ですから、経験の『経』の文字の意味である『すじみち』のとおり、成功した経験も失敗した経験も本人の中では『つながって』いるのです。
ですから、成功した経験から学ぶことができますし、失敗した経験からも学ぶことができます。
経験には、無駄な経験は1つもないのです。
経験の全ては、人の成長にとって欠かせない『糧』なのです。
改善点を考えると成長できる
目の前の出来事に立ち向かった結果、失敗した経験を『過去の出来事』として追いやらずに大切に積み上げることで、気づきを与えてくれることがあります。
失敗した経験も人の成長にとっては、『血となり肉となって』、大切な人生の『糧』として役立つときがきます。
失敗した経験は、本人に考える機会を与えてくれますので、改善点を思案することで、自身を成長させてくれます。
つまり、失敗した経験は、人生をステップアップさせてくれるキッカケを与えてくれるのです。
3.夢や目標に確実に近づけるから
日々の生活の経験の積み上げで創られていく人生に於いて、将来への夢や目標を描くことは、人生をステージアップさせるために大切なことです。
夢や目標を描ける人は、自身の将来に向けて、ステージアップさせたい意欲を抱いていることの表れです。
将来への夢や目標を実現に近づける原動力の働きをするのが『経験』です。
日々の生活で積み上げられた経験は、良い経験も良くない経験も、夢や目標に向かって確実に歩んでいくためのエネルギーとなってくれます。
『壁』に直面した時、今まで積み上げてきた経験が『発動』して、夢や目標に向けた『すじみち』を示してくれます。
経験のお蔭で、無駄のない選択肢の方向に歩みを進めることができ、夢や目標に向かって大きく近づけることができます。
理想の道に近づく
あなたが描く夢や目標は、あなた自身が日頃描いている理想の姿が元になっていると言えます。
人は描いた理想を実現させるための方向づけとして、夢や目標を定めるのです。
夢や目標は、日々の生活で直面する出来事から、安易な逃げの選択をすると実現できません。
目の前の『壁』に真摯に向き合い、考えて行動することで理想の道に近づくことができるのです。
行動した結果、壁を乗り越えることができなくとも、行動した『事実』が経験として積み上がっていきます。
積み上げた経験は将来への教訓として、理想の道に近づくために役立たせることができます。