、いつまでも根に持つことがあります。
そんなもの、根に持たれる方は「え?なんで!?」となりますよね。
また、自分を指摘してきた相手や、間違いを正してきた相手に対して敵意の感情を向ける場合も多いです。
要は、自分が気に入らないことがあると、それに関わった相手に対していつまでも根に持つのです。
根に持たれる方にとっては、これ以上ない理不尽ですよね。
感情的なシコリが残りやすい
傍若無人な人は自分に間違いがあれば人のせいにしますし、また指摘をされれば感情的になります。
まるで子どものように、自分の悪いところを素直に認めずに、周りの誰かのせいにしようとするので、
「あいつは嫌な奴だ」「あいつのせいで」といった負の感情が強いのです。
そのため、一度根に持つと蛇のように執念深くもあります。
それは、それだけ当人にとって感情的なシコリが自分の中に残りやすく、また解消しづらいということでもあります。
17、相手を逆恨みする事もある
間違いがあれば誰かのせいにし、指摘をしてきた相手に対して食ってかかるような人の場合、ささいなことで相手を逆恨みすることもあります。
例えばある男性が高そうなスーツを着て得意げに道を歩いていたとします。
しかし良くみると、値札がついたままになってしまっています。
あなたは親切心で男性に、「値札がついたままですよ」と教えたとします。
一般的にはここで、男性はあなたに「有難う御座います。」と感謝するでしょう。
しかし、相手がもしも傍若無人な人だった場合、「せっかくびしっと決めて歩いていたのに、俺に恥をかかせやがって・・!」と理不尽な逆恨みをしてくるでしょう。
そう、本当に理不尽な内容で逆恨みをしてくることがあるのです。
そのため、どんなささいな一言がきっかけで、相手から逆恨みをされるか分かったものではないのです。
なぜ傍若無人な態度をとるのか
傍若無人な人は、何故そのような態度を取るのでしょうか。
一体何が原因で、何のためにそんなはた迷惑な行動をするのでしょう。
生まれつき傍若無人な人など存在しません。
誰しも何かのきっかけで、そんな風になってしまうのです。
では、一体どんな人が傍若無人になる要素を持っているのでしょうか。
自分の劣等感を満たしている
理不尽な態度を取ってくる人には、実は劣等感が強い傾向があります。
「弱い犬ほどよく吠える」といったことわざのように、人間的に自分に自信がなかったり、周囲に対して強い劣等感を持っている人ほど、
周りにきつい態度を取ったり、自分を大きく見せたりするのです。
本当は自分もそんなに大した人間ではないことを、心の底では分かっているのに、
周囲の人たちよりも「自分の方が優れている、自分の方が正しい」という風に振舞います。
それを周りが真に受けることで、自分の劣等感を満たせるのです。
そんな人の場合には、自分の心の奥底を誰かい見抜かれるのを酷く嫌がります。
そのため、他人を寄せ付けないようにわざと酷い振る舞いをする人もいるのです。
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自己愛が他人より強い
自己愛が極端に強い人は、傍若無人になる要素を大いに含んでいます。
何故なら、自分のことが誰よりも大事で、自分のことが誰よりも何よりも一番だと考えている節があるからです。
そんな人は誰かと話をしていても、気付けば自分の話題ばかりを口にしています。
また、非常の際には周囲がどれだけ困っていても、自分だけが無事ならばいいと考えて行動します。
誰しもある程度自衛の本能は持ち合わせているものですが、自己愛が強い人は、よりその傾向が強いです。
高いプライドを持っている
プライドが高い人は、自分が間違いをおかしていることに気付いても、
自尊心が邪魔をして中々素直にそれを認めることが出来なかったり、謝ることが出来ない場合があります。
心の中ではどうすればいいのか分かっているのに、周囲から見た自分や、誤りを認めることが格好悪いと感じてしまうと、つい尖った対応を取ってしまうのです。
ある程度のプライドは必要ですが、過剰になってしまうとただの「面倒くさい、扱いにくい人」と思われてしまいます。
また、折角本心では謝りたいと思っていても、口に出せなければその感情を他者には理解してもらえません。
プライドが高すぎるというのは、中々厄介な問題なのです。
付き合うのも一苦労…
傍若無人な人と付き合っていくのは一苦労です。
一般的な感覚の人と比べると、相手にするとこちらが本当に疲れてしまいます。
しかし、社会の中で生活していく上で、時にはそんな人と付き合っていかなければならない場合もあります。
学校の先生や先輩が傍若無人だったり、会社の上司がそんな人の場合には、嫌でもやっていくしかありませんよね。
でも、そんな厄介な人とどうやって付き合っていけばいいのでしょうか。
どうやって付き合っていけばいいの?
傍若無人な人と、まともに腹を割って話し合おうとしても、こちらが疲れてしまうだけです。
そのため、適度な距離感で上手に付き合っていく必要があります。
上手に交わして付き合うことが出来れば、その分あなたの心労も減ります。
自分を守るためにも、これから挙げるいくつかのコツを掴んでおきましょう。
とにかく冷静な対応をとる
傍若無人な人に常識を説いたところで、返ってくる反応は生返事か、「大きなお世話だ」のイラついた文句です。
例え相手に食ってかかられたとしても、あなたまで感情的に反論してはいけません。
感情同士がぶつかると、どちらも収集がつかなくなってしまい、上手くまとめることが出来ません。
相手が冷静でない分、あなたはとにかく冷静になって対応しましょう。
何を言われても、淡々と正論で返しましょう。
あなたが毅然とした態度でいれば、逆恨みされる可能性はありますが、いったん相手は引くはずです。
イライラしても仕方ないと諦める
誰しも傍若無人な態度を取られれば腹が立ちます。
イライラして、つい相手の間違いを指摘してやりたくもなるでしょう。
しかし一々それをしていては、あなたが体力を消耗してしまうだけです。
相手からしたら傍若無人な態度は日常茶飯事なので、仮にあなたが相手に対して一度に10心身を消耗しても、相手はたったの1しか消耗していません。
ただあなたが疲れて、大いにストレスを溜め込んでしまうだけになってしまいます。
自分を守るためにも、相手が普通の話が通じない人だと諦めることです。
一々相手にイライラしても仕方がないといっそ諦めましょう。
それが出来ないというのなら、極力相手と関わらないように努めましょう。
相手に飲まれない
傍若無人な態度を取られた時、思わず困惑してしまったり、つい相手の望む通りに頷いてしまうことがあります。
傍若無人な人には根拠のない勢いがあり、また威勢があるためそれにうっかりと飲まれてしまうからです。
しかし、それでは相手がただ調子に乗って、ますます傍若無人っぷりを発揮してしまいます。
こちらが冷静になって、おかしいと思うところは頷いたり従わずに、凛とした対応を試みましょう。
上手に相手を褒めてみる
傍若無人な人は一見扱いにくそうですが、意外にそんなことはありません。
傍若無人な人は自己主張がとても分かりやすく、何が良くて何が気に入らないかがはっきりしています。
そのため、「これ良いでしょう!?」と言ってきたら「うん、とってもいいね!」と素直に褒めてあげれば、それだけで相手は気分が良くなります。
これは相手が自分の上司や先輩の場合に特に有効です。
下手に口答えや反論をせずに、相手が自分で良いと思っているであろう部分を褒めてあげるのです。
そうすることで、多少は自分のやりやすいように相手と関係を築くことが出来ます。
いちいち本気で相手をしない
傍若無人な人の言動をいちいち真に受けて相手にしていては、自分自身が疲れてしまいます。
また、口から出てくる言葉も真実以外が混じっていることも大いにあります。
それをいちいち信じていては後で馬鹿を見るかもしれません。
自分が今関わっている相手が傍若無人なところがあると感じたら、相手に注ぐ神経を少し減らしましょう。
自慢話や愚痴は話半分に聞き流し、おかしいと思うところがあっても、下手に指摘をしたりするのは控えましょう。
要らぬ火の粉を自分から被る必要はありません。
傍若無人な人と仲良くならない
もしもあなたに近づいてきた人が傍若無人な人だったら・・単純に、仲良くならずに一定の距離を置くことをおすすめします。
例えその過程で相手があなたのことを悪く言ったとしても、そういう人の場合はあなた以外の人のことも何だかんだと言いふらしています。
そして、そんな人の言うことは、大抵の人はあまり本気にはしません。
この先ずっとトラブルを抱えていくことを思えば、一時の些細なトラブルくらいは我慢して、さっさと距離を置いてしまいましょう。
それが結果的に、あなたを守ることになるのです。
初めて会った時から「危ないな」と感じる様な人と付き合わない事が賢明
傍若無人な人や、ちょっと危ない人の場合は、大抵は第一印象がものすごく良いか、ものすごく悪いかのどちらかです。
ものすごく悪い場合には一見して直ぐに分かりますので、とっとと離れて付き合わないことが賢明です。
しかしもしも第一印象がとても良い人だった場合には、中々本性を見抜くことは難しいですよね。
付き合っていく中で、いつも話題を自分のことに擦り替えたり、
自分の非や間違いを認めない、また自分勝手にあなたを振り回すことがあれば、その人は傍若無人な可能性が高いです。
ある程度親しくなってしまってからでは、その人から離れることは大変かもしれません。
しかし、あなたをストレスやトラブルから守れるのは、結局のところはあなただけなのです。
自分の身を守るためにも、「あれ、この人ってちょっと危ないんじゃ・・」と感じたら、出来るだけ速やかにその人との付き合いを控えるようにしましょう。
【傍若無人な人にならないためには、こちらの記事もチェック!】