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経験が人生において何よりも大事だと...(続き7)

難しい課題に直面したとき、乗り越える『スデ』を模索することがあります。

模索する時間を短くするためには、積み上げてきた過去の経験からケースごとの『想定問答』を日頃から繰り返しておくことで、経験から多くの学びを得ることができます。

『想定問答』を繰り返すことで、対処方法を模索する時間を短縮できます。

また、直面した『壁』に立ち向かうとき、『想定問答』を繰り返すことで、今まで積み上げてきた経験を的確に活かすことができます。

積み上げてきた過去の経験を活かすことで、新たな貴重な経験として積み上がっていきます。

経験と体験の違い

経験で使われている文字である『経』には、『みち』、『すじみち』という意味があることから、『経過』や『経緯』、『経路』など、時間的つながりを持つものを表現するときに使われます。

人の人生も誕生から始まって、日々の流れである『すじみち』により成長していきますので、『人生経験』という言い方がされています。

『経験』の意味となっている、『実際に見たり、聞いたり、行なったりすること』は、日々の生活の中で繰り返されて、人格形成の『糧』として蓄積されていくのです。

ですから、『経験』というコトバには、時間の流れの中で繰り返される『つながり』を意味しているのです。

一方、『体験』には、時間の流れや繰り返される出来事の考え方は含まれていませんので、一度限りや稀な出来事を表わすときに使われることが多いです。

人の生き様である『人生』は、目の前の出来事を乗り越えることを繰り返しながら成長していくものです。

つまり、『経験』の積み重ねが人生と言えます。

一方、『体験』には一度限りの出来事という意味合いがあるため、積み重ねるという考えはありません。

時間のつながりを持った『経験』と、一度限りの『体験』とでは、人生に及ぼす影響面が異なりますので、使い分けがされているのです。

ですから、『人生』という日々の連続性をもった繰り返しの積み重ねを表わすとき、『人生体験』とは言わずに『人生経験』と表現されるのです。

経験とは


人の成長を語る場面で良く出てくる言葉が『経験』です。

人が成長していくためには、様々な経験を積むことが欠かせない大切なことという考えが、世間の一般的な考えとして広く行き渡っています。

経験とは、日々の生活の中で直面する様々な場面で、観たり聞いたり行なったりすることで、人間的成長の『糧』となっていくことを意味しています。

人の成長は、知識の積み重ねだけでは、『片手落ち』の成長となるため、実際に身体の五感を活かしながら様々な課題を乗り越えることの積み重ねが、人の成長にとっては欠かせない要素になると言えます。

人格形成や人間力の向上にとって、様々な『経験』を体感することは大切なことです。

畑の野菜が成長するためには『肥料』が必要となります。

人も野菜と同じで、成長していくためには経験という『栄養』が必要なのです。

人は、頭の中の知識だけでは人格形成されません。

『経験』が繰り返されて蓄積されることで成長の『糧』となっていくのです。

実際に見たり聞いたり行ったりすること

人にとって経験とは、日常生活の中で織りなされる様々な人間関係や出来事に直面し、その場面を乗り超える『術』を身につけることを積み重ねていくことです。

人生の様々な場面を乗り越える『術』は、直面する物事を実際に見たり聞いたり行ったりすることで、『経験をした』と言えるのです。

日々の生活の中で『壁』に直面した時、安易な逃げの行動を選択するなら、経験とは縁のない惰性を繰り返す人生に陥ってくことでしょう。

しかし、目の前の『壁』に真摯に立ち向かうとき、『壁』の正体を掴むために見たり聞いたり行動する姿は、『経験』を体感している姿と言えます。

色々な人が経験をする姿を観るとき、実際に見たり聞いたり行うという『行動』の積み重ねの大切さを教えてくれます。

することによって身についた知識や技能


日々の生活の中で直面する人間関係や様々な課題から逃げずに向き合うことで身についた知識や技能は、『貴重な経験』と言えます。

自分の身体で味わった体感は、頭と身体の両方に『成長の糧』として積み上がっていきますので、人の成長にとって大きな『栄養』になっていきます。