4.本当に必要なことがわかるから
経験は、『二の舞』を防ぐための気づきのキッカケをもたらしてくれます。
人は難しい場面に遭遇したとき、的確な対処が出来ず仕舞いになることがあります。
今までの人生での経験を積み上げてきた人は、難しい出来事に直面したとき、過去の経験を思い起こし優先付けすることで、的確な対処方法を選択して乗り越えることができます。
多様な経験を積み重ねることで、将来に向けた『人生の流れ』という視点で物事を観て判断することが出来るようになります。
つまり、様々な物事の重要度に応じた優先付けが適切に出来るようになるのです。
今まで積み上げてきた様々な経験を振り返ることで、本当に必要なことが浮き彫りになって分かるようになります。
経験することで必要不必要がわかる
日々の経験を積み上げていくことで、自分の人生にとって大切なことと、大切でないことの『選別眼』が備わってきます。
経験は目の前の出来事に、自身の持つ知識と判断力とをフル稼働させて対処した結果を見ることで、対処方法が適切であったかどうかを自己確認できます。
経験のたびに自己確認をすることで、直面した物事が自身の人生にとって必要か不必要かを的確に見分けることが出来るようになります。
経験の積み重ねは、物事の神髄を見分ける『嗅覚』を育ててくれます。
5.経験と経験を組み合わせられるから
日々の生活の中で、自身が積み上げた多様な経験の中には、似た者同士の経験も含まれていますので、経験と経験とを組み合わせて、難しい出来事を適切に乗り越えることが出来る場面もあります。
様々な経験を積み上げていると、経験同士の組み合わせが多数になりますので、経験パターンが多いほど、多様な出来事の対処に応用できるようになります。
経験が豊富であることは、将来に向けた人生の歩みの中で『壁』に直面しても、数多くの経験の中から最適な組み合わせを活用することで、解決の糸口を見出すことができます。
より深く経験できる
仕事や私生活の中で難しい場面に遭遇したとき、今まで積み上げてきた経験の中から対処方法が頭の中に浮かんでくることがあります。
しかし、頭に浮かんできた対処方法では解決に至らず、別の対処方法を模索する状態に陥ることがあります。
このような時には、今まで積み上げてきた多くの経験の中から、経験同士を組み合わせる方法があります。
様々な課題が絡み合った難しい『壁』に直面したときには、今まで積み上げてきた多くの経験の中から、経験同士を組み合わせる方法があります。
複数の経験を組み合わせて活かすことで、1つ1つの課題を乗り越えることができて、結果として『壁』を解消できたとき、更に新たな経験を積むことになります。
つまり、過去に積み上げてきた経験を組み合わせて活かすことで、新たな経験を創り出すことができるのです。