会社の上司から「これはこうしてくれ」と大まかな指示を受けて、詳細を確認せずに自分で勝手に解釈してまとめたものを提出して、
上司に「これは違うぞ!」と注意を受けた時。
一般的な人は上司に細かい確認を取らなかったことを反省するでしょう。
しかし傍若無人な人は、「これはこうしろと言われたからその通りにやっただけなのに、
なんで自分が怒られるんだ!」と自分のやり方を顧みることもなく、内心で上司に文句を言うでしょう。
傍若無人な人は、どんなケースであれ、また相手がどんな立場であっても、決して自分の間違えや非を認めようとはしないのです。
それは傍から見ると、異常なまでに頑固で柔軟性のない人に映ります。
2、他者を貶める事で立場を高めようとする
傍若無人な人は、常に自分のことしか考えていません。
学校の中でなら、自分が目を付けた相手を堂々と、もしくはこそこそと貶めて自分の立場を高めようとします。
例えば校庭の花壇の世話を二人で任された時に、一人が一生懸命世話をしている傍らで、一人はぼんやりして怠けています。
しかし世話が終わった途端に、怠けていた生徒が先生に「終わりました!」と笑顔で報告して、何もしていないのに「自分は頑張りました」とアピールします。
こんな人は時々見かけますが、傍若無人な人はさらに、先生に「もう一人はサボってました」などと頑張っていた生徒を貶めるような嘘の発言をします。
そうしてもう一人の生徒を貶めることによって、先生から与えられる自分の評価を挙げようとするのが、傍若無人な人の行動パターンなのです。
会社の中でも時々見かけませんか?
誰かを貶すことによって、自分の立場を有利に持って行こうとする人を。
自分は社長に媚びを売って、他の女子社員の悪口を吹き込む人や、他人の功績を
「あいつはひどい手口を使ったんだ」と貶して結果の出なかった自分の存在をアピールする人。
傍若無人な人は、案外あなたの周りに潜んでいるかもしれません。
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3、「自分は正しい」と信じている
傍若無人な人は、常に自分を「正しい」と信じています。
だからこそ、他者から指摘された自分の間違えを絶対に認めようとはしないのです。
もしも本当に間違っているという事実を突きつけられたら、「それはアイツが〇〇だって言ったから自分もそう思ったんだ」などと、
必ず誰かや何かのせいにして逃れようとします。
言い訳や責任逃れをするということは、「自分は悪くないし、自分は間違っていなかった」と思っている良い証拠です。
自分の行動を正しいと思うこと自体は悪いことではありません。
しかし人間は誰しも間違いを犯すものです。
その間違いを受け入れて反省し、次に活かすこともまた人間ですが、傍若無人な人は、そもそも自分が間違っているという事実を受け入れようとはしません。
受け入れないからこそ、「自分は正しい」と信じ込んでいるのです。
4、周囲の言葉に耳を傾けられない
傍若無人な人は、常に自分中心の考えで、いつでも自分が正しいと思っています。
だからこそ、周囲の人の言葉に耳を傾けられず、また他の人の考えや気持ちを理解出来ません。
例え周りがその人のためを思って口にする言葉も、当人の耳を右から左へと抜けていくばかりで、何一つ心には響かないのです。
それはその人自身が、周囲の言葉に耳を貸そうとは思っていないからです。
本人にその気がないのに、周りが何を言ったところで無駄なのです。
例えどんなに優しく諭しても、どんなに熱心に語り掛けても、まさに「馬の耳に念仏」状態で、終いには周囲が疲れてしまいます。