誰しも何かのきっかけで、そんな風になってしまうのです。
では、一体どんな人が傍若無人になる要素を持っているのでしょうか。
自分の劣等感を満たしている
理不尽な態度を取ってくる人には、実は劣等感が強い傾向があります。
「弱い犬ほどよく吠える」といったことわざのように、人間的に自分に自信がなかったり、周囲に対して強い劣等感を持っている人ほど、
周りにきつい態度を取ったり、自分を大きく見せたりするのです。
本当は自分もそんなに大した人間ではないことを、心の底では分かっているのに、
周囲の人たちよりも「自分の方が優れている、自分の方が正しい」という風に振舞います。
それを周りが真に受けることで、自分の劣等感を満たせるのです。
そんな人の場合には、自分の心の奥底を誰かい見抜かれるのを酷く嫌がります。
そのため、他人を寄せ付けないようにわざと酷い振る舞いをする人もいるのです。
自己愛が他人より強い
自己愛が極端に強い人は、傍若無人になる要素を大いに含んでいます。
何故なら、自分のことが誰よりも大事で、自分のことが誰よりも何よりも一番だと考えている節があるからです。
そんな人は誰かと話をしていても、気付けば自分の話題ばかりを口にしています。
また、非常の際には周囲がどれだけ困っていても、自分だけが無事ならばいいと考えて行動します。
誰しもある程度自衛の本能は持ち合わせているものですが、自己愛が強い人は、よりその傾向が強いです。
高いプライドを持っている
プライドが高い人は、自分が間違いをおかしていることに気付いても、
自尊心が邪魔をして中々素直にそれを認めることが出来なかったり、謝ることが出来ない場合があります。
心の中ではどうすればいいのか分かっているのに、周囲から見た自分や、誤りを認めることが格好悪いと感じてしまうと、つい尖った対応を取ってしまうのです。
ある程度のプライドは必要ですが、過剰になってしまうとただの「面倒くさい、扱いにくい人」と思われてしまいます。
また、折角本心では謝りたいと思っていても、口に出せなければその感情を他者には理解してもらえません。
プライドが高すぎるというのは、中々厄介な問題なのです。
付き合うのも一苦労…
傍若無人な人と付き合っていくのは一苦労です。
一般的な感覚の人と比べると、相手にするとこちらが本当に疲れてしまいます。
しかし、社会の中で生活していく上で、時にはそんな人と付き合っていかなければならない場合もあります。
学校の先生や先輩が傍若無人だったり、会社の上司がそんな人の場合には、嫌でもやっていくしかありませんよね。
でも、そんな厄介な人とどうやって付き合っていけばいいのでしょうか。
どうやって付き合っていけばいいの?
傍若無人な人と、まともに腹を割って話し合おうとしても、こちらが疲れてしまうだけです。
そのため、適度な距離感で上手に付き合っていく必要があります。
上手に交わして付き合うことが出来れば、その分あなたの心労も減ります。
自分を守るためにも、これから挙げるいくつかのコツを掴んでおきましょう。
とにかく冷静な対応をとる
傍若無人な人に常識を説いたところで、返ってくる反応は生返事か、「大きなお世話だ」のイラついた文句です。
例え相手に食ってかかられたとしても、あなたまで感情的に反論してはいけません。
感情同士がぶつかると、どちらも収集がつかなくなってしまい、上手くまとめることが出来ません。
相手が冷静でない分、あなたはとにかく冷静になって対応しましょう。